有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場
日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。
しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。
楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。
ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。
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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場
Candide Overture キャンディード序曲 レナード・バーンスタインLeonard Bernstein
1918年生まれ、アメリカの作曲家で指揮者、ピアニストでもあるレナード・バーンスタインの作品、歌劇「キャンディード」より【序曲】です。
キャンディードは18世紀フランスの思想家ヴォルテールの社会を痛烈に批判した冒険小説を原作としています。
苦労を重ねこの小説をオペラにアレンジしたのがレナード・バーンスタインです。
オペラ 夢中病の女(ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作)カリアリ劇場リリコ管弦楽団
ベルリーニが得意とする秀麗なメロディーが多く楽しいオペラ「夢遊病の女」。
スイスで村一番の美人アミーナは富裕な地主のエルヴィーノと結婚することになっていましたが夢遊病で誤解を招き結婚は破談するものの、最後はめでたく二人は結ばれるというハッピーエンドの作品です。
Dialogues des Carmélites de Poulenc – Les grands moments – Atelier d’opéra UdeMFrancis Poulenc
1899年生まれ、フランスの作曲家フランシス・プーランクの作品、歌劇「カルメン会修道女の対話」です。
このオペラの原作は、1974年に処刑された16名のカルメン会修道女の実話が基になっています。
パリをはじめ各地で上演されるとたちまち好評を博しました。
売られた花嫁(スメタナ作)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
スメタナの「売られた花嫁」は、チェコを代表するオペラです。
村人達を表現するのにポルカなど民族舞踊のリズムなども出てきて、ボヘミアのノスタルジーが漂う作品です。
このオペラの成功で、チェコの国民音楽は広くヨーロッパに知られるようになりました。
自分で自分がわからないTeresa Berganza
モーツァルトのフィガロの結婚より、1幕のケルビーノのアリア。
男役を女性歌手が演じるこの役はいわゆる「ズボン役」です。
思春期のケルビーノの繊細で複雑な感情を豊かに表しており、モーツァルトの天才たる所以を垣間見ることができます。
プロヴァンスの海と陸Dietrich Fischer-Dieskau
ヴェルディの椿姫より、2幕のジェルモンのアリア。
家柄、身分違いの息子の恋を諦めるように説得するシーン。
ヴェルディの中でもその優美さは随一であり、ヴェルディバリトンにとって外すことができないレパートリーです。