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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

スペインの時 (モーリス・ラヴェル作)パリ国立歌劇場管弦楽団

ラヴェルの印象派としての特色が大きく出ていて、オーケスラトレーションが繊細で緻密な色彩感で表現されいます。

演奏される音の陰陽の対比が大変におもしろいオペラです。

初演は、1911年5月パリのオペラ・コミック座で行われました。

オペラ 夢中病の女(ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作)カリアリ劇場リリコ管弦楽団

ベルリーニが得意とする秀麗なメロディーが多く楽しいオペラ「夢遊病の女」。

スイスで村一番の美人アミーナは富裕な地主のエルヴィーノと結婚することになっていましたが夢遊病で誤解を招き結婚は破談するものの、最後はめでたく二人は結ばれるというハッピーエンドの作品です。

手紙の場ディナーラ・アリーエワ:歌

オペラ「エフゲニー・オネーギン」のうちの1曲です。

奥手だった娘タチアーナが、華やかな社交の場から田舎にやってきたオネーギンに出会い、一目で好きになってしまい、その熱い想いを、手紙にしたためるときに歌う曲です。

うかれたり、思い悩んだり、恋によって心があれこれと変わる様子が表現されています。

カタログの歌Fernando Corena

モーツァルトのドンジョヴァンニより、1幕のレポレッロのアリア。

ドンジョヴァンニのかつての妻に主人がいかに多くの女性と関係をもっているか「女性カタログ」を持ち出して説明するシーン。

Anja Silja – Janacek – Vec Makropoulos – Final part 1.wmvLeoš Janaček

作曲家ヤーナチェクのオペラ8作目となる作品、戯曲「マクロブロス」です。

舞台「マクロブロス」を観たヤーナチェクの熱望によりオペラ化されました。

膨大な台詞を持つことから困難とされましたが、情熱と平和を併せ持つ優れたオペラとなりました。

冷たい手をFrancisco Araiza

プッチーニのラ・ボエームより、1幕のロドルフォのアリア。

テノールにとっては勝負所であるハイCが出てくる殺人的な曲ですが、非常に情熱的で甘美なメロディーです。

このオペラ一本を通して歌わなくても、アリアだけをコンサートに採り上げるほどオペラファンにとっては有名です。