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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

Casta Diva/清らかな女神よRenée Fleming/ルネ・フレミング:歌

オペラ「ノルマ」のうちの1曲で、ローマ帝国に支配されているガリア地方(フランス・スイス周辺)に住む巫女長、ノルマが月に向かって平和を祈る歌です。

美しい調べが特徴で、ショパンが積極的に自分の曲のメロディーの参考にしたほどです。

オペラ オルフェオとエウリディーチェ(グルック作)フライブルク・バロック管弦楽団

オルフェウスの愛する妻エウリディーチェが毒蛇にかまれて死んでしまったので、オルフェウスは冥界の王に妻を返してほしいと頼みに行きます。

地上に着くまで彼女を振り返ってはならないという条件で返してもらいますが、途中で妻のほうを振り向いてしまい彼女は再び冥界へと連れ戻されるというストーリーとともに、繊細なメロディーで構成された優美なオペラです。

パヴァロッティ: 誰も寝てはならぬ (プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より)Giacomo Puccini

1858年生まれ、イタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニの作品『トゥーランドット』より『誰も寝てはならぬ』です。

トゥーランドットは1924年にジャコモ・プッチーニの死によって未完のまま遺されましたが、友人フランコ・アルファーノが補筆し、1926年に完成しました。

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」(マスカーニ)Pietro Mascagni

1863年生まれ、イタリアのオペラ作曲家で指揮者のピエトロ・マスカーニの作品、「カヴァレリア・ルスティカーナ」より【間奏曲】です。

「田舎の騎士道」という意味のオペラで、内容は三角関係のもつれによる決闘と殺人です。

この間奏曲は特に有名で、単独で演奏されることも多くあります。

ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)Richard Wagner

1813年生まれ、ドイツの作曲家で指揮者のリヒャルト・ワーグナーの作品、楽劇「ワルキューレ」より【ワルキューレの騎行】です。

「ワルキューレ」は楽劇「ニーベルングの指環」という4つの独立した楽劇からなる連作の中の1つです。

中でもこの第3幕の序奏、ワルキューレの騎行は最も人気が高く、上演も多くされています。

凱旋の合唱ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

エジプトの戦士と、敵国のエチオピアの王女、2人の悲しい恋を描いたオペラ「アイーダ」で歌われる合唱曲です。

歌の内容は、エジプト軍が勝利したことで大勢の民が歓喜し、エジプトの地や女神、王を褒めたたえるものとなっています。

大勢の人が声を合わせて歌うため、壮麗さがあり、舞台の規模の大きさや華やかさを感じることができる曲です。