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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

歌に生き恋に生きLeontyne Price

プッチーニのトスカより、2幕のトスカのアリア。

イタリアプリマドンナオペラの代名詞である作品ですが、タイトルロールの難しさから日本での上演回数はあまり多くありません。

トスカの神への切実な嘆きが感動的で涙を誘うシーンです。

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」(マスカーニ)Pietro Mascagni

1863年生まれ、イタリアのオペラ作曲家で指揮者のピエトロ・マスカーニの作品、「カヴァレリア・ルスティカーナ」より【間奏曲】です。

「田舎の騎士道」という意味のオペラで、内容は三角関係のもつれによる決闘と殺人です。

この間奏曲は特に有名で、単独で演奏されることも多くあります。

あれかこれかEnrico Caruso

ヴェルディのリゴレットより、1幕のマントヴァ公爵のアリア。

権力を振りかざし、自らの浮気性を開き直り歌うシーン。

ストーリーを知っている人であれば、この時点でマントヴァ公爵に嫌悪感を抱く人も多いはずです。

それとも騙されるジルダが悪いのでしょうか?

歌劇 「アルルの女」 ありふれた話 サルヴァトーレ・リチートラFrancesco Cilea

1866年生まれ、イタリアの作曲家フランチェスコ・チレアの作品、歌劇「アルルの女」より【フェデリーコの嘆き】です。

フランチェスコ・チレアはナポリ音楽院に学び、成績が優秀のため公教育省から金メダルを授与されています。

アルルの女は「風車小屋より」の中の短編小説と、それに基づく3幕の戯曲です。

娘か可愛い女房がHermann Prey

モーツァルトの魔笛より、2幕のパパゲーノのアリア。

鈴を片手にパパゲーナが欲しいと歌う。

ドイツのリリックバリトン、プライの声は明るく奔放な鳥刺しパパゲーノには最適です。

余談ですが演出により鈴にはさまざまな形があります。

ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)Richard Wagner

1813年生まれ、ドイツの作曲家で指揮者のリヒャルト・ワーグナーの作品、楽劇「ワルキューレ」より【ワルキューレの騎行】です。

「ワルキューレ」は楽劇「ニーベルングの指環」という4つの独立した楽劇からなる連作の中の1つです。

中でもこの第3幕の序奏、ワルキューレの騎行は最も人気が高く、上演も多くされています。