わかりやすい!ケーブルの巻き方・八の字巻きのやり方
ケーブルの八の字巻きは、音響をやる上で1番初めに教わることといっても過言ではありません。
手順や呼称はそれぞれ異なる場合があるので、この記事で書いていることがすべて正しいわけではありません。
あくまでも私のやり方として書かせていただきましたので、ミュージシャンや音響スタッフ志望の方にとって参考になれば幸いです。
もくじ
八の字巻き
八の字巻きは慣れるまで少し時間がかかってしまうかもしれませんが、ほどいた時にケーブルがよじれたり、絡まったりしないので作業をスムーズに行うことができます。
お店で巻いた状態で売っているケーブル等は、同じ方向に巻き続ける方法で「順巻き」と呼んでいます。
この巻き方だと、ほどいた時によじれたり、絡まったりしてしまいます。
八の字巻きのやり方
https://twitter.com/studiorag/status/1227954408631091204
八の字巻きのやり方を説明していきます。
「順→順→順→順」と巻いていく順巻きとは違い、「順→逆→順→逆」のように、順巻きと逆巻きを交互に繰り返していきます。
1. 左手でコネクタを持つ
2. 右手でケーブルを持って輪を作る(順巻き)
3. 2巻目は右手で逆巻きの輪を作る
この時、無理にねじるのではなく、ケーブルが素直に巻かれるように導いてあげる感覚です。
できた輪がいびつな形ではなく、素直な丸になっていれば、ケーブルにストレスがかかっていない状態です。
4. 交互に2と3を繰り返して巻いていけば完成
巻いたケーブルをずらすとこんな感じです。
順巻きと逆巻きを交互に繰り返しているので、1巻目と2巻目の重なりが異なっています。
これは順巻きと逆巻きが反対方向の「ねじれ」を持っているので、互いに打ち消しあって「ねじれ」が解消され、結果まっすぐほどけるようになっています。
八の字巻きのコツ
最初は逆巻きがやりづらいと思います。(私はそうでした。考えて、勢いをつけないとできませんでした……)
逆巻きのコツは、右手首を内側にひねるか、指先で少しケーブルをよじるとやりやすいです。
音響の現場では、ケーブルの八の字巻きは「早くキレイに」を求められることが多いです。
早くキレイに巻くコツは、右手をケーブルから離さないことです。
右手で輪を作り、その輪を左手に渡して右手はそのままケーブルを滑らせ次の輪を作っていきます。
この時、右手のストロークを同じ幅にすることを意識していくと同じ輪の大きさで巻くことができます。
最後に
作業効率の良さとケーブルにストレスを与えない八の字巻きは必須スキルです。
スキルというには少し大げさかもしれませんが、八の字巻きが出来るかできないかは非常に重要です。
コツさえつかめば、あとは練習あるのみです!
ライタープロフィール
PA・音響
チェックワンえんちゃん
音響フリーランス女子。
専門学校卒業後に所属していた会社(フリーランス集団)が解散後、完全フリーとなり今に至る。
生き抜くために奔走中!