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耳の錯覚「錯聴」が不思議で面白い!
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耳の錯覚「錯聴」が不思議で面白い!

耳も目ほどに騙される

「騙し絵」に代表されるように、目の錯覚を利用したアートや空間造形は多くあります。

これは視覚と脳内での情報処理とのギャップにより引き起こされる現象のようですが、とても不思議で狐につままれたような感覚になりますよね。私達の常識を揺るがすような、非日常を感じさせてくれるのが快感です。

耳の錯覚「錯聴」

老婆と貴婦人

http://www.insightnow.jp/article/1309

視覚同様、聴覚においても様々な錯覚があるようで、それを「錯聴(さくちょう)」と呼ぶそうです。

耳の錯覚、と言ってもピンと来ない方もおられるかも知れませんが、そのデモンストレーションを集めた素敵なサイトがあります。どれもとても不思議な感覚に陥りますので、是非ヘッドホンを付けて試していただければと思います。

錯覚の美術館サイト:イリュージョンフォーラム

イリュージョンフォーラム

http://www.kecl.ntt.co.jp/IllusionForum/index.html

※「錯聴一覧」タブから「知覚的補完」「音脈分凝」等様々なデモが聴けます。目の錯覚「錯視一覧」も面白いです!

いかがでしょうか。これはもはや一つのエンターテイメントと言える程、不思議な聴覚体験ではないでしょうか?

錯聴を活かして楽曲作り!?

レッド・ツェッペリン

http://ja.wikipedia.org/wiki/レッド・ツェッペリン_IV

例えばレッド・ツェッペリンの「Black Dog」に代表されるような、リズムトリックを使い錯聴的に聴こえる楽曲は多くあると思います。

クラシックの楽曲には錯聴要素を盛り込んだ楽曲もあるそうですが、私達バンドマンが普段耳にしたり楽曲制作や演奏をする際には、錯聴を意識することはほぼないでしょう。ステレオでの左右の耳の差異を利用しないと実現できない錯聴もありますが、こういう要素を取り入れると、ちょっとエキセントリックであったりファンタジックな楽曲が出来るかもしれませんね♪

おまけ

下がってるのに、上がってく音?無限音階/シェパードトーン

ライタープロフィール

平田 浩康

ライブスポットラグ

平田 浩康

Live Spot RAGの平田浩康です。

15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。

生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。

大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。

それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。

大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。

日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。

今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。

もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。

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