Piano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選

楽譜売り場やオンラインショップに並ぶ、膨大な量のピアノ初心者向け楽譜。

「ピアノを始めたいけれど、一体何から始めればいいの?」そんな疑問を持ち、何となく一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。

そこで本記事では、ピアノを始めたばかりの初心者の方におすすめの練習曲をご紹介します。

今回は、幅広いジャンルの作品の中から、ピアノ初挑戦や再挑戦の方でも取り組みやすい簡単で弾きやすい曲を厳選しました。

これからピアノの練習を始める方は要チェックです!

【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選

亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

初心者でも挑戦しやすいピアノ練習曲として、モーリス・ラヴェル作の『亡き王女のためのパヴァーヌ』は穏やかで調和の取れた旋律が特徴です。

この曲は、美しいメロディで心を落ち着かせる効果があり、初めてのピアノ学習者が演奏技術を磨くのに適しています。

和音のバランスを意識しつつ繊細なタッチで弾くことで、豊かな音楽表現力が培われます。

心を込めて時間をかけて練習すれば、優美な音楽の奥深さを感じ取ることができるでしょう。

ピアノに親しむ第一歩として、ぜひオススメの曲です。

RAG MUSIC 編集部

25の練習曲 Op.100 第1曲「すなおな心」Johann Burgmüller

ピアノ練習曲集の定番中の定番であるヨハン・ブルグミュラーの『25の練習曲 Op.100』。

この本を手に取って、第1曲目の『すなおな心』を弾かずに終えたという方はきっといないはずです。

規則的に音が並べられたまさに「練習曲」といった雰囲気の曲ですが、細かい強弱にまで気を配りフレージングを意識して演奏することで、十分に芸術性の高い演奏に仕上げられます。

ただ書いてある音を並べただけの単調な演奏にならないよう、楽譜を隅々まで見て音に表してみましょう!

ゆり

ソナチネ Op.36-1 ハ長調Muzio Clementi

イタリア、ローマに生まれ、作曲家、ピアニスト、教師、出版業者などとして幅広く活躍したムツィオ・クレメンティの作品の中でも、知名度の高い1曲。

裕福な貴族の娘のために書かれた『6つのソナチネ』の中の1曲で、難易度が最も低く、初級から中級への移行期に多くのピアノ学習者が練習する作品です。

ソナチネは「ソナタ形式」と呼ばれる楽曲形式を縮小した構成になっており、クラシック作品の形式を学ぶ上でも非常に勉強になります。

曲のかわいらしさを楽しみつつ、曲の構造などの知識も身につけていけるとよいでしょう。

ゆり

上を向いて歩こう坂本九

坂本九さんの『上を向いて歩こう』は、日本人なら誰もが知っているといっても過言ではない、幅広い年齢層の方から愛される名曲!

ピアノ曲ではありませんが、さまざまなアレンジの楽譜が多数出版されており、独特のリズムとメロディをクリアな音で表現することで、聴き映えする演奏に仕上げられます。

はじめは右手のメロディと左手のベース音のみのシンプルなアレンジで練習し、なれてきたら徐々に和音や装飾がプラスされた華やかなアレンジにも挑戦してみてくださいね!

ゆり

2つのアラベスク 第1番Claude Debussy

フランス印象派の作曲家クロード・ドビュッシー初期のピアノ作品であり、ドビュッシーの作品の中で最も有名な曲の1つに数えられる『2つのアラベスク』。

特に第1番は、優雅で美しいメロディで広く親しまれており、ピアノ発表会曲としても人気の高い作品です。

左手の8分音符と右手の三連符が重なる2対3の合わせ方に、はじめは苦戦するかもしれませんが、縦がそろう部分をしっかり合わせながら細かく区切って練習を積み重ねることで、自然に感覚をつかめるようになるはず。

「難しそう」と先入観を持たずに、思い切ってチャレンジしてみましょう!

ゆり