楽器の練習を継続するための「習慣のメカニズム」とは?
楽器の練習時間が取れない……、なかなか練習する気になれない、続かない……。
こういった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
どうすれば練習を習慣化させられるのか、そのために必要な考え方をご紹介しますね。
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はじめに
「練習しなきゃと思っているのだけど……なかなか時間も取れないしやる気も上がらないし……」という方のために、話題のこの本「ぼくたちは習慣でできている」に書かれていることをベースに、「練習を持続させる考え方・方法」についてお伝えできればと思います。
楽器が上手い人はなぜうまいのか?
さて、ちょっと思い出してみてほしいのですが、プロミュージシャンの超人的なテクニックや表現力の演奏を見たり聴いたりして「到底自分には真似できない!」と思ったことはないでしょうか?
では、なぜ彼らはそんなにうまいのでしょうか?
それは「練習しているから」です。
……と書くと当たり前のことのようですが、大体物事の本質って当たり前のことなんです。
じゃぁ、なんでできない人が多いのか?
というと、「当たり前のこと=簡単なこと」という誤解があるからだと思います。
つまり今回のテーマである「習慣」も、「楽器が上手くなりたければ練習の習慣を身につければいい」ということだけ書くと非常にシンプルに見えますが、その裏にはいろんなコツが隠れているというわけですね。
「考えないこと」が大切
というわけでまずは、習慣の「正体」について考えてみます。
この本に沿って、私なりにかみ砕いてお話しすると、「考えた時点でダメ」ということです。
これはつまりどういうことかというと、音楽を本業としていない人の場合、日々にはいろんな誘惑があります。
「練習しなきゃいけないけど、飲みに行きたい……」とか「練習しなきゃいけないけど、眠い……」など、このような本能的な誘惑にかられる自分と「でも練習しなきゃ下手になる!」という理性的な自分が戦うわけですが、もうこのように2人の自分が戦っている時点で習慣化するのは難しいということです。
ではどうすればいいのか?
答えは「考えないこと」です。
つまり、「練習はやるものだからやる」ということですね。
これも一見当たり前のことのようですが、先ほど書いたように「当たり前のこと」は「簡単なこと」ではないということですね。
では実際にどうすればいいのか?ヒントを次に書いていきます。
練習を習慣化するテクニック
この本には「習慣を身に着ける50のステップ」とありますが、その中で楽器の練習に使えそうなものの一部をご紹介します。
例外をつくらない
たとえば「毎日30分練習する!」と決めても「今日は疲れてるから……」とか「今日はみたいTVがあるから」という例外の日を作らないということですね。
例外を作ると、例外の例外が生まれ、変なルールに縛られ収拾がつかなくなるからです。
キーストーンハビットを取り入れる
楽器の練習は気乗りしないこともあります。
そんな時はキーストーンハビットと呼ばれる、全く関係ないことをしてやる気のスイッチを自然に入れる行動をしてみるということです。
私の場合は、とりあえず、床の掃除をするとなんとなくやる気のスイッチが入ったりします。
この床の掃除がキーストーンハビットなわけです。
やる気はやる前にでない
これは最近いろんなところでいわれていますが「考えるよりまず行動」ということです。
「やる気があるから練習をやる」というモードになっていると「今日はいまいちやる気がないな……どうしようかな……」と「考える」ことになってしまいます。
意外と練習しだすと楽しくなってくる経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
習慣のハードルを下げる
これは具体的には、例えばギタリストだったら、ほんとは楽器を出しっぱなしにしておくのがいいでしょう。
これが「ギターをケースから出す」「チューニングする」「エフェクターをつなぐ」という過程があるとどうしても億劫になってしまうので。
スタジオを借りて練習するドラマーであれば一番いいのは、「よく使うスタジオに歩いていける距離に引っ越す」ことです。
これはかなりオススメです。
おわりに
というわけで、今回ご紹介したのはこの本の氷山の一角です。
この他にも面白い話が満載なのでぜひ読んでみてください。
概要を知りたい方は私の個人ブログの過去記事も併せてご覧ください。
ライタープロフィール
ドラマー
Hazime
ドラム歴20年。
プログレッシヴ・ロックバンドのドラマーやってます。
「セレクトーン」という音楽教室にてドラム講師もやっております。
物理学や心理学をからめてドラムの楽しさを広めていくことをモットーとしています。
ウェブサイト:http://www.drum-lesson.net