レコーディング当日までに準備しておくべきこと10選
レコーディングの日程は決まりましたか???
「当日までに何を準備しておけばいいの?」
と気になってる方も多いと思いますので、今回はレコーディングを成功に導くために準備しておくべきことをご紹介します!
もくじ
レコーディング当日までに準備しておくべきこと
完成形のイメージ
どんな音源にしたいかをしっかりイメージすることは楽曲を作る上でも重要なことですが、それをカタチにするのがレコーディング作業です。
初めてのレコーディングでなかなか完成型のイメージができない場合は、お好きなアーティストや参考となるアーティストの音源を聴いてイメージトレーニングしましょう。
その音源をレコーディング当日に持ってきて頂くと、エンジニアもイメージ作りの参考となります。
楽曲のアレンジの確認
当日になって「まだアレンジが決まってない…」というのはよくある話です。
「その場で決めたフレーズがよかったので採用した!」ということもありますが、基本的にフレーズやアレンジは決め打ちで臨むことがスムーズなレコーディングの鉄則です。
練習はもちろん、キメ、ブレイク、ユニゾンパート、コード進行などメンバー間で入念に確認しておきましょう。
本番レコーディングのためのレコーディング、いわゆるプリプロまでできれば安心です。
曲のテンポの確認
基本的にレコーディングではガイドとしてクリックを聴くことが多いのですが、その際にテンポ(BPM)を数値でエンジニアへ伝えられるようにしておきましょう。
変拍子やテンポチェンジがある際は譜面があればより確実です。
録音した後で「想像するより遅かった、早かった」などないようにしましょう。
あとでテンポを変更したい時は、基本的にレコーディングし直さないといけません。
コーラスパートの確認
歌は生声なので、重ね方一つで表現の幅が広がります。
普段のライブなどで楽器を持ちながらコーラスパートを担当しているメンバーにとって、意外と忘れがちになるパートなのでレコーディング当日までに「どのようにハモるのか、どこの箇所を重ねるか」を確認しておきましょう。
リハーサルスタジオなどで主旋律のボーカルパートと一緒に歌い録音して、客観的に聴いて確認することをオススメします。
レコーディングスタジオに常備している機材の確認
ドラムセット、ギターアンプ、ベースアンプ、キーボードなど、どんなメーカーの型番の機材が入ってるのかを事前に確認しておきましょう。
そうすることで当日のセッティングのシミュレーションができたり、自分が持込む機材を準備しやすくなります。
そしてお持込みされる予定の楽器類は事前にスタジオへお伝え頂くとより当日の進行がスムーズです。
楽器のメンテナンス
レコーディング当日になって「久しぶりに使ったら壊れていた!」ということがないよう、動作チェックは念入りにしておきましょう。
電池や弦など消耗品の交換等も済ませておきましょう。
スタジオへのアクセス・入り時間
慣れていないと、なにかと当日はバタバタするものです。
事前にスタジオを下見しておくのもいいかもしれません。
気持ちに余裕を持ってレコーディングができるよう下記の事を確認しておきましょう。
- スタジオまでの所要時間
- 交通手段。車の場合ガレージの有無
- スタジオへの入り時間
- メンバーとの集合場所
- 終電時間
念のため当日にレコーディング時間の延長が可能かも確認しておきましょう
CDプレス納期などのスケジュール
せっかくレコーディングを終えたのに「音源リリースが間に合わない!」とならないためにも確認が必要です。
CDプレス業者に依頼した場合、完成品が届くまで2週間〜1ヶ月程度かかります。
最終入稿日を設定し、そこから逆算してスタジオの空き日をチェックするなどしてスケジュールを決めましょう。
こちらも参考になれば幸いです。
代金
どれぐらいかかるかをあらかじめ計算して、レコーディング当日に支払いができるように用意しておきましょう。
必要ならクレジットカードが使えるかの確認も重要です。
あらかじめレコーディングに向けたバンド貯金をしておくなど、みんなで話し合いましょう。
参考:徹底検証。バンドのレコーディング費用っていくらかかるの?
外部ストレージ
現在のレコーディングのほとんどが、PCや専用機などのオーディオワークステーションを使ったものです。
レコーディングしたすべてのテイク、音量バランス、エフェクトの設定などはデジタルデータとして管理されてます。
そしてまだ最終マスターが出来上がってない状態のデータであっても、原則として原盤権利者が管理しなければなりません。
他の場所で続きの作業されたりする場合も必要になりますので、外部ストレージに保管できるようにしましょう。
最後に
レコーディング当日はベストなテイクを録音することにだけ集中したいものです。
もちろん現場で起こる様々なハプニングや発見はレコーディング作業ならではのこと。
そして音源制作において大切なことです。
それらを楽しみながらレコーディングできるよう、気持ちの余裕を作るためにも、当日までにできる準備は全てしておきましょう。
参考になれば幸いでございます。
分からないことはお気軽にご相談してください!
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya