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ボイストレーニング・発声練習の前に確認しておきたい発音の基礎知識
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ボイストレーニング・発声練習の前に確認しておきたい発音の基礎知識

皆さん、ボーカルライフ、楽しんでいらっしゃいますか?

今回はボーカルの基本の一つである「発音」について書いてみます。

ちょっとしたことで印象が大きく変わるだけに、基本と言えど非常に大事です。

ボイストレーニング(発声練習)やボーカルレッスンの前にぜひ確認してみてください。

発音ははっきりと

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http://www.photo-ac.com/

まずは、はっきりと発音する、ということが基本です。

基本はすべて同じということです。

ボイストレーニング・発声練習やボーカルレッスンなどで、一つの言葉だけ発声しているときにはできるものですが、実際に歌を歌い始めると、急に発音がこもってしまう人は、多いものです。

例えば「青い海」と歌いたいとき。

「あ」「お」「い」「う」「み」

と、ゆっくりでいいので「口の形をきちんと作る」ということを意識して発音してみてください。

結構、口が動きませんか?

これを、曲のテンポに合わせて、素早く動かさなければいけません。

この動きができていないと、発声時に口が閉じた状態になり、こもった音になってしまいます。

初めのうちは、口の動きを意識しながら発音するようにした方が良いでしょう。

意識しなくても口の形が作れるようになり、はっきりした発音ができるまで、要練習です。

発音の注意が必要な言葉

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http://www.photo-ac.com/

あたりは、気を付けるべき言葉だと思います。

これらの言葉、とくに「カッコよく歌いたい」という場面で、勢いをつけて発音したくなる言葉たちです。

例えば、EXILE「Rising Sun」「ラーイジーン サーン」ですね。

カタカナで書くとダサいですが…

これを、「ラーイズィーン スァーン」とやってはいけません。

・・・いや、EXILE本人も多少はやっているので、やってはいけないというより、やりすぎてはいけません、と言うべきでしょうか。

これは、2つ理由があります。

ということ。

「発音がねっとりとしすぎる」というのは、例えばカラオケなんかで「カッコつけすぎてて逆にダサい」という歌い方をしている人、見かけたことありませんか?

まさにそれです。

発音を崩すにしても、崩し具合が大事です。

やりすぎてないかどうか、注意してください。

もう一点「息が出すぎる」というのは、「ジ」を「ズィ」などと発音すると、子音の「Z」の発音が強くなりすぎて、思いっきり息が出てしまうことになります。

そうなると「吹かれ」という現象がおこるのです。

マイクに必要以上に息が吹きかかり「ザー」という雑音になってしまう現象です。

最後に

発音は、はっきりとする、というのが基本中の基本です。

発音を崩して歌うのは、それからです。

もし崩すにしても「気を付けるべき言葉」というのもあります。

サ行、ザ行、タ行、バ行などでしたね。

崩しすぎや、マイクの吹かれに気を付けながら発音して下さい。

僭越(せんえつ)ながら、著者のブログでも細かい発音について書いた記事がありますので、併せてお読みいただければ幸いです。

コチラです。

それでは、楽しいボーカルライフをお送りください!

ライタープロフィール

でんすけ

ボイストレーナー

でんすけ

大阪で活動するボイストレーナー。

プロの卵たちを育成中です。

ボイトレに関するブログも更新中ですので、当「スタジオラグへおいでやす」の記事と併せてぜひご覧ください。

また、最近DTMも始めて少しずつ曲を作るようになりました。

練習で作ったインストっぽい曲をSoundCloudに載せていったりしているので、ご興味持っていただけると幸いです。

SoundCloud:

https://soundcloud.com/densuke_osaka

ウェブサイト:http://dn-voice.info

Twitter:densuke_snail

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