【バンドマンのための】レコーディング用語辞典
「レコーディングするにあたって、これだけは覚えておきたい!」
そんなレコーディング用語や業界用語の意味をまとめてみました。
ぜひ他の記事と合わせて読んでみてくださいね!
もくじ
- 【バンドマンのための】よく使う!レコーディング用語辞典
- 一発録り【いっぱつどり】
- 上もの【うわもの】
- オケ【おけ】
- オーディオデータ【おーでぃおでーた】
- オーバーダビング(重ね録り)【おーばーだびんぐ】
- かぶり
- 仮録り【かりどり】
- 完パケ【かんぱけ】
- キメ【きめ】
- ケツ【けつ】
- クリック(ドンカマ)【くりっく】
- 波形編集【はけいへんしゅう】
- トークバック【とーくばっく】
- トラック【とらっく】
- パンチイン・パンチアウト(部分録り)【ぱんちいん・ぱんちあうと】
- フェードアウト【ふぇーどあうと】
- ブース(サウンドブース)【ぶーす】
- ぶつかる
- プリプロダクション/プリプロ【ぷりぷろだくしょん】
- PRO TOOLS【ぷろつーるす】
- ポップノイズ【ぽっぷのいず】
- マスタリング【ますたりんぐ】
- ミックスダウン【みっくすだうん】
- ライン録音【らいんろくおん】
- ラフミックス【らふみっくす】
- 最後に
【バンドマンのための】よく使う!レコーディング用語辞典
一発録り【いっぱつどり】
複数の楽器、同時にレコーディングすること。
リハーサルスタジオのときみたいに、各パート一緒に演奏しながらレコーディングすること。
使用例:「ドラム・ベース・ギターは一発録りでお願いします!」など
上もの【うわもの】
ドラム、ベース、リズムギターといった基本の音(リズム隊)の上に乗る、ボーカルやメロディ、ソロなどの音のこと。
使用例:「上もの楽器は後から録音します」など
オケ【おけ】
オケはオーケストラの略で、 伴奏演奏だけが吹き込まれている音楽データやCD。
使用例:「オケはCDで持って行きます!」など
オーディオデータ【おーでぃおでーた】
音声を録音したデータ。
音声データともいう。
参考:今さら聞けない!? WAV、MP3など音楽データ形式のおさらい
オーバーダビング(重ね録り)【おーばーだびんぐ】
多重録音のこと。
先に録音した演奏を再生しながら、新たに別のトラックに先に録音した音楽に合わせ別の演奏をプラスして録音すること。
かぶり
マルチレコーディングにおいて、複数の楽器を同時に演奏・録音する際、録音対象とは別の楽器の音がマイクに入り込む事。
仮録り【かりどり】
ボーカル・ギターなど、メインとなるトラックを最初に仮で録音すること、または本番前に仮の演奏を録音すること。
使用例:「リズム録音の際、仮録りでギターを入れます〜」など
完パケ【かんぱけ】
完全パッケージの略語。
すべての行程を終え、レコーディングの最終工程が終了した状態のこと。
使用例:「本日、完パケ予定です」など
キメ【きめ】
同じリズムのフレーズやリフ演奏を、バンド全体で行うこと。
「シカケ」とも呼ばれる
使用例:「キメの部分の修正お願いします!」など
ケツ【けつ】
楽曲のエンディングのこと、その逆の楽曲の冒頭部分は「あたま」と呼ぶ。
またはスケジュールにおいて次の予定がある状態。
使用例:スケジュール確認中に「今日はケツがあるから、ここまでの作業にします」など
クリック(ドンカマ)【くりっく】
その楽曲のテンポのガイド音、メトロノームのこと。
ちなみにBPMは演奏のテンポを示す単位。
波形編集【はけいへんしゅう】
オーディオデータを、切り貼り・フォーマット変換・エフェクト効果をプラスすること。
現代のレコーディングにおいては欠かせない作業工程。
トークバック【とーくばっく】
レコーディング中、コントロールルームとブースとのコミュニケーション用に使用されるもの。
トラック【とらっく】
レコーダーにおいて、複数のパートやサウンドをそれぞれ個別に、独立して録音/再生させる為の記録領域。
マルチトラック(バラデータ)という言い方もする。
パンチイン・パンチアウト(部分録り)【ぱんちいん・ぱんちあうと】
再生時(演奏時)に任意の場所でレコーダーのオン・オフを行うこと。
録音し直したい箇所などのみを録音することをいう。
使用例:「サビからパンチインで録音します!」など
フェードアウト【ふぇーどあうと】
音が次第に消えていくこと。
曲の最後の部分でよく使われる演出のこと。
ブース(サウンドブース)【ぶーす】
演奏者の音を収音する場所、音響的に隔離された場所のこと。
ぶつかる
不協和音のこと、または各パートの音質的な部分において帯域がぶつかること。
プリプロダクション/プリプロ【ぷりぷろだくしょん】
コーディングをスムーズにするために行う下準備の事。正式にはプリプロダクション。
PRO TOOLS【ぷろつーるす】
レコーディングスタジオに常備しているレコーダーソフトウェアのこと。
Pro Tools(プロ・ツールス)は、アメリカのアビッド・テクノロジー社が設計開発及び販売しているパーソナルコンピュータを核としたデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)用のソフトウェアの名称であり、音声信号を入出力させるオーディオ・インターフェースと組み合わせて使用されるシステム全体の呼称でもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools
ポップノイズ【ぽっぷのいず】
マイクロフォンに息や風が当たることにより集音されてしまうノイズのこと。
吹かれとも呼ばれ、ボーカルレコーディング時にはポップガードをマイクの前に設置することも多い。
マスタリング【ますたりんぐ】
ミックスダウンとは録音された各楽器の音質やバランスなどを調整して2トラックマスター(2Mix)を作成することであり、マスタリングはその2Mixに対して調整を行う行程。
参考:よくわかるマスタリング・オンラインマスタリング【売れるCDの作り方】
ミックスダウン【みっくすだうん】
ミックスダウンとは録音された各楽器の音質やバランスなどを調整して2トラックマスター(2Mix)を作成すること。
「落とし」「TD」とも呼ばれる。
ライン録音【らいんろくおん】
ギター・ベース・キーボードなどの楽器で、マイクを使用せず、機器にケーブルを接続してレコーディングを行う録音方法。
ラフミックス【らふみっくす】
各パートの録音が完了した段階で、大まかにミックスダウンを行うこと。
主に、楽曲の完成形をイメージするために行われる。
最後に
レコーディングエンジニアとのコミュニケーションには欠かせない言葉ばかりです。
普段からバンドメンバーなどの間のコミュニケーションでも、これらの言葉には慣れておきたいですね!
初めてのレコーディング考えておられる方の参考になれば幸いです。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya