【ドラム上達】これをやれば絶対にリズムパターンが良くなる!手足のエクササイズ
「あの人のリズムパターン、すごく安定して聞こえる……」
ライブを見ていて、そのように感じることはありませんか?
実はリズムパターンを安定させるために大切なのが「バスドラムを正確に打つこと」。
そのエクササイズを紹介します。
足に焦点を当てるので、手に関してはシンプルに俗に言う「8ビート」でやってみましょう。
16分音符の組み合わせ全15種類を理解する
まずは以下の図をご覧ください。
これが16分音符の組み合わせ全15種類です。
「あ、これ演奏したことがある!!」と言うものもあれば、「今まで使ったことないなー」というものもあるかもしれません。
使う、使わないは別として、ありとあらゆる足の形を正確に踏めるようになるということが大切です。
1拍に1打のものが4種、1拍に2打のものが6種、1拍に3打のものが4種、1拍に4打のものが1種。
音符の形を理解したら、今度はこれらがどのように手と連動するかを見ていきます。
「縦の線」を確認する
例えば1番。
1番は16分音符の1打目=4分音符で踏みます。
画像を見てもらえれば分かると思いますが、全てのバスドラムが必ず手と同時になります。
もう一度言います。
「同時」です。
これを理解することが大切で、同時である場合はしっかりと同時に演奏しましょう。
では3番はどうでしょうか?
1番と違い、手と重なるところはありません。
手と手の間でバスドラムを踏むのです。
手が足に釣られたり、その逆で足が手に釣られたりすることなく、しっかり手と手の間にバスドラムを踏みましょう。
このように手足の関係(=楽譜を縦に見た時の関係)のことを「縦の線」と言います。
ドラムの演奏では、縦の線を確認し「同時の所は同時に」、「別々の所は釣られないように」演奏することがとても大切です。
全15種類にチャレンジしてみよう
さて、大切なポイントを理解したところで、実際に15種類の足のパターンを手と組み合わせてやってみてください。
演奏前に必ず縦の線を確認してから始めましょう。
どこで手足が重なりますか?
手足を別々に打つところはありますか?
しっかり確認ができたらメトロノームをつけて、ゆっくりとしたテンポで正確に取り組んでくださいね。
実際に取り組んでみると、自分の苦手なパターンが見えてくると思います。
9,13,14辺りは結構難しいのではないでしょうか?
苦手なパターンはとことんテンポを落として、とにかく正確にできるように努めてください。
全15種類ができるようになったら……
手のパターンを変えてみましょう。
右手を8分音符ではなく、4分音符で演奏して、1〜15の足を入れられますか?
もしできたら、ハイハットを左足で8分音符で踏んでみましょう。
これらだけに留まらず、皆さんの考え方次第でいろいろなエクササイズの形が生まれてきます。
16分音符の組み合わせ、手足の縦の線をしっかり理解して取り組み、バンドの土台となる安定した演奏を目指してくださいね。
最後に
全15種を解説した動画を用意してあります。
こちらもぜひチェックしてください。
- 解説動画Part1
- 解説動画Part2
- 解説動画Part3
- 解説動画Part4
ライタープロフィール
ドラマー
片平智久
1984年福島県いわき市生まれ。
同市在住。
Musicians Institute Hollywood校PIT卒業。
在学中にEd Roscetti氏に師事。
帰国後、YAMAHA大人の音楽レッスンドラム科講師として活動。
YouTubeを通して「分かりやすいドラム動画」も配信中。
ウェブサイト:https://www.tomohisa-k.com
ブログ:http://blog.livedoor.jp/tomohisa_k
Twitter:DrumusicTomo
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/drumusictomo