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日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)
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日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)

「浪花節」(なにわぶし)とも呼ばれる日本の浪曲の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲をご紹介します。

日本の義理・人情を今に伝える貴重なプレイリストです。

日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)

天保水滸伝 平手造酒の最後三代目玉川勝太郎

1933年生まれ。

1948年に二代目勝太郎門下(のちに娘婿)、1964年に三代目襲名。

お家芸「天保水滸伝」や任侠物など先代の芸を継承しました。

浪曲コミックバンド「玉川カルテット」の元リーダー・玉川ゆたかはこの人のお弟子さんです。

石松三十石船道中二代目広沢虎造

浪曲のフレーズでまず頭に浮かぶのは?

と問われて、この一席の冒頭を答える人は多いでしょう。

その「石松三十石船道中」を始めとする一連の「清水次郎長伝」シリーズを得意にしたのが二代目虎造。

昭和の浪曲ブームの中心人物です。

仙台の鬼夫婦玉川奈々福

会社勤務の傍ら玉川福太郎門下で浪曲を学び、曲師(三味線奏者)からのちに浪曲師に専念。

大小の会場での浪曲会やプロデュース公演、新作の口演なども手掛け、現在最も行動力のある浪曲師と言っても過言ではないでしょう。

茶碗長屋二代目東家浦太郎

1942年生まれ。

1955年東家楽浦に入門後、1970年には「太田英夫」に改名、1995年二代目東家浦太郎襲名。

日本浪曲協会の第十五代会長も務めました。

この「茶碗長屋」は落語「井戸の茶碗」とほぼ同じストーリーです。

甚五郎の蟹二代目広沢菊春

1914年生まれ。

初代広沢菊春の実子で、天龍三郎は実弟。

浪曲では名工・左甚五郎を扱った演目は数多くありますが、この「甚五郎の蟹」は落語調のコミカルな内容で、事実「叩き蟹」のタイトルで落語にも移植されています。

天保水滸伝~笹川の花会(上)二代目玉川勝太郎

日本浪曲協会六代目会長。

勝太郎の代名詞といえば何と言っても「天保水滸伝」。

「利根の川風…」の伸びやかな名調子はレコードで一世を風靡して、それ以降「水滸伝」は玉川一門のお家芸となりました。

1964年引退、1969年没。

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