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Roland JC-120を分解してみた。簡単にできるインプットモジュールの交換
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Roland JC-120を分解してみた。簡単にできるインプットモジュールの交換

中に入ってしまった部分を外からラジオペンチ等で引っ張り出せそうな物なんですが、なかなかうまくいきません。

口頭だけではなかなか伝わらないですね。

手元にパーツがあればその場で直してあげられるくらい簡単なんですが、そうそう準備の良い時ばかりでもない。

という事で、ジャズコーラスを使って分解の手順から写真で見ていきましょう!

分解

なにはともあれ、まずは開けてみましょう!

必ずコンセントから電源ケーブルを抜いてから!

Roland JC-120 後ろから

ネジ4本で裏の板を外します。アンプの耐久性と鳴りの為に付けてある部分ですね。

Roland JC-120 後ろから

あとは下図の8本。

開け閉めの頻度が高くなければネジを外す順番はあまり気にしなくて良いですので、読み飛ばしてもらっても構いません。

ただ、ネジが曲がってしまったりする事がありますので、少しでも機材に優しい開け方を知りたい方は、読んで頂きたいと思います。

Roland JC-120 ネジ位置

①まずは両サイドの2本 → ②上の両サイド4本 → ③中央2本の内、前面から。

→ ④最後のネジだけは片手で抑えながら外します。

Roland JC-120 裏面

抑えながら外さないとネジとネジ穴に負荷が掛かってしまうのと、ネジが外れた瞬間に「ガコッ」となります。

ネジを全て外したら浮いたアンプ部を後ろに引き抜くのですが、

Roland JC-120 スピーカー

引き抜く前にスピーカーケーブルが束ねて短くしてあるので、ここをほどいてやります。

これを忘れてうっかり引き抜こうとすると接続部が外れたり、最悪ケーブル自体が切れてしまうので。

アンプによっては電源ケーブルをネジで固定してあるのでそこも確認してください。

これができれば、あとはそっと引き抜いてやってください(少し浮かせながら動かすとスムーズ)。

Roland JC-120 内部

抜いたらとりあえず上に置きましょう。

足下や机に置く方が安定するのですが、スピーカーケーブルを抜き差ししなければならないので、そのまま上に置いちゃうのが無難です。

Roland JC-120 メインユニット

このバネが3本入った物がリバーブユニット。

Roland JC-120 リバーブユニット

リバーブユニットが邪魔なので、ネジ2本外して横によけておきます。

すると見えました問題箇所!

Roland JC-120 基盤

穴が見えにくかったので指を入れてみました。

修繕

ここまできたら、あとやる事はナットを着けるだけですね。

Roland JC-120 インプットモジュール

・・・ただ、普通こういうのをストックしてませんよね?

ネットでも専用の物も手に入るのですが、近くにホームセンターがあればそこで手に入る物で十分です。

一応ですが、もしかしたら純正品もお分けできるかもしれないので、必要な方は稲澤に聞いてみてください。

という事で、input部分だけ外せるので、コードの接続部を抜いてホームセンターに持参しましょう!

ネジが置いているコーナーが見つかればその付近です。

Roland JC-120 ナット

左が本来の物です。同じ物はほぼ確実に無いので、写真右のような物を探してください。丁寧なホームセンターであれば試しに着け外しできるようになってます。

どれにしたら良いかよくわからなければ、店員さんに聞けば大丈夫!

何個か入って200円前後だと思います。

さて、手に入れたナットで挟み込んでやると、こんな感じで完成!!

Roland JC-120 インプット部

ひとつだけ色が違うのがイヤな方は、4つとも替えちゃえばいいんです☆

 

片付け

蓋閉め!

逆の手順を踏めば良いだけなのですが、上のネジを付ける時は要注意。

アンプに限らずネジ締めの基本。『全てのネジを少しずつ締めていく』です。

Roland JC-120 ネジ位置

今回でいくと4番を8割方締め、それから他のネジも同様に8割方締める。その後すべてキッチリ締めていってやって下さい。

やってみるとわかるのですが、初めに1本締めきってから次に行こうとすると、僅かにズレている事が多々あります。

2本目が大丈夫でも4本目の頃にはもう力技すら通用しなくなるくらい穴がズレているという事があります。

少しずつ締め進めていく習慣をつけましょう。

最近はJC-120の純正ジャック自体もwebでも手に入るようになりました。

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エフェクターやギターのナットが無くなった場合もここで大丈夫!

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