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ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集
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ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集

洋楽ロックを聴き始めると、大抵の場合はアメリカやイギリスのバンドから触れることがほとんどですが、少しずつバンドのバックグラウンドが気になって深掘りしていく内に、英語圏だけではないロックの世界に目覚める方も多いです。

本稿では、ロシアのロック・バンドを中心としてメタルやパンクにプログレなどさまざまなジャンルのバンドをご紹介しています!

他の国にはない独自のサウンドやメロディを、この機会にぜひお楽しみくださいね。

なお、昨今の情勢を踏まえて「ウクライナ緊急募金」のページも紹介しています。

下記のリンクからご参照ください。

日本ユニセフ「ウクライナ緊急募金」

ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集

CHAIKAPussy Riot

カラフルな色の目出し帽で顔を隠して演奏する姿が印象的なロシア出身のパンクバンド、プッシー・ライオット。

社会への問いかけを含む楽曲で注目を集めています。

パンキッシュな音楽性で知られる彼女らですが、2016年に制作された『CHAIKA』はヒップホップ調のビートが心地よいディープな楽曲です。

重厚なドラムに刻まれる彼女らの高速ラップが印象的。

情熱的でテクニカルなサウンドに仕上がっているので、EDMやハウス・ミュージックを好む方にもオススメです。

世界中のミュージシャンからも支持されるロシアン・ミュージックをぜひ聴いてみてください。

無糖

Stenka Na StenkuARKONA

2002年にモスクワで結成されたアルコナは、伝統的なスラブ神話や民話をテーマに織り交ぜながら、フォークメタルの枠を超えた音楽性で世界中のファンを魅了しています。

唯一のオリジナルメンバーであり、フロントマンとして個性的で力強いボーカルを聴かせるマーシャ・スクリームさんは、伸びやかで美しい声から一転、デスボイスにもシフトするその歌唱力は、まさに圧巻!

彼らの代表作ともいえるアルバム『Vo Slavu Velikim!』は、その幅広い音楽的アプローチが特に光っており、一聴の価値ありです。

フォークメタルが好きな方も、そうでない方も、アルコナの音楽をぜひ一度耳にしてほしいですね。

RAG MUSIC 編集部

Перемен!КИНО

1980年代にソビエト連邦で活動していたロックバンド・キノー。

「映画」を意味するバンド名でも有名ですね。

『Перемен!』などの曲で知られる彼らは、当時の社会情勢を反映するテーマを話題に楽曲を制作しました。

映画『アッサ』のライブシーンに使用されるなど、メディアへのタイアップでファンを獲得しています。

パッショナブルなロックサウンドの楽曲が多く、ループするギター演奏が印象的です。

「今の社会を変えていきたい」というメッセージの曲が多いので、現代人の心にも響くでしょう。

シンプルなバンド編成のメロディーが特徴なので、1950~1960年代のロックを好む方にもオススメですよ!

無糖

В объятиях МарыГРАЙ

深い森から生まれたそんなイメージが似合うフォークメタルバンド、グライ。

彼らは2005年に結成されたロシア出身のバンドで、スラヴ文化に根ざした音楽が特徴です。

伝統的なロシア楽器を用いた音色は、まさに森の中で奏でられる不思議な旋律のよう。

メンバーはイリナ・ズィビナさんの美しいボーカルと、アリヤ「レタ」さんが演奏するフルートやバグパイプが印象的。

2011年にリリースされたセカンドアルバム『O Zemle Rodnoy』は本国のみならずヨーロッパでもリリースされ、彼女たちの名前を広く世に知らしめました。

コルピクラーニからの影響は間違いないですが、他のバンドとはまた違った「森メタル」的な音を求めている方は確実に聴いておくべきバンドですよ!

RAG MUSIC 編集部

ZIONFail Emotions

エレクトロニカとメタルをクロスオーバーさせた独自のサウンドをリスナーに届けるロシア出身のバンド、フェイル・エモーションズ。

2013年に開催された『激ロックTOUR VOL.8』にて初来日を果たしました。

彼らが2019年にリリースした『ZION』は、ダンサブルなビートが展開するナンバーです。

フォーク・メタルを思わせるダイナミックな演奏とともに、カラフルなシンセの音色が響きます。

ヴァイオリンからアコースティックギターまで、さまざまな楽器を取りいれたエキゾチックなサウンドが体験できるでしょう。

ミクスチャー・ロックを好む方はぜひ聴いてみてください。

無糖

Baba YagaSlaughter To Prevail

現代デスコア界の中でも、徹底的なブルータリティと人とは思えないほどの凶悪なグロウルで、世界中のエクストリームなヘビーミュージックの愛好家たちの度肝を抜いたのが、ロシア人とイギリス人による多国籍なバンド、スローター・トゥ・プリヴェイルです。

2017年に発表されたデビュー・アルバム『Misery Sermon』は、その内容の凄まじさが話題を呼んで一躍デスコア界の最前線へと躍り出ました。

そして約4年後の2021年、満を持してリリースしたセカンド・アルバム『Kostolom』で完全に彼らは同系統のバンドから頭一つ抜けた存在へと上り詰めましたね。

スリップノットやコーンといったニューメタルからの影響を全面に押し出して、持ち前の超重量級のヘビーサウンドを軸としながらも、変則的なギター・フレーズやリズム、クリーン・パートを取り入れるなど確実な進化を遂げたのです。

もちろん、軟弱なサウンドへとシフトしたというようなことではなく、むしろ邪悪かつ狂気的な雰囲気は増した印象です。

ロシアのバンドならではの、メロディ・ラインが随所に感じ取れるのも興味深いですね。

とにかく個性的で重々しい音を聴きたい、という方であれば間違いなくオススメできるバンドです!

KOH-1

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