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【意外と知らない!?】デスボイスとシャウトの違い
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【意外と知らない!?】デスボイスとシャウトの違い

近年ではフェス参加人口が増加しています。

フェスでみるバンドもさまざまなジャンルのアーティストばかりです。

そんな中で、「シャウト」や「デスボイス」といった単語を聞くことが多いのではないでしょうか。

今回は、「デスボイス」のバンドや、声の出し方などについて解説していきたいと思います。

デスボイスとは?

フェスに引っ張りだこのバンド、SiMの楽曲です。

イントロの部分でMAHさんが出している声が「デスボイス」と呼ばれる声です。

「デスボ」と略されることもあります。

ハードコアラウドメタルバンドがよく使用する声のひとつです。

「シャウト」や「スクリーム」と呼ばれることもありますが、少し違いがあります。

次の章で説明していきますね。

デスボイスとシャウトとスクリーム

「デスボイス」「シャウト」「スクリーム」この中のどの単語を検索しても、後のふたつの言葉がセットのように検索に引っかかってくると思います。

確かにこの3つの単語は似ている性質を持っています。

デスボイスとスクリーム

まず「デスボイス」と「スクリーム」についてですが、このふたつは同じものです。

「デスボイス」は日本、「スクリーム」は欧米での呼ばれ方です。

lynch.のEVOKEという楽曲の頭の部分の叫び声がデスボイスやスクリームと呼ばれるものです。

音程やメロディーに関係なく大声で歪ませて叫ぶのがこのふたつの声の出し方の特徴です。

シャウト

次にシャウトについてですが、シャウトはデスボイスやスクリームとは違い、音程やメロディーに合わせて叫ぶように歌うことです。

こちらはCrossfaithのEclipseという楽曲です。

シャウトがわかりやすい楽曲だと思います。

デスボイスの出し方

好きな楽曲がデスボイスを出していたりすると、やっぱりカラオケなどでもクオリティを高めて歌いたくなりませんか?

バンドマンの方もデスボイスを使った楽曲を作りたいと考えているかもしれませんね。

ですので、デスボイスの出し方について解説していきます。

まず、無理に叫んで声を出そうとするのは負荷が大きいので絶対にやめてください。

練習方法はたくさんありますが、簡単に理論だけを書くと、

まずは低音でエッジボイスを出せるようにします。

エッジボイスを出しながら、強く息を出します。

このとき喉に力が入らないようにしてください。

わかりやすい例で、咳払いをした時に響く声、あれがデスボイスに近い感覚です。

エッジボイスが出せるようになったらその声を響かせていきます。

そうするとデスボイスに近づいてきます!

練習するときは喉の保湿に気をつけて続けてくださいね。

デスボイス曲

日本のバンドはシャウトを使った楽曲は多いのですが、デスボイスの楽曲は案外少ないものです。

日本のデスボイスの楽曲と、海外の人気のデスボイスの楽曲をご紹介したいと思います。

FREE THE MONSTER / AA=×Masato(coldrain)+Koie(Crossfaith)

Jägerbomb / Crossfaith

Ruin / Deviloof

Roots Bloody Roots / Sepultura

The Stench Of Redemption / Deicide

Custer / Slipknot

最後に

デスボイスについて少しはわかっていただけたでしょうか?

類似している言葉が多い用語ですので、ごちゃごちゃになっている方も多くいらっしゃったかもしれませんね!

ライタープロフィール

今江瑞希

フェス大好き女子

今江瑞希

中学時代に親友に聞かされたBUMP OF CHICKENにハマりまくり音楽に目覚める。

高校時代の先輩にメロコアの世界へと導かれまんまと心酔。

当時付き合っていた彼氏の影響をモロに受け当時から現在まで10-FEETの大ファンに。

毎日ウィッグとにらめっこした美容師時代を卒業し現在はスタジオ、ライブハウス、ブライダル音響のスタッフとなり毎日新しいバンドを探し漁る毎日。

年中フェスとライブに出回っているのにもかかわらずツーステができないポンコツキッズです。

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