ギター弾き語りのコツ。初心者編
僕はピアノとギター両方やります。
ピアノは一応くらいなもんですが……。
その経験からいくと敷居が高いのはピアノ。
両手で弾けるようになるまでの道のりは険しい。
でも、挫折しやすいのはギター。
指痛くなったり、ある程度弾けるまで本当に面白くないので挫折しちゃうんですよね。
今日は挫折せずに成長していくためのコツを中心にお話していきます。
もくじ
1. 最初に覚えるべきこと
初心者は何から始めるかも分かっていない状況の人です。
最初にやるべきことを明確化しましょう。
ちなみにギター購入などについては済んでいる前提で話を進めます。
もし、ギターや備品購入が済んでいない方は下記の2記事を先に参照しましょう。
初心者におすすめのアコギ 7選と購入するギターの選び方をタイプ・予算別で解説
アコギをはじめるのに必要なもの。初心者におすすめのギターアクセサリー用品をまとめて紹介
1-1. 初めに覚えるべきコード
コードを覚えていくことはギターを上手くなるための必須事項です。
しかし、コードは物凄くたくさんあります。
どれから覚えるのがいいのだろう?と迷っていると、それだけでも時間の無駄。
初めに覚えるべきコードは下記の8種類です。
繰り返し練習しましょう。
C
D
Dm7
E
Em7
G
A
Am7
上記のコードの形をすっと押さえられるようにします。
指が形を覚えるまで何日も繰り返しましょう。
1-2. ストロークのリズム
ストロークとはジャカジャカ弾くこと。
いわゆるギターを弾くってやつ。
これも種類が物凄くあるのですが、オーソドックスな8ビートだけ練習します。
ジャカジャカジャカジャカ~って何の工夫もないやつです。
ただし!
必ずアップ(上から)とダウン(下から)は指定されている通りにやりましょう。
このアップダウンルールはリズムキープにおいて非常に重要。
結構な割合の方が適当にやって、いざレコーディングをするくらいまで成長した時に初心者時代に適当にやっていたことを後悔するポイントです。
後で苦労しないようにするために右手のルールは教則本や参考ページの教えを守りましょう。
下記のページなどが非常に参考になります。
ギター ストロークの弾き方を覚えよう。ストロークの基本をわかりやすく解説
1-3. 練習曲
これまでの内容だけ頑張れば演奏できる曲を男性・女性それぞれ1曲ずつ紹介します。
少し変則的なコードが出てくるものの、ほぼほぼ最初にご紹介したコードだけで演奏できます。
車輪の歌|BUMP OF CHICKEN
BUMP OF CHICKEN『車輪の唄』
車輪の唄 / BUMP OF CHICKEN ギターコード譜 – U-フレット
ストロークパターンにシンコペーションが入っていますが、まずはストロークはジャカジャカ弾いているだけで大丈夫です。
慣れて来たら、シンコペーション部分も練習して動画に近い状態で弾けるようにしましょう。
この曲は初心者向け曲として、良く紹介されるイメージですがシンコペーションまで含まれているので正に最適ですね。
コードチェンジが早くて練習になるものの、最初はきついのでテンポを落としましょう。
また、順番としては下記の通りにやるといいでしょう。
- テンポを落としてギターだけ。ストロークはジャカジャカ
- テンポを戻してギターだけ。ストロークはジャカジャカ
- 歌とギター一緒に弾く。ストロークはジャカジャカ
1~3ができたらストロークを原曲通りにして1~3と同じ順番で練習。
ちなみにバンプの曲は大抵が半音ダウンチューニング(1~6弦の全て半音下げる)です。
歌のキー的に問題なければ、レギュラーチューニングで演奏すればよいでしょう。
無料のギターコード譜も上記にリンクを貼りましたが、ちゃんと販売された楽譜を購入して細かいところも確認しながらやることが上達のコツです。
下記に車輪の歌が掲載されている書籍を紹介しておきます。
ヒカリへ|miwa
ヒカリヘ / miwa ギターコード譜 – U-フレット
原曲だとエレクトロな感じになっており、本人弾き語り動画だとアルペジオなのでイメージが少ししづらいかもしれません。
これもジャカジャカ弾いても伴奏として十分成立するので、最初はジャカジャカ弾きましょう。
弾きながら歌うということに慣れるのに最適な曲です。
練習順番は先ほどと同様です。
- テンポを落としてギターだけ。ストロークはジャカジャカ
- テンポを戻してギターだけ。ストロークはジャカジャカ
- 歌とギター一緒に弾く。ストロークはジャカジャカ
こちらはアルペジオの練習にも最適な課題曲なのでジャカジャカで弾き語りできるようになったら、今度はアルペジオの練習曲として活用しましょう。
ヒカリへが収録されているギター弾き語りスコアは下記の書籍。
他の曲も結構、簡単なやつが多いので女性の初心者練習用としてアルバムとギタースコア両方持っておくのは有効かも。
2. 早く上達するためのコツ
ギター始めたら1日も早くうまくなりたいと思うのは自然な事。
だけど、その焦りが挫折の原因にもなります。
ギターは序盤は本当に面白くありません。
マジで。
なので、効率的かつ無理なく続けられる内容で練習することが大事。
2-1. Fコードはしばらく逃げよう
初心者の難関と言えば「Fコード」。
下のやつね。
F
ギターコードF | ギターコードブック
しばらくは下記のコードで代替しましょう。
大抵は問題なくはまります。
Fmaj7
ギターコードFmaj7 | ギターコードブック
まず、Fコードを初めからチャレンジするのは無理があるということを認識してください。
Fを押さえるには指の皮がある程度、固くなりギターのコードを押さえるための握力がある程度強くなっていることが必要です。
最初のうちは普通のコードを押さえていたって、指の皮が剥がれたり、手が痛くなったり、疲れてきたりします。
この状態でFコードに挑むのは無理。
レベル1でボスに挑むようなもの。
最初は前章で記載したコードを覚えることを頑張って、課題曲を弾き語りで演奏できるようになることが先です。
そこまでいってからFコードにチャレンジするくらいがよいでしょう。