歌声を評価して欲しい!歌声の感想を素直に言ってもらうために意識する4つのポイント
歌声の感想を素直に言ってもらうためには、お世辞の感想を言われないようにして、具体的に言ってもらい、感想のお礼をして、タイミングを見極めて頼む必要があります。
歌っていると、自分の歌声は、人にはどう思われるのかを知りたくなるときがきます。
今回は、歌声の感想を素直に言ってもらうために意識する4つのポイントをここで紹介したいと思います。
自分の歌声を評価して欲しい
そういうときに、人に自分の歌声を聴いてもらって感想を聞くと、自分では気がつかなかったところを指摘してもらえて、新たな改善点が見つかることがあります。
自分一人で自問自答しても、毎日自分の歌声を聞いていると、自分の歌声に慣れすぎて、改善すべきところに気がつかなくなっていきます。
そういうときに、他人の感想(意見)はとても役に立ちますね。
相手に歌声の感想を聞くときには、次の4つのポイントを意識して聞いてみると、素直な感想をもらえるようになります。
- お世辞の感想を言われないように聞く
- 具体的に言ってもらう
- 感想を言ってくれたお礼をする
- タイミングを見極めて頼む
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
お世辞の感想を言われないように聞く
歌声の感想を素直に言ってもらうためには、お世辞の感想を言われないように聞く必要があります。
感想を相手に言ってもらう場合に、相手が優しい人だと、こちらを傷つけないようにお世辞で感想を言われることがあります。
自分に自信のない人の場合は、お世辞の感想を言われたほうが、自信がついて行動がしやすくなるかもしれません。
しかし、ある程度自分に自信のある人の場合は、お世辞で言われてしまうと、改善点が見つからず、成長するためには、何をしていいのかがわからなくなることがあります。
音程がズレているのに、
「上手に歌えているね」
テンポが速いのに、
「問題ないよ」
声が小さいのに、
「みんなそのくらいだよ」
と言われると、気分的にはうれしいものですが、
「今のままで、もうかなり歌がうまいのかも!」
と勘違いしてしまい、ただ歌っているだけの練習になってしまうことがあります。
そうならないためには、相手に、
「私は歌がうまくなりたいから、厳しく言ってもらって大丈夫だから」
と、キチンと伝えておきましょう。
もちろん、そう伝えた後に、本当に厳しく感想を言われても、相手に傷ついている姿を見せてしまっていては、相手はこちらの反応を見て、
「やっぱり厳しくは言わないほうが良いんだ」
と思われかねないので、何を言われても動じないフリはしてください。
後で一人になったときに、ため息をついたり、悲しい表情をするのは良いですが、相手の前では、やる気のある態度を見せておかないと、相手が優しい人の場合は、二度と素直な感想は、言ってくれなくなる可能性があります。
お金を払って習っている場合ならば別かもしれませんが、無料で相手に感想を聞く場合は、対人関係の問題で、あまり素直に感想を言ってくれないことが多いのです。
逆に、自分と距離のある相手は、素直にズバズバと感想を言ってくれることが多いので、ネットに自分の歌声を投稿して感想を聞いてみるのも、とても参考になるでしょう。
人それぞれ感じ方も言い方も違いますので、言われた感想の共通点を探し出して、そこを改善すると良いでしょう。
- 「下手」
- 「きもい」
- 「こんな歌聴いてられない」
などの言葉では、何を改善していいかわかりません。
- 「テンポがおかしい」
- 「ちょっと歌うの速いよね」
- 「早口になってない?」
などの感想が多ければ、
「自分の歌は、歌うスピードが速いと感じる人が多くいるから、もう少しだけゆっくり歌ってみるようにしよう!」
などの、改善を加えることができるでしょう。
傷つくような言葉で言ってくる人もいますが、思いやりのない言い方をされて傷つくようでしたら、自信がつくまでは、あまり人に感想を聞かないほうが成長できる段階なので、自分に合ったやり方で、成長できるようにしていきましょう。
自分に自信がない人は、
歌を歌うのが恥ずかしい! 羞恥心と劣等感を捨てる4つの考え方
の記事も読んでみてください。
具体的に言ってもらう
歌声の感想を素直に言ってもらうためには、具体的に言ってもらう必要があります。
感想を言ってもらうときに、人によっては、
- 「なんか変だよね」
- 「なんかズレてるよね」
- 「よくわかんないけど、うまくはないかな」
などの、わかりにくい言葉で表現する人がいます。
このような言葉で表現する人は、説明下手な人に多く、具体的な説明が苦手な人に多いものです。
そういう感想を言う人にでも、こちらの質問の仕方次第で、具体的に言ってもらうこともできます。
「なんか変だよね」
と言われた場合は、何が変なのかをまず聞きます。
「変って何が変なの?音程?歌い方?テンポ??」
と、いろいろと思いつくものを聞いてみます。
そうやってこちらがひとつひとつイエスかノーかで答えられる質問をしていくと、相手の言いたいことがわかってくることがあります。
その場合は、こちらがかなり考えて質問しなければなりませんが、貴重な時間を使って、自分の歌声を聴いてくれたのですから、そのくらいはしてみても良いでしょう。
はじめから、具体的に話をしてくれる人を探しておいて、その人に感想を聞くようにするのもオススメです。
逆に、自分に質問力がなさすぎると、何を聞きたいのかを相手に伝えられず、相手も何を言えばいいのかわからなくて、適切な感想を言えなくなることがあります。
そうならないためにはこちらも事前に、具体的な質問などを考えておくと良いでしょう。
人によっては、具体的に答えたくなくて濁している場合もありますので、かなり質問しても濁しまくる相手に対しては、潔く諦めて他の人を探してみましょう。