プロ仕様のステージドリンクの作り方
ライブステージで用意するドリンクは、みなさんはどのようにしていますか?
ステージ上はたくさんの楽器や機材があるので、コップなどではこぼれるリスクがあるので、キャップのついたペットボトル、そして水やお茶飲み物が常識とされています。
その中でどのように準備しておけばいいか?を今回説明したいと思います。
ドリンクの用意の仕方にも実は工夫がある
ボーカリストがライブ中に絶対手にするのがドリンクですよね!
MC中に飲むのは良いけれど、キャップを外すことに時間が取られてしまい
場の空気が間延びしてしまったり……。
お客様にずっとお尻を向けた状態になっちゃったり……。
キャップを外したら地面に落っこちちゃったっ……など。
ライブを経験した方であれば、1度はドリンクの間の取り方に悩んだ方も居るのではないかと思います。
そんな悩みを解消すべく、ドリンクをサクッと飲めるように、プロのライブ現場で行われているドリンクセットの仕方をご伝授したいと思います。
用意するもの
まず用意するものは、
ドリンク
と、口先が曲がるストロー
次に手に軍手をはめてカッターでペットボトルのキャップに十字形の切り込み口を入れます。
注意!
- 手が滑って危険ですので必ず軍手を着用してください。
- 錆びたカッターでは刃が入らないので、使用しないことをおすすめします。
少し見えづらいですが、十字形に切り込みを入れてあります。
切り込み口が固い場合はペンの裏などでグリグリあけてみてください。
十字形のところにストローを指します。
その前に……、
この曲がるストローの先端のビニールは必ず取っておいてください!
ストローを指したら、先ほど取っておいた先端のビニールをストロー口にかぶせます。
ボーカリストさんがドリンクを口にするまで、飲み口が汚れないように、ホコリが付かないようにするちょっとした気遣い。
これで完成で~す!
このドリンクをセットする際にドリルみたいな工具を使う人も居ます。
自分のやり易いやり方をみつけてみてください!
1ポイントアドバイス
ここで小姑みたいな(苦笑)1ポイントアドバイス。
プロの現場ではペットボトルのラベルが剥がされている場合がほとんどです。(スポンサー様に支給してもらう場合を除く)
※ラベルを付けたままだとその商品の宣伝になってしまうから(小声)。
カメラマンさんが入った時に、ペットボトルが映ってしまうと、後からぼかしの画像処理に手間がかかってしまったりするのです。
ライブの際にはステージドリンクぜひ用意してみてください。
ライタープロフィール
ボイストレーナー・舞台歌唱指導
詩菜
5歳よりピアノを初める。
尚美学園大学音楽表現学科ピアノコースを卒業。
卒業後は某音楽スクールに勤務。
スクール第1位の人気インストラクターとして評価されチーフインストラクターに任命される。
退職後は、ボイストレーナーとして独立しVoice Arrangemtを立ち上げる。
近年ではメジャーアーティストのバックコーラス、地方コンサート公演など、現役のプロヴォーカリストとしても活躍。
また数々の現場でレコーディングディレクションを担当。
独自のメソットで、仮歌制作→ボイストレーニングレッスン→レコーディングまでの一連の流れでクオリティーの高いレコーディングを実施出来ると定評がある。
プロの現場で培った、現場で使える実践的なコーラスワークや、音楽業界・現場の基盤、基礎なども積極的に教えている。
これまでの経験を生かしアイドルグループ「はっぴっぴ」のプロデューサーとしても活躍中。
ウェブサイト:http://voice-arr.com