ボーカルをかっこよく魅せるステージングとは?ライブパフォーマンスで大切な5つのこと
「文化祭、学園祭でライブをやるんだ!」という方に向けて「フロントマンであるボーカルがどんなライブパフォーマンスをすればいいのか?」という話をしたいと思います。
もちろん学生さんだけではなく、すべてのボーカルさんに参考にしてもらえるような内容にしますので、どうぞ最後までお付き合いください。
ちなみに、私のブログでも同じようなテーマで記事を書いたことがあります。
歌を上手く魅せる!魅力的なライブパフォーマンス | dn-voice
それでは、より具体的にどんな心構え、考え方でパフォーマンスをすればいいのかをご紹介していきます。
1. ボーカルはフロントマン
ボーカルをやる上でもっとも忘れてはいけないことです。
つまり、お客さんから一番近い場所に立って、一番目立つ存在でなくてはいけません。
どんなパフォーマンスをするにせよ、この基本を忘れてはいけません。
一番目立つということは、余計なしぐさや表情を出したりするとすぐにお客さんにばれてしまうということです。
逆に言うと、かっこよくパフォーマンスをすることができれば、お客さんが沸くこと間違いなしです。
ビビらずにいきましょう!
2. まずは表情、立ち姿
自信なさげな表情だったり、照れくさいからと言って半笑いだったりすると、観ているお客さんとしても冷めてしまいます。
あなたも昔、同じようなことをした経験があるのではないでしょうか?
バンドのライブは、半ば強制される音楽の発表会ではありませんからね!
なんだかダルそうに立っていたり、猫背気味にうなだれた感じになっているのも、やる気がなさそうに見えてかっこ悪いです。
「これから最高のパフォーマンスを観せてやる!」というぐらいの自信を持った表情、立ち姿でライブに臨んでください。
それだけでかっこよさがグッとアップしますよ。
3. 失敗しても気にしない
よく、音程が外れたり、歌詞を間違えたりしたときに、思わず苦笑いを浮かべてしまう人がいます。
これ、すごくかっこ悪いのでやめましょう!
最初に書きましたが、ボーカルはフロントマンなのです。
かっこ悪いところを見せてはいけません。
失敗しても何食わぬ顔で演奏を続けてください。
「確かにミスったけど、持ちなおして演奏続けられてる俺(私)かっこいいだろ!」というぐらいの気持ちでいいです。
4. お客さんとの絡みを大事にする
一口にライブパフォーマンスと言ってもいろいろあるものですが、最終的にはすべて、お客さんとのコミュニケーションだと、私は思っています。
- 高音を必死な表情でシャウト
- 客席を指さす
- 手拍子
- 客席の方へ歩み寄ってみる
など、これらすべてが「今からかっこいいことやるから観とけよ!」というアピールです。
なので自信を持って、今ここでお客さんにどう感じて欲しいかという観点でパフォーマンスを考えてみましょう。
例えば
- 今からサビなので、盛り上がってもらうために指さす
- こぶしを突き上げて叫ぶ
- しっとりしたパートなので、感情をこめた表情で歌う
- 手のひらを客席に差し出す
- 盛り上がって欲しいので、自分から手拍子を求める
などです。
ただし、決してお客さんのノリが悪くても、不機嫌な態度をとることは禁物です。
5. メンバーとの絡みを大事にする
バンドメンバーとの絡みも大事です。
これができればバンドに一体感が生まれ、お客さんをより盛り上げられます!
例えば、
- ギターソロが入る場面では、ギターを指さして紹介してあげる
- 曲の入りでドラムと合わせないといけないところがあるならアイコンタクトを取ってみる
- ベースが印象的なフレーズなら、一緒に体を揺らしてリズムを合わせてみる
こうすることで、ボーカルが目立つのはもちろんのこと、お客さんの目が他の楽器を向くことにもなり、バンド全体としてお客さんに観てもらうことができるわけです。
最後に
もちろん歌も大切ですが、見た目もライブを盛り上げる重要な要素です。
ボーカルはフロントマンだ!という視点で、パフォーマンスを考えてみてください。
何が起こっても自信をもって演奏を続けること。
お客さんやメンバーとどういうコミュニケーションを取っていくのかを考え「みんなと一緒に音楽を作るんだ」という観点から考えると、よりよいパフォーマンスができるようになるかと思います。
それでは、楽しいボーカルライフをお送りください!
ライタープロフィール
ボイストレーナー
でんすけ
大阪で活動するボイストレーナー。
プロの卵たちを育成中です。
ボイトレに関するブログも更新中ですので、当「スタジオラグへおいでやす」の記事と併せてぜひご覧ください。
また、最近DTMも始めて少しずつ曲を作るようになりました。
練習で作ったインストっぽい曲をSoundCloudに載せていったりしているので、ご興味持っていただけると幸いです。
SoundCloud:
https://soundcloud.com/densuke_osaka
ウェブサイト:http://dn-voice.info
Twitter:densuke_snail