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【バンド初心者のための】音楽スタジオで音がでないときのチェックリスト
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【バンド初心者のための】音楽スタジオで音がでないときのチェックリスト

みなさんは音楽(リハーサル)スタジオを利用するときに音が出なかった経験はありませんか?

慣れない機材で使い方が分からなかったり、何かのトラブルで鳴らなかったり……。

スタジオのスタッフに聞くのがベストですが、その前にご自身で解決できるよう、チェックリストを用意してみました。

音が出ない!そんな時にまず確認したいこと

電源

機材の電源が入っているかを確認しましょう。

ミキサーのランプが一切点灯していなければ電源を疑うべきです。

マイクやキーボードの電源がついているかも確認しましょう。

キーボードについてはキーボード側の音量が上がっているかも確認してください。

ケーブル

次にケーブルがつながっているか確認しましょう。

意外とキーボードはつながっていないことが多いです。

基本編、よくある原因

フェーダー

音がでない原因で最も多いのがフェーダーの上げ忘れです。

フェーダー

この四角くて白色のツマミがフェーダーです。

使いたいマイクやキーボードがどれに対応しているかわからない場合は、すべてのフェーダーを上げすぎない程度に上げていればOKです。

あまり上げすぎるとハウリングを起こしてしまうので注意しましょう。

フェーダーは一気に上げず、徐々に上げていくことをオススメします。

ONスイッチ

フェーダーに次いで多いのがONスイッチの押し忘れです。

ONスイッチがなかったり、ONスイッチの代わりにMuteスイッチがある場合もあります。

ミキサーのミュートスイッチ

画像で押し込まれているのがONスイッチです。

押し込むと点灯します。

点灯された状態でないと、フェーダーを上げても音は鳴りません。

逆に、Muteスイッチの場合は押し込まれていないことを確認してください。

マスターフェーダー

音量を操作するツマミは、まだあります。

それがこの赤いフェーダーで、マスターフェーダーと呼ばれます。

赤いものがみあたらなければ右側にある「ステレオ」や「メイン」と書かれたフェーダーを探してください。

「もうややこしいねん!」という方にはこちらの記事がオススメです。

マスターフェーダー

マスターフェーダーはスピーカーに出す音量を調整します。

上がってなければ上げましょう。

ただしマスターフェーダーもフェーダー同様、上げすぎるとハウリングを起こすので注意が必要です。

応用編

正直、いままでの箇所をチェックして音がでなければスタッフを呼んでもいいとは思いますが、復帰方法を知っておくに越したことはないと思います。

以下はコラム的にどうぞ。

GAIN(ゲイン)コントロール

gainGAINコントロールもまた、音量を調整するツマミです。

写真最上部にある白いツマミがGAINコントロールです。

これも0(左下)になっていると音がでないので、もし0になっていれば右にひねりましょう。

毎回恒例ですが、ハウリングを起こさない程度に(左上~右上が目安です)。

EQ(イコライザーコントロール)

EQ写真の緑のツマミがイコライザーコントロールです。

これは、目的の周波数帯域を変更するフリケンシー部分、周波数帯域のボリューム部分があります。

Highが高音、Lowが低音です。

周波数帯域のボリューム部分が0になっていたら音が出ない場合がありますので、はじめはすべて垂直(フラット)にしておき、そこから調整していきましょう。

最後に

ここまでチェックしても音がでなければスタッフを呼びましょう。

今回ご紹介させていただいた知識を付けていただければご自身で解決できる問題も増え、リハール時間を有効にお使いいただけるのではないでしょうか?

皆様の有意義なリハーサルの手助けになれば幸いです。

ライタープロフィール

吉原

PA・音響

吉原

地元京都を中心に音響オペレーションをしております。

PAエンジニアとして活動してはいますが、司会(MC)・照明・ステージマネージャー(ディレクター)など、裏方関係はなんやかんやで一通りやっています。

そういった裏方活動を通して得た知識をもとに、音楽関係者やバンドマン、音楽スタジオのお客様に役立つような記事がかければと思います。

また、LILAsという裏方チームにおいてもPAに関する記事を書いたり、音響オペレーションなどを請け負っています。

興味がございましたらぜひご覧ください。

裏方に勤しむ一方で、和太鼓奏者として表舞台にも立ちます。

和太鼓の魅力を記事で伝える機会があるかはわかりませんが、もしそういった機会がありましたら、そちらの記事もお読みいただけると幸いです。

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