行き詰ってるバンドマンはサポートやろうぜ!いい事だらけのサポートメンバーの魅力
ぼく自身も5年ほど組んでたバンドを解散して、うーんこれからどうしよう……と悩んでいたんですが、ありがたいことにドラムサポートの依頼を頂きまして、ここ3カ月で4バンド経験することができました。
そこで分かったんです!行き詰ってるバンドマンこそ、サポートとして別のバンドでステージに立つべきだ!って。
ということで、なぜサポートをやるべきだと思ったのか、経験談を踏まえてお話してきます。
バンドのサポートって?
そもそもサポートってなんやねんって話なんですが、具体的には
「バンドメンバーとして正規に所属していないけど、そのバンドのライブやレコーディングなどを行うこと」
ですね。
特にドラムなんかは全体の人口が少ないので、サポートで叩いてる人も多いです。
ギャラはほんとピンキリ、というか環境によって異なります。
スタジオ練習1回5千円、ライブ1本1万円とかの人もいれば、ギャラなしでやってるパターンもあります。
バンドのつながりでサポートが決まった場合なんかは、基本的にギャラはないことが多いですね。
その代わり、スタジオ代やライブノルマなどは0円。
ようはタダで練習できて、ライブもできるってこと!
バンドサポートの魅力
では、なんで行き詰ってるバンドマンがサポートをやったほうがいいのか。
その魅力について語ってみます。
技術レベルが上がる
サポートってことは、普段自分がやらない人と一緒に、普段やらない曲をステージ上で演奏する、または歌うことになります。
そうなると当然、自分が苦手なフレーズがあったり、ノレない部分があったり、思いつかない曲構成が見つかったりするんですよね。
でも、それらを乗り越えるために練習したりステージ上で演奏することで、勉強になりまくります。
当然、技術レベルはあがっていきますね。
ぼく自身も今まで全部で5バンド経験しましたが、曲の作り方、音作りの仕方、みんなの合わせ方、ライブの仕方、それぞれ全然違いました。
もちろん、良い所と悪い所がありますが、それらを全て経験できるってのはものすごーーーいメリットです。
横のつながりが増える
普段やってたなかった人と一緒にバンドをやるってことは、今まで以上に深くメンバーと絡むことになります。
そうすると、単純に一緒にやってるメンバーとは今まで以上に仲良くなれるし、そのバンドと仲の良い別のバンドとも仲良くなれる。
顔が広くなって、横のつながりが増えるんですね。
また、普段自分が活動してる範囲だけでは知り合えないようなバンドのサポートができれば、一気に世界は広がります。
7年ほどバンドやってて気付いたんですが、普段自分たちがやってる空間や仲間達って、音楽をやってる人たち全体の中でいうと極々一部なんですよ。
いつもやってる場所やバンドから離れてみると、バンドのジャンルや音楽に対する姿勢、売れ方や売り出し方、イベントの内容、音響や照明スタッフさんの個性、などなど……雰囲気がガラっとかわります。
そういうのは一歩外に出てみないと気付けないし、外に出たからこそ自分たちがいた場所を客観的に見られる。
めっちゃ勉強になりますよ。
異なるお客さんの層を攻められる
いつもやってる場所から離れるってのは、バンドや音楽関係者の話だけに留まりません。
お客さんの層も大きく変わっていきます。
ライブが大好きで、モッシュやダイブがしたくてたまらないライブキッズが集まる場所。
普段ライブハウスには行かないけど、音楽が好きで集まってる人たち。
音楽以外の場所でバンドマンを死って足を運んでくれる方々。
それぞれライブハウスに来た理由や、楽しみ方って事が異なるんですよね。そしてこれって、頭では分かっていてもステージ上で感じ取らないと理解しきれない部分だったりします。
理解しきれないと、自分たちのライブの仕方が合ってるかどうか、今の環境に向いてるかどうかなどを客観的に見られなかったり、新しいライブを進め方を発想する力などが上がりにくいんです。
また、自分自身のスキルやキャラが、普段とは違うお客さんの層にはめっちゃ受けたりすることもあります。
ぼくらバンドマンは当然自分たちが楽しくて音楽をやっているので、お客さんのためだけを考えて振り回されるのは良くないです。
ただ、視野は広いに越したことはないし、自分を知ってもらう機会が増えて困ることはないので、どんどんチャンスをつかむべきですね。
最後に
当然、正規のバンドが忙しければなかなか手をつけられないけど、行き詰ってるなら環境を変えてみるってのは有効ですよ。
サポートってことは、お願いしてるバンド側も助かるし、自分は勉強になるし、Win-Winなので。
ぜひやってみましょー!
今日はここまでっ
ライタープロフィール
ドラマー
ユーキ
ドラマー×ゲーマー×エンジニア 何かを始めるのに遅すぎることはないってことを体現するために生きる…!
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