【いまさら聞けない!業界用語】タイアップの意味とは?
何かとよく聞くタイアップという言葉。
「タイアップって何だろう?」と思っている方や、意味が曖昧な方など意外と多いのではないでしょうか。
今回はそんなタイアップについて説明しようと思います。
もくじ
タイアップとは「結びつく」という意味
https://www.youtube.com/watch?v=a31Qx7lmtTc
こちらはHondaの新たなスタイルのレンタカーサービス「EveryGo」が、ロックバンドyonigeとタイアップしている動画です。
タイアップ(tie up)とは「結びつく」という意味です。
一般的には「協力・提携」といった意味合いが強いと思います。
音楽業界、書籍業界などの企業が、別の業界と結びつくことを言います。
テレビや映画など注目度の高い映像業界と結びつくことが多いですね。
タイアップすることで露出する機会が増え、相乗効果でファンの獲得や商品の宣伝につながります。
タイアップの種類
企業の商品宣伝のためのタイアップ
映画やテレビ番組に企業のサービスや製品を登場させることによって、企業や製品のブランドイメージが上がったりすることが見込めます。
それらの宣伝効果がある分、企業側が映画の制作費の一部などを負担することがあります。
楽曲やアーティストの認知度をあげるためのタイアップ
音楽業界では、楽曲の知名度を上げることを目的に、映画やドラマの主題歌やCMソングとして使用されるケースがほとんどだと思います。
インディーズバンドなどのメディア露出が少ないアーティストでも、タイアップすることで知名度が上がります。
逆に映画に話題性を持たせるために、人気アーティストに楽曲の提供を依頼する場合もあります。
映画を観ることで音楽を思い出したり、音楽を聴くことで映画を思い出したりするので、タイアップは常にWIN-WINの関係性で成り立っています。
タイアップとコラボレーションの微妙な違い
タイアップの類義語でコラボレーションという言葉があります。
コラボレーションという言葉はタイアップよりもなじみ深いかもしれません。
基本的にタイアップとは、先ほども書いたように相乗効果を狙っているものです。
すでにでき上がっている異なるもの同士が協力したり、提携を組むことによってお互いにメリットが生まれます。
コラボレーションとは二者以上の人や企業が、まだこの世界にないものを協力して作り出すことを言います。
ですので、すでに存在するもの同士の時にはタイアップ、まだ存在しないものの時にはコラボレーションという表現をします。
日本と海外の違い
タイアップがヒット曲に結びつくのは日本(J-POP)の特徴で、芸術性を求めるヨーロッパや北米などではタイアップは商業的だとされ、ネガティブイメージを伴う。
そのためプロモーションはPVを中心として行われ、ミュージシャンはサウンドトラック以外のタイアップを嫌うケースが多い。
引用:Wikipedia
Wikipediaを見てから少し調べてみました。
やはりタイアップ文化は日本ではかなり普及していますが、そうでない国もたくさんあるようです。
アメリカでもヨーロッパでも音楽を地上波テレビやCMなどでタイアップとしてプロモーションすることは少ないようです。
しかし、Wikipediaにもあるようにサウンドトラックとして書き下ろしたりする場合はあるようですね。
最後に
タイアップの謎は少し解けたでしょうか。
アーティストにとっては、タイアップはひとつの大きなチャンスだと思います。
リスナーにとっても、知らなかった音楽を知るきっかけの一つですよね!
これからも日本ではさまざまタイアップが実現されていくでしょう。
ライタープロフィール
フェス大好き女子
今江瑞希
中学時代に親友に聞かされたBUMP OF CHICKENにハマりまくり音楽に目覚める。
高校時代の先輩にメロコアの世界へと導かれまんまと心酔。
当時付き合っていた彼氏の影響をモロに受け当時から現在まで10-FEETの大ファンに。
毎日ウィッグとにらめっこした美容師時代を卒業し現在はスタジオ、ライブハウス、ブライダル音響のスタッフとなり毎日新しいバンドを探し漁る毎日。
年中フェスとライブに出回っているのにもかかわらずツーステができないポンコツキッズです。