ボーカルのための音程を安定させる簡単なコツ
発声練習だとうまく音が取れるのに、歌になると音程がズレてしまう……、そんなお悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか?
そういった方に共通しているのが、音の高低を上下というイメージでとらえてしまっているということ。
今回はこの上下というイメージを変えることで音程を安定させやすくするコツをお伝えいたします。
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音程が外れやすい
今回は「音程が外れやすい」という悩みのある方に、簡単な改善アドバイスをお伝えしたいと思います。
音程というのは「音と音の幅」のことです。
そして、その幅が広ければ広いほど、正確に音を取るのは難しくなります。
こんな経験はないでしょうか?
発声練習などで、低音から順番に音が上がっていく時は音はズレないのに、歌になるとズレる。
その理由は、先ほどお伝えした通り、歌の場合は音と音の幅が広くなるからなのです。
そして、その音と音の幅が広いメロディーが出てきたとき、音程を上下のイメージでとらえる。
つまり、「低音は下」「高音は上」という風に上下のイメージを持って音をとらえようとすると、音程は取りにくくなります。
「上下」ではなく「前後」に変える
改善のコツは、音程は「上下」ではなく「前後」のイメージに変えます。
高音は遠くに、低音は近くに声を出し、前後の距離感を持って歌っていきます。
そうしますと、常に真っすぐ声を出すことができ音程も安定します。
日常生活で考えてみても、声を「下に出す」や「上に出す」という意識を持つことはまずありません。
でも、声を遠くに出す、近くに出すという意識を持つことは、よくあります。
すると、どうですか?
遠くに出す時は、自然に声が高くなるはずです!
音楽の教科書などにある五線譜を見ますと音符は上下に記されていますので、どうしても上下のイメージがついてしまいますが、歌う時は、それを「前後」に変えてみてください。
音程がずいぶん取りやすくなると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
ライタープロフィール
仙台のボイストレーナー
KAN
東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。
喉の構造を、科学的視点から専門研究。
喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。
現在は、宮城県仙台で指導しています。
LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。
実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。
また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。
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