富山を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
本州中央部に位置する富山県は、面積の多くが日本海に面する海洋資源の豊かなところです。
そんな富山県は日本最古の民謡『コキリコ節』を筆頭に、数多くの民謡が現代まで残っている歴史のある地域でもあります。
今回はこの記事では、富山で古くから伝わってきた民謡や、富山県の名所を題材にした演歌、歌謡曲などご当地ソングをご紹介していきます!
お住まいの方であればとくになじみ深い楽曲が登場するかもしれません。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
もくじ
富山を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
おんなの越中富田陽子
現在の富山県にあたる越中の松川で恋に落ちる女性の切ない恋愛模様を描いた『おんなの越中』。
数多くの民謡を手がけるかがまさしさんが作詞作曲を担当しました。
美しくもどこかはかないメロディーが和の雰囲気を感じさせるとともに、富田陽子さんの歌唱が響きます。
富山県の氷見や松川などが物語のなかに登場しており、旅する女性の恋物語からもさまざまな感情が読み取れるでしょう。
人生をともに過ごす大切な人に出会えた喜びを歌った、富山を舞台にした民謡です。
(無糖)
氷見の雪原田悠里
原田悠里さんの『氷見の雪』は、2004年2月25日に発表された、冬の富山県を情感たっぷりに歌った楽曲です。
港町をバックに切ない恋心を描いたこの曲は、聴く人の胸をぎゅっと締め付けます。
失恋の悲しみを雪景色に映し出し、女性ならではの繊細な感情がメロディーとともに奏でられています。
どこか懐かしさを感じさせる彼女の歌声は、まるで富山の自然そのもの。
冬の夜に聴くことで、さらにその魅力が深まるかもしれません。
風の盆菅原洋一
菅原洋一さんの『風の盆』は、富山県八尾がテーマの名曲です。
1989年に『みんなのうた』を通じて多くのリスナーの耳に届けられました。
菅原さんの深い声が、落ち着いた秋の情景を描く歌詞に完璧に溶け込んでいます。
富山の自然や伝統を思い出させるメロディは、郷愁を誘いつつ、心を癒してくれますね。
寂しさを感じたとき、ぜひ聴いてみてください。
きっと胸が温まるはずですよ!
ふるさとの空久石譲
久石譲さんが作曲を手がけた『ふるさとの空』は、2012年に発表された富山県の美しい自然と人々の心を音楽で織りなした佳品です。
この曲は、富山出身の須藤晃さんが補作詞したリリックに久石譲さんによる繊細な音楽を合わせた、富山の誇りを教えてくれる作品。
ノスタルジックなメロディーが四季折々の風景を思い起こさせ、ふるさとの温かみを感じさせてくれるでしょう。
富山県民はもちろん、郷愁を感じたいすべての人にオススメしたい、心に染みる名曲です!
目桑ちりめん節
『目桑ちりめん節』は、1573年から1592年にかけての天正年間に源流を発する、富山県立山町が生んだ伝統的な糸ひき唄。
この曲は機織りの手仕事から誕生し、昭和初期にはお祭りの踊り唄へと変貌を遂げました。
移り変わる時代の流れの中で、地元の方々に愛され続ける理由は、その穏やかな旋律と心温まる調べにあるでしょう。
富山に根付いた生活と文化が色濃く表現されており、地元の方ならずとも心に響くはずです!
富山よいとこ松平晃
富山県の美しい情景を描いた松平晃さんの『富山よいとこ』は、古関裕而さんが作曲した、今もなお色褪せない究極のご当地ソングです。
本作は松平晃さんが持つ時代をこえた歌声が魅力的で、今にも風景が浮かび上がるような歌詞の世界観も特徴。
また豊かな民謡文化をもつ富山の心をしみじみと伝えるメロディーも必聴です。
富山にゆかりを感じる方はもちろん、故郷を思うすべての方ににオススメですよ!