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【トロンボーン初心者のための】タンギングの仕組みと上達のための練習方法

丸く柔らかい音から歯切れのいい音まで、豊かで幅広い音色が魅力のトロンボーン。

そんな変幻自在な音を生み出すために欠かせないのが「タンギング(tonguing)」です。

初心者だけでなく経験者にとっても常に課題となるこの基礎技術ですが、楽器を演奏している時に口の中で何が起きているのかをしっかりと把握することが演奏の向上や問題解決の助けになります。

今回は、タンギングの仕組みから上達するためのヒントまで、ばっちり教えちゃいます!

舌の構造

ところで、皆さんは舌がどのような形をしているかご存じですか?

ここでひとつ面白い動画をご紹介します。

これはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のホルン奏者Sarah Willis(サラ・ウィリス)さんが、演奏中の口の中の動きをMRIで撮影した貴重な映像です。

この動画からもわかるように舌は喉から口の中の広い範囲にかけて生えているので、下顎や喉に力を入れてしまうと当然舌も自由に動けなくなり、タンギングが遅れたり、音を外したりする原因になります。

楽器を演奏する時は下顎、喉、首に余計な力が入らないようリラックスを心がけることが大切です。

また、肩やひじなどに力が入ると首も固まってしまうので、上半身の力みには常に注意しましょう。

上達のためのポイント

舌は突かずに、触れて離すだけ

タンギングは昔から教則本などで「舌突き」と訳されることが多いのですが「突き」なんていうと……じゃあ強い音を出したい時は「Taッ!Taッ!Taッ!Taッ!」と激しく舌を突けばいいのかな?なんて思ったりしちゃいますよね。

これは決して冗談ではなく、大きな音を出そうとする時に舌を激しく歯に叩きつけるように動かす人は意外と少なくありません。

音は息の力で作るもの、ということを忘れないでください。

どんな音量でも、舌が触れて・離れるという一連の動きを必要最低限の力で行えるようにしましょう。

舌が離れた後もリラックス

タンギング直後に舌の先端が緊張し固くなったまま口の中の高い位置で浮いているというのも、よくあることです。

先端が浮いたままだと息の流れを邪魔してしまいます。離れた舌はリラックスして、タンギングをする前にあった位置に戻るのが理想です。

先ほど紹介した動画でタンギング直後に舌がどうなっているか、もう一度見てみましょう。

舌の後ろ側は音域によって上がったり下がったりしますが、舌の先端はタンギングをする瞬間以外は常にぺたっと寝ているようになっています。

ロングトーンをしながら、タンギング直後に舌がどうなっているか最後までよーく観察してみてください。

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