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「地底アイドル」ってどんな世界?私が地底アイドルイベントへの出演を辞めた理由
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「地底アイドル」ってどんな世界?私が地底アイドルイベントへの出演を辞めた理由

シンガーソングライター岬たんです!

みなさん「地底アイドル」ってご存じでしょうか?

そこで行われるイベントの実情をここで紹介したいと思います。

地底アイドルとは?

何気なくつぶやいたこのツイート

RTやファボが他のツイートと比べて伸びたので、もしかしてみんな興味のある話題なのかな!?

と思って、この機会に地底アイドルイベントについてもう少し詳しく書いてみたいと思います!

岬たんブロガーだからわざわざ図まで書いたけど(笑)。

地底アイドルイベントとは、地下アイドルイベントよりもさらにディープな階層に存在しているライブイベントです。

「地下アイドル」と呼ばれるアイドルさんたちは、最近では「ライブアイドル」とか「インディーズアイドル」とか言い換えられる事も多いです。

「地下アイドル」と呼ばれる界隈(かいわい)で活動していても、地上波のテレビや雑誌などマスメディアに取り上げられたり、メジャーデビューしたりする人たちも出てきたので、「地下」と言うにはどうもしっくり来ない事から言い換えられているのかもしれません。

前の記事(6/25は高円寺に来て欲しい – 岬たんのSTAY GOLD)で話の流れで書いたんだけど、シンガーソングライターとしての活動を始めたてホヤホヤの数カ月間、私は地底アイドルイベントでばかり弾き語りしていました。

一口に「地底アイドル」と言っても、いろいろなアイドルさん、イベンターさん、考え方が存在していると思いますが、実体験を元にあくまでも私の体感としての地底アイドル・地底アイドルイベントの特徴をいくつか挙げてみます。

地底アイドル・地底アイドルイベントの特徴

1. 持ち時間は基本的に10〜15分間

転換0分の持ち時間10分代で、タイムテーブルをサクサクと進めて行くことが多いです。

入れ代わり立ち代わりで次々に女の子たちがステージに出て行きます。

持ち時間が少ない分、出演グループ数は自ずと多くなります。

出演時間は10分でも物販時間はたっぷり1時間あるというのは、アイドルイベントらしい特徴です。

演者目線で見ると、オリジナル曲がなかったり(後述します)持ち曲が少なかったりという理由により長時間のライブパフォーマンスが難しいアイドルさんも多いので、このくらいのスピード感がちょうど良いのかもしれません。

私も最初はオリジナル曲が3曲しかなかったですが、アーティスト系のイベントだとそんな段階でライブオファーが来る事は考えにくいです。

仮に運良くアーティスト系のイベントに出演できたとしても、持ち時間が何十分もあるのでかなり精神的に厳しいと思います……。

そんな段階でも私を出演させてくれた地底アイドルイベントには、私は本当に感謝しています。

曲数が増えるまで家でちまちま練習したり制作したりするよりも、例え持ち時間が15分だろうが週に1回人前で演奏する機会があったというのはかなり大きいです。

曲作りやライブに対するモチベーションも上がるし、何より家にこもっていたのでは絶対にできなかったであろう「場慣れ」「MC慣れ」ができましたし、多くの人に自分の活動を知ってもらうことができました。

また主催者やライブハウス目線で見ると、有名アイドルに比べると1グループ当りの集客数も見込めないため、短い出演時間でもとにかく多くの演者を確保したいと考えるかもしれません。

趣味やボランティアではなくビジネスとしてイベントを組んでいる以上、集客のための戦略は必要なので、一概にこの考え方が悪いとは言い切れません。

2. オリジナル曲がなく、有名アイドルの曲のカラオケでライブ

オリジナル曲を持っていないアイドルさんが多く出演しているのも、この地底アイドルイベントの特徴です。

自分たちでオリジナル曲を用意するには、まず自分で作曲したりDTMでカラオケ音源を作ったりするという方法が考えられます。

しかしこれは、知識もセンスもないままにいきなり作ろうとして簡単にできる人たちばかりではないと思います。

例えば、私はDTMに関しての知識は皆無なのでいまだにカラオケ音源は作れません。

特別な才能があった訳でもないので曲が作れるようになったのは初めてギターを触った日から7年もたってやっとでした。

ハードルが高いし、1週間でできるようになる人もいる一方で7年たっても1曲も作れない可能性だってあります。

こればかりは「やればできる」とか「頑張ったらできるようになる」とは言い切れないものです。

そうなると次に考えられるのは、第三者に楽曲制作を依頼する方法です。

人に頼んで曲を作ってもらうには、もちろん結構なお金がかかります。

値段は人にもよると思いますが、編曲もしてカラオケ音源まで作るとなると当然安い買い物では済まされません。

仲の良い作曲者などにコネがあれば良いですが、まったく無い状態だとこれまたハードルが高いです。

しかも、ライブをするためには1曲だけではなく複数の曲を用意しなければいけません。

事務所や運営の大人が付いていないアイドルさんの場合、そんなお金やコネを持ち合わせている人なんてなかなかいないです。

だから結局オリジナル曲を用意できず、誰かのカバー?コピー?カラオケ大会?を披露せざるを得ません。

「初恋サイダー|Buono!」や「nerve|Bis」は、地底アイドルがカバーする定番曲です。

一度の地底アイドルイベントで複数のアイドルさんが歌っていることもあります。

曲が被っちゃってるんですよね。

どちらの曲も今まで聴いた事はなかったし今でも一度も原曲を聴いた事はないですが、あまりにも多くのアイドルさんが歌うので、お陰様でメロディーがはっきり分かるようになりました。

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