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バイオリン初心者におすすめの練習曲まとめ

大人になった今でも、いつかバイオリンを優雅に弾きこなしてみたい……そんな風に思われている方は多いのではないでしょうか。

一念発起してバイオリンを購入、さあ実際に弾いてみようとなった際に練習用の選曲はとても重要です。

おもしろみを感じられなかったら楽器練習は続きませんし、かといって難しすぎてもすぐに諦めてしまうかもしれません。

そこで今回の記事では、バイオリン初心者さんの練習にぴったりな曲をまとめてみました!

クラシックの名曲はもちろん、ポピュラー音楽からバイオリン演奏に好まれている人気曲なども含めてピックアップ。

人気曲ばかりですし、初心者向けにアレンジされた楽譜も多く発売されているから安心ですよ。

バイオリン初心者におすすめの練習曲まとめ

ガボット(ベッカー作曲)Becca

リズムが軽快なので、重ったるくなく楽しく演奏できる曲なのですが、ミステリアスな雰囲気を醸し出す短調が特徴的です。

大人っぽく落ち着いた雰囲気が魅力の曲です。

クレッシェンドで盛り上げるところを意識しましょう。

合唱「ユダスマカベウス」よりGeorge Frideric Handel

クラシック経験者は皆知っているとも言ってよいほどに有名なメロディーですね。

バイオリンの楽器の特性や音色を発揮することにぴったりなゆったりとした曲調です。

弾いて慣れてきたら、長く伸ばす音にビブラートをかけて練習するのも良いです。

ルロイ・アンダーソン・メドレーAnderson

ヤマハの大人の音楽レッスン「バイオリンコース」の3巻にあります。

こんなポップな伴奏・アレンジで弾けたら楽しいですね。

曲目は Blue Tango、Plink Plank Plunk、Syncopated Clockで、2曲目はピッツィカートの編曲です。

ガボット(アンブロワーズ作曲)アンブロワーズ・トマ

ガボットの中では少し長めに作られているものです。

トリルのような美しいスラーが出てくるので練習曲としておすすめです。

スタッカートの練習にも最適。

ピッツィカートが可愛らしいアルペジオのラストが特徴的ですね。

「妖精の踊り」から主題Niccolò Paganini

パガニーニがジュスマイアーが作曲したバレエ音楽の中にある曲をテーマにして作った曲のようです。

パガニーニは自分の演奏で、みんなが知っているような曲をどんどん変化させていく「変奏曲」というジャンルを得意とし、超絶技巧を披露していました。

主人は冷たい土の中にフォスター

アメリカのフォスターによる歌曲で、プランテーションの年老いた主人が亡くなって、そこで働いていた黒人奴隷たちが、主人を偲んで嘆き悲しんだというもの。

この曲の旋律は、新たに歌詞を付けて賛美歌「世には良き友も」に転用されています。