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歌うことがストレスで苦しくなりスランプになったときに試すべき3つの対処法
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歌うことがストレスで苦しくなりスランプになったときに試すべき3つの対処法

何事も長く続けていると一度は遭遇するスランプ。

今回はボーカリストに焦点を当てて、解決策を提案してみたいと思います。

それぞれに合わせたカタチでヒントになれば幸いでございます。

楽しいはずの歌が楽しくなくなった

泣く

http://o-dan.net/ja/

歌うことがスランプになったときの対処法は、今までより歌う時間を長くするか、歌うことをしばらく休むか、何か新しいことをはじめてみることで対処できることがあります。

歌を歌うことが楽しかったのに、技術を上げることや、人の意見などが気になりすぎて、いつしか歌うことが楽しくなくなってしまった。

歌の練習をずっと続けていると、誰でも一度はスランプになってしまうことはあるでしょう。

スランプは一時的なものですが、一時的とわかっていても、スランプの間は苦しいものです。

そんなスランプから、少しでも早く抜け出すための方法を考えてみました。

  1. 今までよりも長く歌に取り組む
  2. 一時的に歌に関することをすべて休む
  3. 全く違う新しい趣味を始めてみる

では、ひとつひとつ見ていきましょう。

歌のスランプになったときの対処法①今までよりも長く歌に取り組む

ギター

http://o-dan.net/ja/

歌のスランプになったときの対処法として、今までよりも長く歌に取り組むことで現状打破を狙う、というものがあります。

スランプになってイライラしながら歌っているのに、さらにその時間を増やすなんて、人によっては辛いことかもしれません。

しかし、一度徹底的にやってみると、新しいことに気がつけたり、

「やるだけやったのだから」

と、今の状態に諦めがつくこともあります。

早くスランプから抜け出すというスピード重視でいくならば、早くいくところまでいく必要も出てきます。

いくところとは、自分の中での吹っ切れる瞬間です。

スランプになったのには、必ず何かの原因があるはずですが、スランプになった後も前と同じやり方をずっとし続けていても、ある日急に、

「スランプから脱出できた!」

なんてことはあまり起こりません。

スランプから脱出できるときというのは、少なくとも今までとは違うやり方(または考え方)に変えたときです。

そういう点では、今までのやり方がスランプになった原因とも言えます。

つまり、スランプから脱出するひとつの方法として、今までよりも、もっと歌に集中してみるということです。

もちろん、喉を痛めるような過酷な練習はしないように、音楽を聴く時間を増やすとか、週に3回の練習を5回にするなど、喉を痛めないやり方で、今まで以上に取り組むと良いでしょう。

間違っても1回に歌う連続時間を延ばすなどは、しない方が良いでしょう。

なぜなら、スランプに陥っている人は、テクニックの向上のための練習などでつまずいたりしていて、新しい声の出し方などに慣れておらず、スランプに陥っている今の状態そのものが、かなり喉に負担をかけている可能性があるからです。

人の意見が気になってスランプになっている場合も、イライラや緊張から、うまく声が出せなくなってしまい、強い力みから、喉を普段よりも痛めてしまう状態にある人もいます。

歌を歌う上で喉を壊してしまえば、スランプが去った後も、歌が歌いにくくなる可能性もありますので、今まで以上に歌に力を注ぐにしても、喉の負担だけは悪化させないように気をつけながら行ってください。

無理をすれば成功するなんてことはありません。

人が成功するときというのは、リラックスしているときです。

リラックスしたときに成功することを知るために、一時的に人はスランプに陥るのではないかとも思います。

そういう意味で、スランプ自体は悪いことではありませんが、そのときに無理をし過ぎると、後に影響してくることもありますので、喉を大切にしながら、今まで以上に歌に集中してみてください。

歌のスランプになったときの対処法②一時的に歌に関することをすべて休む

マイク

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歌のスランプになったときの対処法として、心を落ち着けるために、一時的に歌に関することを休む、というのがあります。

スランプに陥っている人は、心に余裕が無く、視野が狭まり、正常な判断ができなくなっていることがあります。

イライラして正常な判断ができない状態では、何をやっても成長が遅くなります。

イライラなどから、集中力も落ちている可能性がありますので、今までしなかったミスや無理をしてしまうこともあります。

力みをとるために、一度イライラの原因となっている歌から離れて、ゆっくりと自分を見つめ直すと、見えなかったものが見えてくることがあります。

たとえば、ゲームなどをしていて、攻略などを見ないでプレイしていると、難しいゲームの場合、途中で息詰まる場合があります。

イライラして、

「なんで先に行けないんだ!」

と思って、いろいろ試してみるけれど、やっぱりどうにもならない。

そうなると、しばらくは進めなくなったゲームは休むことになります。

そしてしばらくして肩の力が抜けた頃に、クリアできなかったゲームをもう一度プレイすると、前はどうにもならなかった場所が、スッと何事もなくクリアできてしまった、という経験をお持ちの方も多いと思います。

このように、視野が狭まってできなかったことも、リラックスすると視野が元に戻り、気が付かなかったところが見えるようになり、できるようになることがあります。

歌のスランプ中も視野が狭くなっていて、脱出するために必要な部分が見えなくなっており、スランプから抜け出せない状態にあることが多いので、肩の力が抜けるまでは歌から離れてみよう、という方法です。

歌から離れている間に、何度も歌が歌いたくなって戻ろうとするかもしれませんが、恐怖心や焦りから戻ってしまうと、やはりうまくいかないことが多いので、単純に楽しく歌が歌いたいと思える瞬間までは、歌に戻らないようにすると良いでしょう。

歌から離れている間は、歌以外のことは何をしても構いません。

音楽を聴くこともカラオケに行くこともしなければ、段々と自然と歌が歌いたくなってくるものです。

歌から離れている間に、

「私は歌を歌って何がしたいのか?」

などの、歌に対する気持ちを見直すのも良いでしょう。

本当に好きなものは、どんなに離れてもまたやりたくなるものです。

離れている間に考える内容というのは、とても大切なことばかりです。

忘れていたことを思い出すこともありますし、新しいことに気が付くこともあります。

成長するための前段階だと思って、あまり考え込まずに、この期間は、歌以外のことを楽しく行ってみましょう。

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