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曲の歌詞が覚えられない!歌詞を早く覚えるための3つのコツ
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曲の歌詞が覚えられない!歌詞を早く覚えるための3つのコツ

歌を練習するときには、音程や呼吸の仕方や喉の使い方などに集中するために、歌詞は覚えてから歌ったほうが歌はうまくなります

しかし、その歌詞をなかなか覚えられなくて「歌うときに歌詞カードがないと歌えない」と言う人は多いものです。

歌詞を早く覚えるためのコツを3つにまとめました。

1. 部分的に覚える

譜面

http://o-dan.net/ja/

歌詞を早く覚える方法として、部分的に覚えるというものがあります。

歌詞を覚えるときに、なかなか覚えられない人の特長として、歌詞すべてを一気に覚えようとするところです。

普段何かをたくさん記憶するような生活を行っていなければ、当然、急に一気に何かを覚えようとしても、不慣れでなかなか出来ないものです。

それなのに、一気に1曲の歌詞を覚えようとしても、覚えるという行為に慣れていないことから、なかなか覚えられず諦めてしまい、カラオケの画面に出る歌詞を見て歌うようになったり、歌詞カードを常に見て歌うようになったりしてしまうのです。

曲の歌詞は、覚えようと自分で強く思わなければ、かなりの回数をこなさない限りは、なかなか自然に覚えるのは難しいでしょう。

歌詞を覚えるときは、1曲の歌詞を一気に覚えるのではなく、Aメロ、Bメロ、サビ、とわけて覚えていくと早く覚えられます。

歌詞を覚えるために音読しながら別の紙などに歌詞を書き写すと、より記憶が強化されます。

練習するときも、そうやってAメロの歌詞をある程度覚えたら、次は実際にAメロだけ歌詞を見ずに歌ってみて、忘れているところがあったら、また歌詞を見て覚えて歌う、という流れを繰り返すと、メロディーも覚えられますし、
歌詞もしっかり覚えていくことが出来るでしょう。

部分的に覚える方法は、

「部分的に覚えると、全体の流れを把握できなくなるんじゃないの?」

と、嫌う人もいますが、部分的に歌詞を覚えた後、全体を通して歌うということを、部分的に覚えるときに行ったときよりも、倍くらい行えば全体の把握は出来るようになるでしょう。

たとえば、歌詞を部分的に覚えるときに、Aメロを20回歌って歌詞を覚えられたとしたら、全体を通して歌うのは、40回くらい行えば良いでしょう。

多く経験したことのほうが、経験が少ないものよりも定着しやすいので、自分が部分的に覚えたことで全体の把握がしにくいと自覚したときは、自覚している部分を強化するように何度も行うと良いでしょう。

一気に覚えるのではなく、細かくわけて覚えると覚えやすいのは、メロディーも同じです。

自分がある程度の量を超えてくると、記憶するのに時間がかかるとわかっているならば、記憶できる範囲で覚えていくと良いのです。

覚えようと意識しないと、なかなか覚えられるものではありませんので、しっかり意識して歌詞を覚えていきましょう。

2. 歌詞の流れを把握する

鉛筆

http://o-dan.net/ja/

歌詞を覚える方法として、歌詞の流れを把握するというのがあります。

歌詞の内容というのは、ほとんどが物語のような流れで構成されているものが大半です。

抽象度の高い歌詞などは、あまり人物が出てこなくて、流れがつかみにくいこともありますが、J-POPの人気な曲というのは、ほとんどが、人を主体とした流れで歌詞が書かれています。

つまり、映画やマンガなどのように、流れを理解しやすい人間関係での内容であることがほとんどです。

両思い、片思い、失恋、友達、家族、など、さまざまな人間関係の状態を変えて表現しているものが多いのです。

歌詞を覚えるときに、その流れを意識して、一度歌詞カードをすべてゆっくりと音読してみましょう。

音読して、耳からの情報もプラスすることで、より、頭で理解しやすくすると良いでしょう。

その歌詞の流れを一度覚えてしまうと、次の歌詞に移るときに歌詞を一瞬忘れてしまっても、

「この曲はこのような流れだから、次はあの歌詞だ」

と思い出しやすくなります。

歌詞の流れを把握していないと、歌詞を忘れやすくなりますし、歌うときの抑揚や表現がしにくくなってきます。

全体を通して伝えたいことなどを知るためにも、一度、歌詞の内容を自分なりに把握しておくと良いでしょう。

3. 繰り返し歌う

歌う人

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歌詞を早く覚える方法として、繰り返し歌って記憶を強化するというのがあります。

いくら歌詞をしっかり覚えても、人は忘れる生き物ですので、定期的に思い出さないとすぐに忘れてしまいます。

忘れないようにするためには、定期的に思い出すことです。

つまり、一度歌詞を覚えた曲をしばらく歌わなくなったとしても、半年に一度は歌うようにしたりして、記憶を強化し続けるようにすると良いでしょう。

もう二度と歌うことがない曲なら別ですが、

「かなり上手くなったから、もうしばらく歌わなくて良いだろう」

と安心して、歌詞を覚えた曲を何年も歌わなかったりすると、歌詞を間違えたり思い出せなくなったりします。

アーティストも、ライブやテレビに出演して歌う曲などに対しては、披露する前に何度も練習しています。

プロのアーティストでも、そこまでしなければ歌詞を忘れてしまったりするのに、プロではない人が、全く歌わなくなれば、数年ぶりに急に歌うようなときに、歌詞を忘れてしまったりするのです。

「カラオケでは歌詞が表示されるから」

と安心してしまうと、歌詞を目で追って歌うことが、リズムの乱れにつながってしまいます。

歌が上手くなりたいならば、いつでも歌詞を見ずに歌える状態になれるように練習をしてみてください。

繰り返し行うことをしなければ、人は簡単に忘れてしまうものです。

メロディーが流れたら、勝手に歌詞が口から出てくるくらい、自然な流れで歌えるように徹底的に繰り返して覚えてみましょう。

繰り返しの作業が苦手な人が結構いますが、物事は繰り返しの積み重ねであることが多いものです。

傍目には、同じことを繰り返しているように見えても、行っている人からすれば、常に微調整を繰り返して、より、自分にとって納得できる状態に進化するための行動を、繰り返しているのです。

繰り返しの作業が苦手な人は、改善を加えるという発想がなかったり、
どこをどうして良いのかが、そもそもわからなくて、繰り返しの作業が苦手になっていることがあります。

繰り返しの作業をするときは常に、

「前の自分よりも成長するんだ」

という気持ちで行動していくと良いでしょう。

歌の練習においては、1回目に歌ったときよりも、2回目に歌ったときのほうが何かに気がついたり、調節ができるようになったりしていれば、それは成長しているのです。

中には進むのが遅すぎて、自分の変化が感じられない人もいるかもしれません。

そういうときは、変化を実感できるくらいに、無理をしない範囲で回数を増やしていくと良いでしょう。

そして、何かが上手くいかないと思ったら、深く考えて改善点を考えると、成長することができます。

失敗も、失敗した原因に気がつくという学びを行いながら、成長をしているときなのです。

諦めずに続けていれば、どんどん成長することができるでしょう。

まとめ

歌詞を早く覚える方法としては、歌詞を部分的に覚えたり、歌詞の流れ(ストーリー)を把握したり、より記憶を強化するために繰り返し歌って覚えると良いでしょう。

短期間で行えたことは、短期間で忘れてしまうこともありますので、じっくり長く続けてみてください。

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奏音

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