【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
もくじ
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
コパカバーナ
世界的に有名なブラジルの民族音楽、サンバを取り入れているのがこちらの楽曲。
『哀しみのマンディ』などのヒット作を生んできたアメリカの作曲家、バリー・マニロウさんの作品です。
日本では高校野球の応援歌としても有名ですね。
情熱的な曲調とはギャップのある、悲しい恋物語が描かれた歌詞が特徴的。
派手な衣装で踊るサンバのイメージとはちょっぴり違う感じがしますね。
ちなみにこの曲はよく、社交ダンスの演目「サンバ」で使用されているんですよ。
(荒木若干)
ダブリンの旗
イリアン・パイプスという管楽器の音色が印象的な民族音楽、アイルランド音楽。
「アイリッシュ音楽」という名称の方がぴんと来る方もいるかもですね。
国の名前を冠していますがヨーロッパを中心として垣根なく、世界中で親しまれています。
聴けば雄大な自然のイメージが湧いてくる、やわらかくて味わい深く、それでいて疾走感のある曲調が印象的です。
ご紹介している動画はバンド、FourWinds.による『ダブリンの旗』。
ダブリンはアイルランドの首都です。
(荒木若干)
ノイチス・カリオカス
1800年代にブラジルで定着した音楽ジャンル「ショーロ」。
具体的な演奏方法や曲の作り方に決まりがあるわけではありませんが、総じての特徴としては即興演奏な部分。
またチェコの民族音楽「ポルカ」がルーツなので、その2つには曲構成などで似通った部分があります。
ジャコー・ド・バンドリン作曲の『ノイチス・カリオカス』はショーロの名曲として、長年に渡って愛され続けている作品です。
ちなみにサンバはショーロから派生した音楽と言われているんですよ。
(荒木若干)
ティコ・ティコ・ノ・フバ
サンバの原型とも言われるブラジルの「ショーロ」。
その名曲の一つ『ティコ・ティコ・ノ・フバ』はサンパウロ出身の作曲家、ゼキーニャ・ジ・アブレウによる作品です。
1917年に発表されて以降、長らく愛され続けています。
リズミカルなのにどこか哀愁が感じられる曲調が印象的。
「サンバの原型」とは書きましたが踊りたくなる感じではなく、リラックスして聴きたいような内容です。
さまざまなミュージシャンがアレンジしているので、自分が好きなものを探してみる楽しみ方もできますよ。
(荒木若干)
フニクリ・フニクラ
日本ではイタリア民謡を指すときに使われる用語「カンツォーネ」。
言葉の意味は「歌」なので特定のイタリア音楽を表現しているわけではありません。
が、イタリアのナポリ周辺で歌い継がれている曲のことを「カンツォーネ」と表すことが多いそう。
ご紹介している楽曲『フニクリ・フニクラ』もその一つに数えられています。
聴きなじみ深いメロディーですが、しかしイタリアの音楽だと意識して聴くと確かに、異国情緒がしっかりとありますよね。
(荒木若干)
ロス・グリフィニャフィトス
ベネズエラの民族音楽「ホローポ」から『ロス・グリフィニャフィトス』です。
ホローポは3拍子のリズムが基本のダンス音楽で、ベネズエラからコロンビアにかけて広がっている平原地帯、リャノ地方に住む人々によって演奏されていた歴史があります。
聴いてもらえばわかるように、フラメンコやアフリカ民謡の空気感を持っている、情熱的な音楽体系です。
多国籍な民族性を持つベネズエラという国だからこそ、発展してきたのかもしれませんね。
(荒木若干)