favorite_border最終更新：2017/3/18

コンパクトサイズのマルチエフェクター。ギター初心者にもおすすめ ZOOM MS-100BT

音楽・遊び・エンタメの総合ウェブメディアRAG MUSIC 編集部

熱狂的に支持されたMS-50Gの進化版

MS-100BTは、MS-50GにBluetooth機能を追加したマルチストンプボックスとして、2012年の11月に発売されました。

MS-50Gは92種類のエフェクトと8種類のアンプシミュレーターを搭載した、コンパクトなマルチエフェクター。

多機能でありながら気軽に持ち運べるサイズを実現したことで、MS-50Gは多くのギタリストの熱狂的な支持を集めました。

MS-100BTも、MS-50Gのエフェクターとしての基本性能を受け継いでいます。

ここで、MS-100BTにどんなエフェクトが搭載されているのか見てみましょう。

エフェクト

歪み系エフェクト

BOSSのOD-1やDS-1をはじめ、PROCOのRATやファズフェイスなど、あらゆるタイプの歪系エフェクトが収録されています。

アンプモデル

FenderやMarshallをはじめ、VOXやTWO ROCK、DIEZELなど幅広いアンプサウンドが収録されています。

キャビネットとヘッドを自由に組み合わせられるので、独自のサウンドを作り出すことも可能です。

ダイナミクス、フィルター系

コンプレッサーやイコライザー、ワウなど補正系やフィルター系のエフェクトが多数収録されています。

モジュレーション、スペシャルエフェクト

フェイザーやフランジャー、コーラスやなどの空間系エフェクト、スライサーなどのスぺシャルエフェクトが収録されています。

ディレイ、リバーブ

各種リバーブや、通常のディレイ、テープディレイシミュレーターなど、全22種類の残響系エフェクトが収録されています。

操作性抜群のスイッチ類

コンパクトな筐体に、操作性抜群のスイッチ類が搭載されているのもMS-100BTの特徴です。

各スイッチ類には、以下のような機能が割り当てられています。

フットスイッチ

フットスイッチに割り当てられた機能は以下のとおりです。

• エフェクトのONとOFFの切り替え
• 長押しでチューナー起動
• タップテンポの入力

このほか、フットスイッチ周辺には項目の選択に使うカーソルキーが配置されています。

パラメーターノブ

各エフェクトのパラメーターを調節するノブです。

ノブは全部で3つ。

各ノブは左右に回してパラメーターを調節するだけでなく、押すことで以下のように設定画面の呼び出しと切り替えを行えます。

左のノブ：MENU画面の呼び出し

中央のノブ：MEMORY画面の呼び出し

右のノブ：パラメーターの設定ページ切り替え

このほか、3つのノブは操作状況に応じて役割が変わりますが、エフェクト編集画面やMENU画面では、ディスプレイ下部に現在割り当てられている役割が表示されるので操作に迷わずに済みます。

StompShareで広がる可能性

MS-100BT最大の特徴といえばBluetooth機能。

この機能があるだけで、MS-50GからMS-100BTに買い換える価値があるといっても過言ではありません。

MS-100BTのBluetooth機能は、ZOOMがリリースしているiOSアプリ「StompShare」と連携することにより、その真価を発揮します。

StompShareはMS-100BTに追加するエフェクトを購入できるアプリケーション。

アプリを開けば、画面にバーチャルなエフェクターショップが現れます。

購入したエフェクトは、Bluetooth機能でMS-100BTに転送するだけで即座に使用可能。

さらに、販売されているエフェクトは手持ちのMS-100BTで試奏が行えるので、現在使用しているエフェクト・セットに新しいエフェクトを追加したサウンドをチェックしたうえで購入できます。

また、ベース用のエフェクトを含む新しいエフェクトがどんどんリリースされているので、使いこなすことでほかのユーザーとは全く違ったサウンドを生み出すこともできるでしょう。

進化するマルチエフェクターMS-100BT。

ギタリストなら一度手に取ってみる価値がありますよ。

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