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スペシャルインタビュー

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西野やすし | スタジオラグ
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指導者として若手の育成にもあたられていますが。
やっぱり時代やね。昔程のガッツある奴いうか、根性ある奴少ないねぇ。捨て身の奴がおらんね。昔は捨て身の奴がたくさんおっておもろかったんやけどね。今は石橋を叩いて壊すような奴がおらんね。みんな無茶して生きてきたんやけど、なんか今はもう若者が安全を確保するようなって。それはねぇ、京都も東京も日本中同じやと思うねんけど、東京はそこから出てきた奴の集団やろ。田舎もんの集団やから、例えば京都とか大阪にいて根性のある奴が、「俺がなんとかしたる!」みたいな奴が集まってくるやろ。どうしても気合いがあるやつが集まってくるんやな。その代わり人口が多いから、気合いの無い奴の数も圧倒的に多いけどね。
今の京都は元気が無い?
上にいるもんが、関西、特にベテランの連中というのが動かへんのよ。そいつらがど~んと上にいるから、下のもん逆に伸びてきえへんっていうかなぁ。俺らの下の世代、今の30代後半から40代くらいの人っていうのは全然いいひんね、京都で。そのかわり関西でプロやって言われてる人はホンマに凄いねん。京都もそうやし大阪もそうやけど、東京行こうが世界中どこ行っても通用する、ほんとに凄い奴だけが関西の上に生き残ってんねん。力哉もそうやし、ドラムで言うたら小林建治とか、東原力哉というのは、世界中どこ行ったってビックリする様な人やと思うんやけど、下の人はあまりに上が凄いから上がれへん。東京は逆にそれがないねんね。若い人が育ちやすい気がする。京都は特に体質的にも古い考えの人、京都的な古い考えの人もいるし、育ちにくい感じがするね。
そんな京都で長らく音楽を続ける秘訣とは?
西野やすし | スタジオラグ 京都が好きやっていうのがまず一番でしょ。俺は京都というより関西という枠で見てるんやけど。京都は関西の一部って考えてるんやけど。でも日本の一部とは考えてないねん(笑)関西という「国」としてとらえてるから。関西の意識って俺めっちゃくちゃ強いけど、京都人やということをあんまり意識してないね。京都のこの古い体制ちゅうのは良きにつけ悪しきにつけあって変わらへんやろ。これはやっぱ京都っていうのは学生の街やからねんな。人口が130~140万人いるんやろ、そのうちの1/3が学生やって言われんねんな。1/3って凄い数の学生がいる訳やんか。だからライブハウスという、こんな景気悪い時に成り立たへん様な商売が成り立ったりするんやね。そういう文化が成り立つのは京都しかないねん。京都だけが学生の文化があって。さっき言うたブルースのムーブメントが起こったんも、京都やからやん。学生山ほどおって、学生運動が下火になったからや。60年安保70年安保でガーっとなって、安保反対言うて意味も分からんとデモしてたり、そういうのが赤軍派の事件やらで、興ざめしたんや、日本中がいっぺんに。学生がみんな興ざめして学生運動が一気に下火になって、パワーの持っていき場がなくなったんや。
それがブルースに向けられた、と。
たまたま「ウエスト・ロード」が提示した「こんなんありますよ」っていうのにバーッと飛びついたんや、みんな。血気盛んやのに、パワーの行き先が、矛先がなかった。そのパワーの持って行き場を与えられたから、集結してドカーンなった。それの生き残りがずっと今何十年たって、2009年に至ってもまだ沸々とその時の炎が残ってるんやね。まだその炎を見てんねん、京都の人達は。それは、いい言い方すると伝統を守ってる。よくない言い方したら発展性がない。
西野さんは、それに対してクエスチョンマークを感じてらっしゃる?
ブルース系統の人で言うと、伸ちゃん弟子と俺の弟子が多いのよ、京都、大阪、この関西。みんな戸惑いが隠せへんいうか、伸ちゃんが亡くなったことで。そんな感じの京都をすごく感じるね。俺はその炎をもっぺん火点けて、みんなこの炎を見てこの歴史と伝統を守ろうぜとはあまり言いたくないかな。その係は田中晴ちゃんがやるべきやと俺は思うとる。塩次伸二の一番弟子やった彼が、あれだけのギター弾ける人は他に世界中探してもおれへんのやから、彼がやるべきことやろな、と言う風に俺は見てんねんけどな。俺は逆に輸出係で、京都のこういうブルースを東京なりどこなり日本中に輸出して歩く。京都にはそういうブルースがあんねやということを、宣伝マン的に外へ出して行く係。塩次伸二という人間を無くした痛手を抱えた人間やねん、俺も晴ちゃんも。俺は彼の弟子でもなんでもないんやけど、すごい交流があったし、色んな影響も受けたし、人間的に大好きな人やったしね。彼のいいひん京都、いなくなった京都、ブルース、ひいては日本のブルースっていうのを考えた時に、俺の役と田中晴ちゃんの役というのがあるな、っていうのは俺は考える。
それがあっての今の活動スタンスなのですね。
自分はそう今考えてるし、田中晴ちゃんにもそう言う話をよくするし。俺は塩次伸二弟子じゃなかったんは、そういう行ってた現場が米軍基地やったりとかしたからで、ちょっとちゃうねん。伸ちゃんはすごく怒る人で、ものすごい気が短くて怒る人で、ものすごい厳しい人やった。俺は全然文句言われたこと一回もないねん。ずーと若い時分から伸ちゃんとタメ口、対等にしゃべってて。伸ちゃんが亡くなる前に一緒にやった時に「何で俺には文句言わへんかったん?」て聞いたら「いや、お前は喧嘩が強かったしや」て(笑)「それだけかい!」みたいな。タチ悪かったしやて(笑)
それだけじゃないでしょう(笑)
伸ちゃんがそう言うたんがおかしいてね。伸ちゃんとはね、すごいよく話したんよ。夜中2時頃電話かかってきて、あの人も酒呑まへん人やから、俺も酒呑まへんから「あんみつ食いにいこか」って夜中の2時に(笑)まあええけどって車で待ち合わせして。伸ちゃん語り出すと、これからの京都のこと、これからの日本のブルースシーンとかについて熱く語るんよ。色んな共感することもあれば、そらちゃうでいうこともあったり。ええ思い出やねんけど、そういう話するもんがおらんようなってもうて。
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プロフィール

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西野やすし

Guitar,Vocal,Talk

京都市伏見区生まれ。幼少期より音楽に親しみ、気がついたらギターを弾いていた。  少年時代、米軍基地でプロとしての初ステージに立つ。その後、数々のスタジオ・ワークに参加する一方、アレンジャーとしても活躍。ライブ・ステージでは数々のミュージシャンと精力的にセッションをこなしていく。その一方、自ら実戦空手術道’大志會’の師範として道場を持つ変り種でもある。

「音楽は格闘技だ」の信念を基に、自身のリーダーバンド「talking about」、ベーシスト天野SHOとの双頭ユニット「天西」、ボーカリスト小林エミをフイーチャーしたバンド「Do it!」、ボーカリストMISUMIをフイーチャーした「鉄拳倶楽部」を結成し、幅広く活躍。影響を受けたミュージシャンはビートルズ(特にジョン・レノン)、バーナード・パーディー、B・B・キング、デビット・T・ ウォーカー。

自らのルーツを「ブルース」に置きながら、「ブルース」の枠にとらわれない活動を繰り広げ、情感溢れたギター・プレイと、巧みなトーキングで観客を魅了し続けている。また、演奏&トークの特技を生かしてテレビ番組でもメイン・レギュラーを務める。

西野やすしオフィシャルサイト
音源情報

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「All Through My Life」
2,500円(税込)

「ろっ魂!」
2,800円(税込)

ライブ情報

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スケジュールは西野やすしオフィシャルサイトまで

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