スペシャルインタビュー
Gulliver Get | スタジオラグ
現在の皆さんが目指す音楽性や理想像とは?
山:長いことやりたいって思いますね。長いこと続けたい。常に40歳になっても、50歳になっても、新しいものを作り続けたいっていうのはずっと思ってたし。強制的なものではなくて、自然に続いていたいっていうのは思いますね。
Gulliver Get | スタジオラグ
モ:僕はバンドを流行らしたいですね。
かつてのバンドブーム的な?
モ:そうですね。今ってあんまりないじゃないですか。やっぱ、バンドってええやん、みたいな。そういう音楽シーンにしたい。バンドやからできるっていうことって、一杯あると思うんですよ。どんだけスゴいミュージシャンが集まっても、そんときだけの寄り合わせっていうか、セッション的なものだったら、絶対バンドのパワーに負けると思うんですよ。やっぱバンドってええやん、っていう音楽シーンにしたい。
山:ライブはコンスタントに続けたいですね。ライブって自分らの楽曲とか演奏に対する、その反応が一番ストレートに返ってくる場やと思うんで。この先大きい会場でもやるときが来て、ドームクラス、ホールクラス、っていう風な時期になっても、ライブハウス規模のところでもやりたいし、どんなハコでもずっとやっていけるようなバンドでありたいですね。
Gulliver Get | スタジオラグ
メンバーの皆さんそれぞれからみた、他のバンドメンバーとは?
モ:僕からみたバンドメンバーっていうのは、自分の可能性を広げてくれる相手。そういう相手と思って、付き合ってますね。それぞれの担当楽器で、自分との関わり合い方は違いますけど、いい影響をもらえる相手、って感じですかね。ええバンドです。
鶴:僕は一番年下で入ったのも最後なんで、皆が先輩っていうのが最初にあって。先輩達と一緒に音楽をやっているっていうのがあるんで、当初はずっと、ぎゃふんといわしてやろうと思ってたんですよ、今もそれは消えてないんですけど。とりあえずぎゃふんといわしてやろうかと(笑)あんまり深くは考えたことないですけど、う~~ん、いいバンドだと(笑)
山:やっぱり僕はリーダーとしての立場から、言ってしまいますけど。アヤヲがいるじゃないですか。アヤヲみたいな気質の人間が5人いても困る訳ですよ。ぶつかってしまうから(笑)喋らない奴とか、ちょっと飛んでる奴とか、合わない奴とか、がいて、結果的にうまいバランスがとれてて、一人一人の役割がちゃんとなってる訳ですよ。僕はやりやすいですね、助かっているというか。一人一人の役目がしっかりしてる。本人達一人一人もちゃんと、自分の役割を意識してるし、もうこれが崩れたらやってはいけないもんなんで。
阪:ずっとやってるメンバーやからこそですけど、家族みたいな感じ。でも、決してなぁなぁでなくて、音楽のときは真剣にぶつかるし、やけどこのメンバーで出す音やからこそ、楽しいというか。「音楽」という言葉そのものかも知れないですけど、楽しめるメンバーですかね。一緒に、今こうやってて、良かったと思える、っていうか。幸せな時間にしてくれるメンバーって感じですね。
アヤヲさんはどういう唄い手さんでしょう?
山:いわゆる、「歌姫」やと思いますね。一番気を遣うし、一番僕の目線に近いかも知れないですね。こんな風に言うと、僕の立場からの意見になってしまいますね。一人一人意見聞いてみましょうか。
モ:どんなヴォーカリストかって言われたら、「人の感情に入れるヴォーカリスト」。言葉代えると、人を幸せにしたり、悲しましたり、怒らしたり、思い出させたり、そういう人の感情に侵入できる。それは僕が一番、いいヴォーカリストとしての見るところの一つなんです。それの出来る素晴らしいヴォーカリストと思います。
鶴:僕はもう感覚的にスゴいなって思う、だけです。
阪:僕は他のメンバーと違って個人的に昔から一緒に色々やってましたんで、やってて面白いなっていうのはもちろんなんですけど、フロントに立ってぐいぐい引っ張っていく力を持ってるんですね、彼女は。で、それが同じミュージシャンとしても引っ張っていかれたり、惹き付けられるものがあるので、「いい刺激を受ける相手」というか。僕個人的にはスゴく声が好きなんで、一緒に長いことやって。一回このメンバーでやってみたいな、と思って連れてきたのがきっかけなんで、まさに縁だったのかなと今は感謝してますね。
Gulliver Get | スタジオラグ
現在京都発信というスタイルでやってらっしゃいますが、今後もそのスタイルは変わらずでしょうか?
山:どうなんでしょう、分かんないですね。今は全員在住なんでそれが売りになってますけど、この先はどうなるか分かんないですね。
特に京都という地場には拘らず?
山:実際住んでるから、京都という土地から曲の題材になってたりもするし、歌詞の題材になったりとかも、ありますけどね。
阪:メンバーが皆出合ったのが京都なんで、これからどう変わっていくにしても、特別な土地っていうのには変わりがないですね。
モ:大切な場所って感じですね。
京都発、全国的に活躍するアーティストも多数おられます。今まさに、そこにいるのが皆さんだと思うのですが、実感は?
山:・・・あんまりないですね。
ラジオやテレビでの露出等も増え、周りの環境も変わってきているのでは?
山:環境は確かに変わっていってますけど、バンド内の雰囲気は自主制作の頃からほとんど変わってないですね。レコーディングとかは、自分らの音以外にピアノなりパーカッションなりストリングスなり入ってくるやりかたっていうのは変わったかもしれないですけど、楽曲の作り方とか、そういう根本的な部分は変わってないですね。
今もこうしてスタジオラグもご利用いただいてて、ありがとうございます。
山:集まりやすいんですよ(笑)練習場所も変わらずですね。
我々の側から見ると、どんどん遠い存在になっていってる感じかあるんですが(笑)現在の京都の音楽シーンについてはどうお考えですか?
鶴:歴史あるライブハウスとかがいっぱいあって、濃くて面白いなと思います。いろいろと幅広いジャンルがあって、でもちょっと、古典というか、ブルースであるとかジャズとかが盛んなところもあったり。かといって若者がバンバンやるようなハコもあったり。って言う意味で結構熱い場所だと思ってるんですけど、京都は。
山:僕京都出身じゃないんですけど、来る前に聞いていた情報は、すごいブルースとジャズと、昔の音楽が流行っているっていうイメージやったんですよ。
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