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【レコーディングにはどの程度の演奏技術が必要?】など2問に回答しました

こんにちは、スタジオラグの中尾きんやです。
このメールマガジンは皆様からお寄せ頂いたご質問がコンテンツです。レコーディングに関する疑問やお悩みに全力でお答え致しますので、どしどしご質問ください。お待ちしております!


【Q】ラフミックスとミックスダウンの違いは何ですか?


【A】「ラフミックス」とはその日のレコーディング作業の内容を確認したり、ミックス前に楽曲の完成形をイメージしやすくするために、各パートの音量や定位などを大雑把にミックスした音源のことです。

それをメンバーやスタッフが各自持ち帰って次回の作業に向けた反省の材料としたり、アレンジを練り直すなどのいわゆる宿題の叩き台となります。

ラフミックスの作成はセッション途中などのごく限られた時間の中で纏めなければならないため、そのエンジニアさんの力量が如実に出ます。
なかには文字通り「ラフ」につくってしまう方もいますが、良いエンジニアさんのラフミックスはやはりバランスも良く、特に低域がうまく整理されています。

一方の「ミックスダウン」とは、2トラックに落とすための最終的なミキシング作業のことです。

レコーディングの際、初回テイクの演奏が新鮮で良かったりするように、先入観なしで作ったラフミックスの方が長時間かけて作り込んだマスターよりバランスが良く、ラフミックスを参考にやり直した、という笑い話もあります(笑)。


【Q】レコーディングをするにはどの程度の演奏技術が必要ですか?


【A】簡単です。自分が表現したいことを実現できる技術があればそれで十分です。

レコーディングは楽曲制作における一部分であり、その難易度を競う競技ではありません。

あくまで一例ですが、あるプロの現場では演奏ミスによるリテイクはほとんどありませんでした。
表現方法を変えた複数のテイクを収録しそこから選択するのですが、そのOKテイクが出るまでにそれこそ半日とかかかる時もありました。

まるでフィギュアスケートの浅田真央ちゃんを見ているようです。
何事も深く極めれば極めるほどに、難しいことをより易しく表現することができます。
技術力と表現力、その総合力で音楽は成り立つのではないでしょうか。

もし、いまあなたが表現したいことに対して技術が追いついてない、と感じるならばそれはきっとごく自然な事です。
そしてそれはプロであろうと充足することがないゆえ、あくなき探求をするのです。

まずはやってみましょう。私たちは全力で受け止めます。


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