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マーシャルサウンドを忠実に再現!Shin's Music DRIVEKING-JrSP
最終更新:

マーシャルサウンドを忠実に再現!Shin’s Music DRIVEKING-JrSP

今回は、Shin’s MusicのDRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)というエフェクターを試奏したので、レビューとともにここで紹介したいと思います。

Shin’s Music(シンズミュージック)ってどんなメーカー?

Shin's Music(シンズミュージック)

http://www.shinsmusic.com/

日本屈指のビルダー、エンジニアの鈴木伸一氏が代表を務めておられる東京葛飾のエフェクターメーカーです。

量産では出せないクオリティをミュージシャンに合わせて、制作をされているハンドメイド工房です。

Shin’s Music オフィシャルウェブサイト

国内外の有名ミュージシャンに愛用されています。

使用アーティスト:高崎晃リッチーサンボラオリアンティディアンジェロなど

DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)はどんなエフェクター?

Shin's Music DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)

その名の通り歪み(ひずみ)エフェクターでオーバードライブ〜ハイゲインディストーション位を、得意としているエフェクターですね。

どのアンプでもオールドのマーシャルサウンドを出す、というコンセプトで制作されています。

1959ヘッドアンプを意識されているそうです。

2チャンネルの歪み、ブーストスイッチ、クリッピングスイッチなど、設定の幅が多くスイッチ踏みで音を変えやすいのも特徴です。

※補足

レビューした機種は「Soul Power insturuments」によるモディファイでした。

Boostスイッチがフットスイッチに交換されています。

音は変わらないそうなのでこのままレビューに使用いたします。

各種ツマミの説明

Shin's Music DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)

Ch.1(左側) : DRV1 Vol.1

クランチ〜オーバードライブ〜ディストーションくらいの設定ができます。

もちろんDRVは歪み量、ボリュームは音量です。

相互作用が強く影響するので両方を操作して音作りしましょう。

Ch.2(右側) : DRV2 Vol.2

ツマミはCh.1と同じくです。

Ch.2に比べてハイゲインに設定されています。

ドライブ〜ハイゲインディストーションくらいまで設定できます。

EQ : Treb. Mid Low

左から高音、中音、低音ですね。EQにはこの機種の特徴がでています。

まず、12時センターがフラットではないです。

ページでは4(10〜11時あたり)からの設定が推奨されています。

平均的に上がる……印象とは少し違うので出音で判断していきましょう。

Boostスイッチ(左上)

もちろんブーストされます。

リードなどでは使用できますね。

※従来は2点スイッチになっています。

レビュー機種はSPIモディファイモデルなのでフットスイッチに変更されています。

Clipスイッチ(左中)

上からH(high)、L(Low)、M(Mid)となっています。

クリッピングの種類を選ぶことができます。

※クリッピング:専門的な説明は省きますが、歪みの波形を作り出す回路です。

歪み方に多大な影響を及ぼします。

コンプレッション具合にもつながってくるので歪みの種類自体が変わってきますね。

見つけたら試してほしい3設定

Shin's Music DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)

この機種で使いたいスタンダードオーバードライブ。

clipはL。

Shin's Music DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)

ハイゲインで気分はハードロッカー!!

clipはMです。

Shin's Music DRIVEKING-Jr sp(ドライブキングジュニア・エスピー)

恒例の「ブースターとしても使えるんじゃね?」サウンド。

clipはLです。

筆者が独断と偏見で語る

今回は久しぶりにクセの強いエフェクターでしたね。

最近は素直で扱いやすくクリアなエフェクターが多いので音もリアルで荒く素直に変化しないツマミなどに苦戦しました。

万能さは正直感じませんし、ピーキーでスイートポイントが少ない感じです。

ただかなり存在感のある音なので、はまればインパクトは絶大です。

音質などは好みが強く反映されそうな音色です。

ガバナーやDODのOD/P250なんかが好きな人はおすすめです。

個人的には出したい音とは違うかな〜、という感じです。

純粋なロック、わりとハードめな音です。

少しオールドテイストな曲調とはマッチしそうですのでお試しください。

試奏設定のクリッピング”H”を使用していないのは個人的な趣向からです。

音量感が微妙だったんですが、大音量環境ならカバーできると思います。

メタルやコア系の方はクリッピング「H」でVOLを上げちゃいましょう。

クセは強いけど好きな人はとことん好き、そういうエフェクターもいいですね!

ライタープロフィール

カジワラアキヒロ

ギタリスト

カジワラアキヒロ

京都在住のギタリスト、レッスン、サポート等しながら自身のバンドも活動中。

エレクトロバンドのギタリストとして活動していた時にエフェクターに興味津々。

ただ、マニアという程ではなく愛好家。

現在は宅録を研究中。

ウェブサイト:http://kjwr.hatenablog.com

Twitter:kajiwara_tw_th

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