小倉悠吾ソロプロジェクト、大胆にもストリングスを導入!|京都の音楽スタジオ|スタジオラグ

小倉悠吾ソロプロジェクト・レコーディングレポート
レコーディングレポート | スタジオラグ
〜ストリングス収録〜ミックス編〜

小倉悠吾ソロプロジェクト、大胆にもストリングスを導入!

2012年6月11日、この日はストリングスをスタジオラグ西院店にて収録。カルテットでの息のあった見事なアンサンブルが収められていきます。アレンジャー小松氏が要所要所で指示や微調整を入れ、完成度の高い作品への並々ならぬ意欲を感じます。この日の模様はシンプルですが、画像1点と動画にて。

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そしていよいよ佳境のミックス作業へ!

2012年6月20日、21日にはミックス〜マスタリング作業が行われました。収録した各音源の音量バランスや定位、音質調整などを決める重要な作業です。まずは参考音源やバンド側の要望をもとに、エンジニア:阪本氏がベースとなる「プリミックス」を制作します。

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音を耳で、波形を目で、五感を研ぎ澄ませ作業を進めます。

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ミックス作業に欠かせないのが、数々の「プラグイン」。コンプやEQ、リミッター、リバーブといった欠かせない定番から、マイクプリやギターアンプのシミュレータやステップフィルタのような特殊効果まで、様々な音色に変わっていきます。

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緑のあの子は定番ギターオーバードライブ“あれ”のモデリングでしょうか。

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アナログコンソールapi1608があるにもかかわらず、敢えてプラグインを使用。アナログ・デジタル双方を使いこなすエンジニアの腕が光ります。

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アナライザーを使って、波形以外でも音を視覚的に確認。

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その後も順調に黙々とプラグインを挿し続ける阪本氏。目的の効果を達するため、どのプラグインを選び各パラメータを調整するか。エンジニアのセンスと経験が問われます。

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お分かりでしょうか。各トラック幾重にも挿されたプラグインの数々。

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ようやくプリミックスが完成!クライアントに満足していただけるか、エンジニア緊張の瞬間です。

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プリミックスを聴く小倉君も真剣そのもの。

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このプリミックスをもとに、ミュージシャンの意見も取り入れ微調整を行います。お互いいいものにするため、ときには白熱した意見交換にもなります。

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一連のこの作業を、曲数分繰り返すことになります。特にこのプロジェクトではストリングス等もありトラック数が膨大、なかなかのボリュームとなりました。そしてミックスが全て終わったら、曲間や音圧調整、全体としての音質補正などを行う「マスタリング」という行程があります。今回はそれは割愛するとして。。

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ついに完成した小倉悠吾ソロプロジェクト・ファーストCD「愛と人生と僕と、、、」!!なんという大胆不敵なタイトルでしょう!小倉悠吾の、そしてスタジオラグレコーディングの総力を結集して制作されたこの1枚。皆様是非ゲッツして、愛と人生について多いに語ろうではありませんか!そしてめでたく完成した「愛と人生と僕と、、、」から、「星と君と未来」が先行デモとしてYouTubeにアップされました!この曲はPVも制作予定とのこと、それまではこちらでお楽しみください!

〜リズム録り編〜

小倉悠吾ソロプロジェクトのレコーディング現場を突撃!

2012年4月27日、「The Opening Cloud」のギターヴォーカル:小倉悠吾さんがソロプロジェクトを立ち上げ、初のレコーディングを行うとのことで、スタジオラグ西院店にお邪魔してきました。小倉悠吾さんといえば、卓越したヴォーカルやギター、そして伝わりやすいキャッチーな楽曲でもつとに有名。そして自身でもエンジニアリングも行っており、音に対して非常にシビアなジャッジをするアーティスト。どのような現場になるのか、とても楽しみです。

さて、ソロプロジェクトのメンバーとは。
小倉 悠吾(Vocal, Guitar)
上品 綾香(Oboe, Keyboard)
奥野 三平(Bass)
森田 諒(Drums)

本日はリズム録り、ドラムとベースの収録が目的ですが、バンドとしてのグルーヴを出すため、メンバー全員で演奏します。ドラムのセッティングが終わったら、エンジニアの阪本氏が手際良くマイクを立てていきます。

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この日は5曲収録ということで、森田くんも曲に合わせスネアを複数台用意。

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マイクを全て立て終えると、さながら城のよう。いつ見ても圧巻です。これだけでいい音録れそうですね〜。

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ベース用のダイレクトボックスはAVALON DESIGNのU5。三平君の"フリー"モデルベースがブイブイ言わせています。

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マイキングや結線が終わったら、音決めに移ります。小倉君の意見を取り入れつつ、阪本氏が手際良くAPI 1608を駆使してベースとなるゲインやイコライジングを調整。西院店レコーディングと言えば、何といってもこのアナログコンソールAPI 1608。国内2台目、関西初となるこの卓は音を決める心臓部。これを通すだけで音がぶっとく、暖かくなります。

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こだわりの床マイクやアンビ用マイクの位置を調整し、いい感じになってきました。

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他の楽器の音決めも完了したら、いよいよ録音開始!

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ここで、レコーディング前の皆さんにお話しをお伺いしました。

小倉君もコントロールルーム内で熱唱!ええ声や。。ガイドとはいえ思わずうっとり。

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ベーシックとなるテイクが録れるまで何度か録音を繰り返し、いいテイクが録れたら、それを基に気になる部分をパンチイン、パンチアウトで細かく修正していきます。小倉君は特にリズムにはシビアな要求をするので、なかなか「OK!」が出ません。「もうちょっと後ろやねん」「歌に合わせて」そのようなやりとりが繰り返されます。ガンバレ、森田君&三平君!

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2曲目に録音した美しいバラード「河川敷」は特に作業が難航。テンポを変えたり、クリックなしでやってみたり、OKテイクが録れたのは録音開始からすでに5時間が経過。メンバーさんの疲労もピークに。が、気合いを入れ直し、この後4時間で3曲を収録。予定の5曲を無事録り終えることができました!この日のレコーディングは12時間に及び、さすがにメンバーの皆さんもお疲れの模様。

次回はストリングスを収録予定とのこと、こちらもレポートしますので、お楽しみに!
この日収録された音源は6/25発売予定とのこと、こちらもお楽しみに〜!

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