現代に継承されゆくVOXサウンド。"AC50CP2"を無料レンタルしてみた。|京都の音楽スタジオ|スタジオラグ

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現代に継承されゆくVOXサウンド。"AC50CP2"を無料レンタルしてみた。

ギタリストなら誰もが憧れるVOXサウンド。そのブリティッシュヴィンテージサウンドを継承する新モデル「AC50CP2」が西院店の無料レンタルサービスのラインナップに追加されたと聞いて、実際に弾いてその真価を体感してみたいと思い、ポポポポ~ンと足を運んでみました。

ここがスタジオラグ西院店。前回のオレンジレビューの時にも訪れましたね。

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到着ほやほや。西院店の名物スタッフ"ざわし"さんが運んでこられました。

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これがAC50CP2です。

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VOXのアンプと言えばアンプの裏上部にあるイメージがあるかと思いますが、それは当時ライヴではアンプの裏側に立って演奏するのがスタンダードだった事による利便性を求めた作り。つまりフロント側にツマミがあるのは現代的なデザインアプローチとなります。

早速スタジオに運んで弾いてみましょう。アンプは重たいので持ち運びはスタッフにお任せしましょう。

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早それではまずは電源を入れてみます。フロント右側のPOWERスイッチをONにします。この状態で1分ほど置いて、真空管を暖めてから使用しましょう。

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続いてSTANDBYスイッチを入れます。この手順はもはやミュージシャンとしてのエチケットレベルなのでお忘れないように。これで音の出る状態になりましたね。

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このAC50CP2を含むClassic Plusシリーズの特徴は、ヴィンテージアンプを継承しつつもハイゲインという現代的なアプローチがされている事。独立2チャンネルの切替え機能をもっており、クリーンサウンドとハイゲインサウンドを細やかにセッティングできます。

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試奏の前に背面を確認してみましょう。

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銘打つモダンハイゲインサウンドの要の部分がこの2本のパワー管"EL34B"

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なかなか見えにくいですが、奥の方まで12AX7/ECC83が4本あります。真空管はEL34Bとの2種類で構成されています。

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ダイレクトアウトも搭載されていて、独立してレベル調整ができるのでアンプのマスターボリュームを下げた状態でラインレコーディングが可能です。宅録フリークにはとても便利。

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外部エフェクト接続時に便利なSEND/RETURNにはLOOPLEVELスイッチが搭載されており、HIGH/LOW(+4dBV/-10dBV)のレベル切り替えも可能です。BYPASSスイッチもあり。

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コントロールパネルはツマミは左から"GAIN""TREBLE""MIDDLE""BASS""TONE CUT""REVERB""VOLUME"過去のVOXアンプはMIDDLEのツマミが存在しないものが主流でしたが、Classic Plusシリーズでは"MIDDLE"搭載されており、より可変幅の拾いコントロールが可能です。

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ということで、実際に音を出してみましょう。今回は仕事終わりのざわしさんにも弾いてもらいました。お疲れさまです。

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まずはクリーンチャンネルから。

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これは間違いないクラシックロックサウンドですね!さすがのVOX、と唸ってしまいます。音が素直に出てきて、高音弦を弾いた時のシャリっとした音が生っぽさを感じさせてくれます。もちろんTONECUTノブを回していくと高音域がカットされ、ウォーミーなサウンドになるので、使い方は色々。良いギターとACと組み合わせればアコギなしでもアコースティックライブに対応できそうです。ただ、ヴィンテージと違うのはいろんな意味でマイルド。ヴィンテージならではの"クセ"が薄くなる傾向にあるので往年のVOXファンからは文句のひとつやふたつでてきそうではありますね。

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続いて、噂のハイゲインサウンドを確かめるべくオーバードライブチャンネル。

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確かに。噂通りよく歪みます。GAINをあげていくと予想以上に歪んでおもしろいです。歪みがもっと粗いのかと思いましたが、そんなイメージもない。ドンシャリに設定するとビートルズ系。中音を強調すると独特のドライブ感。FAT&BRIGHTスイッチも搭載されており様々なサウンドへのアプローチが可能、現代の多様性にアプローチした印象です。

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ただ、このFATスイッチをON/OFFすると音像がかなり変わるのでセッティングそのままにスイッチングするのは使い方が難しいそうですね。搭載されているMIDDLEノブなんですが、VOXがそもそもMIDDLEノブを搭載していなかったのも、排出する前の段階でもうVOX然としたMIDDLEの値が定まっているような気がして、もはや蛇足のようにも感じます。逆に言えばユーザに触らす必要がないほどVOXサウンドは確立しているという事でしょう。

よく歪むと言ってももちろんMESAやMarshallのようなアメリカンな歪みではないので、そこには期待しない方が良いかと思います。VOX然としたブリティッシュサウンド。それを継承しつつハイゲインな現代的アプローチを繰り広げる、それが"AC50CP2"

既存のVOXユーザも、VOXを触った事ない方もスタジオラグ西院店に足を運んで一度試奏してみてはいかがでしょうか?

無理を言って、最後にざわしさんにVOXをふんでもらいました。

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ざわしさんありがとうございました!

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