スペシャルインタビュー DUFF 2/4|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
DUFF | スタジオラグ
デビューの2009年には「京都大作戦」や「a-Nation」といったビッグステージにも立たれていますが、どのような体験でしたか?
Nakamura:僕には「a-Nation」はエイベックスだからというだけやったんですけど。「京都大作戦」は10-FEETがやってはる地域密着型のイベントで、僕の地元宇治でのイベントやったんで、僕的には「10-FEETより地元や!」と思ってやってたというか。でも嬉しかったですね。自分が小さい時から遊んでいたところでそういうことをできるっていうのは。もっともっと僕らもバンドとしていいバンドになって、10-FEETのお手伝いをできるようになればいいなと正直に思えるイベントでした。
ゆくゆくはDUFFさん主催のフェスも?
Shingo:まだちょっと規模がデカ過ぎますからね(笑)「京都大作戦」は今から頑張っても抜かすことができないグルーヴが出来上がってるんですよね。動員とかっていうことは抜きにして、あの世代のバンドマンが先輩方々が固まってっていう、ああいうイベントはないと思うんで。あれはあれで、あれを抜くって言うより、さっき言ったように皆をサポートできるようなバンドになりたいですね。
Nakamura:素直に感動しましたもんね。
Shingo:そこはあのフェスのすごいパワーやと思います。
これはお答えしづらい質問かも知れませんが、2011年4月に、DJ:M$Xさんが脱退されました。
Shingo:一番答えやすい(笑)
あれ?(笑)この変化はメンバーの皆さんにもファンの皆さんにも大きな変化だったのではないかと思いますが。
Ayaki:言われてみれば、その時期を機に良くも悪くもバンドっぽくなりました。それまではDJがいたっていうのもあって、バンドっぽさはありつつ「バンドバンド」してなかった感じがあったんですけど、DJがいなくなって編成的にもヴォーカルが二人にベース・ギター・ドラムじゃないですか。そこからは「バンドバンド」したバンドになったんじゃないかと、僕らは思っています。ライブの本数も、そのあたりから徐々に増え出したこともありますし。
P-kun:もともとライブでは、ステージの前方にDJがいたんですよ。脱退前は、僕は後ろで何も動かずギターを弾いているという形やったんですけど、それ以降、しかも抜けた時がワンマンの確か2週間前だったんです。それから、「動かなあかん」って、見せ方も一気に変わって。Ayakiさんが言ってた通り、「もっと前に出なあかん」というか。はじめは戸惑いとかもあったんですけど。
Ayaki:俺「もっと前出なあかん」とか言った?
Shingo:(爆笑)俺も突っ込もうかどうか迷ってん(笑)彼、こういうキャラクターなんで(笑)
P-kun:いや、でもMTRとかもM$Xがいじったりしてたんですよ。それを一気にAyakiさんにチェンジしたり、大変な時期ではありましたね。
Nakamura:それぞれの仕事量、やらなあかんことが急に増えたっていうのはすごく多かったですね。でもそこらへんから急に皆ガツガツし出した、ライブに対して。
Shingo:あいつの脱退で、いい意味では僕らが変われた。やめてくれてありがとう!(笑)
P-kun:これ、書いてええんかな(笑)
Nakamura:あいつ、「エーーーイっ!」って言うと思うけど(笑)
Shingo:今でも全然仲もいいし、僕らもあいつの活動は今後どうなるか楽しみにしてて。全然書いてもらって大丈夫です!
Nakamura:「M$X、ありがとう!」
以降、楽曲の制作の仕方も変わりましたか?
Nakamura:そこはずっと一緒です。
Shingo:いてもいいひんくても一緒やったよな(笑)
Nakamura:あいつメインで作ることはなかったんで(笑)
それでは、1st アルバム「MASTER PEACE」についてお伺いしたいと思います。まずは待望のリリース、おめでとうございます!
一同:ありがとうございます!
メジャーデビューから3年強ですが、この期間はやはり長かったですか?
Shingo:そうですね、シングルが空いた時期とかもあったので長くは感じます。最近はバタバタしてるんで、忙しいなって感じはするんですけど。トータルして考えるとやっぱ長かったんかな?
Ayaki:出したかった、アルバムは本当に。
Shingo:武器になるんですよね、アルバムって。シングルってやっぱり伝え切れへん部分とか、1曲2曲では自分らで思っていることが全部できないというか。自分らの思ってること、やりたいことというのが出せるアルバムが、やっと出来たかな。
Nakamura:僕はでも、長いとか短いとか、あんまり分からないですよ。自分が音楽をやってきた中で初めてのアルバムなんで、それまでアルバムというものを出すっていうことを考えたことがなかったから。
Ayaki:それは、俺もそうよ。皆そう。
Nakamura:だから単純にウキウキしてます。初めてのことなんで。