スペシャルインタビュー DUFF 3/4|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
DUFF | スタジオラグ
4/10とリリースを直前に控え、率直な今の気持ちはどのようなものでしょうか?
Shingo:あんまり「よし、CD出すぜ!」という感じじゃなくて、やらなあかんことが多過ぎて。
Ayaki:忙殺されてますね。「嬉しいな」とかに浸ってる時間がない。長い目で見たら、アルバム出したらすぐツアーがあるんで、ツアーの準備ももちろんそうですし、お客さんが喜んでくれることを考えて実行せなあかんし、それを準備してる期間がちょうど今なんですよ。楽しみではもちろんありますけど、ずっとそれに浸ってる、「完成した、ヤー!」って喜んでる余裕はあんまりないですね。
Masaya:実際お客さんにもライブとかホームページで「アルバムリリースします」と言っているので、お客さんの反応的として「楽しみにしてます」とか言われると、「早く発売したいな」という気持ちになってくるんですけど。
Nakamura:結局お客さんに喜んでもらえるのが見たくて頑張っているから、アルバムのことがあんまり頭にないというのが、正直な自分達の気持ちじゃないかなと思うんですよね。アルバム作っている時はその時で必死に「ちょっとでもこうしたらいいんじゃないか」ということをずっと考え続けて、次は例えばアルバムのジャケットを作りますとなったら、そのジャケットがどうしたら面白くなるかを必死に考えて。それがいざできたら、次はもう色んなことを関連づけていくために、このアルバムをもっともっと楽しく聞いてもらうためにやらなあかんことが他にあって、ということのずっと連続やと思うんで。
Shingo:自分らで感じるというよりは、回りからの反応で、「ああ、やっと出すんか」って思うことの方が多い。一瞬、マスタリングの時くらいかな?マスタリングの最後の作業の時に、「はぁ~、やっとアルバム出すんか」と思いながら聴いてて。
リリースした後で、じわっと感慨が湧いてくるような感じでしょうか?
Ayaki:リリースの日にお店に行ってCDが並んでるのを見た時には、感慨はあるでしょうね。
Shingo:俺はツアーのケツやな。一番「あー、出して良かった!」って思えんの。ファイナルでそう思えるようになるとこまで、持っていきたいですね。
今回「0 Track」目として「願い」という曲が収録されていますが、その理由はなんでしょうか?
P-kun:「願い」という曲自体は誰も聴いたことがない曲なんですよ。完全未発表で。1曲目を敢えてのバラードで持って来るというのが、ジャケットのサイバーな感じとのギャップも面白いかな、と。「まさか、こう来るとは思わんかった」というのをリスナーに届けたいというのがあって、またそこからの、「SAMURAI GROOVE」というのが。
アルバムの1曲目としての位置づけは、「SAMURAI GROOVE」で始まる、ということでしょうか?
Shingo:デビュー曲で一番パンチが効いてるので、僕ら的には最初は満場一致で「SAMURAI GROOVE」で行こうか、という感じやったんですけど。さっき言ったようにどうやったら色んな人に喜んでもらえるかなとか、サプライズ的なことを考えると、1曲目のバラードってパンチ効いてんなと。僕らの中で唯一のバラードで出来もすごく良かって、先制パンチには面白いかなっていうので。でもそれを「1曲目」とクレジットするのも、何か違うなと思って、それなら「0」にしちゃおうかと。
Ayaki:プロローグですね。
なるほど!シングル5曲を含む全15曲と、ボリューム満載ですね!
Shingo:色々聴いて、色んな感じ方をして欲しいですね。歌詞とかでも1曲1曲もちろんテーマがあったり、コンセプトがあったりするんですけど、色んな捉え方は出来るようになってるはずなんで。
アルバム通してのコンセプトはありますか?
Shingo:「MASTER PEACE」ですね。
Ayaki:「This is DUFF's Style」ですね。
Nakamura:何なん、それ?
Ayaki:帯に書いてある(笑)「泣いて笑って踊って叫べ!『This is DUFF's Style』」って書いてあるから(笑)
Shingo:マスターピース=最高傑作という意味ですけど、色んな曲があって、色んなテーマがあって、色んな思いがあって。ピースというのは、スペルが「平和」のPEACEの方で、僕らの中のテーマ:皆で楽しく、ピースフルなというか。
Nakamura:ライブがそうなんでね、僕ら。お客さんも含めて皆で楽しもうというスタイルでずっとやってるんで。そういう意味を込めて「ピース」をそっちのワードに替えて。だから造語にはなってますけど。
今回はCDのみとDVDつきと2種類あるということで、最近はDVDつきというのも当たり前になってきましたが、映像の必要性の高さというのは、やはり感じられますか?
Masaya:今回は全てミュージックビデオなんですけど、本当はライブ映像とかやりたかったんです。これだけライブしている自分達のライブの良さを一人でも多くの人に見て欲しいというのがあって。
Ayaki:やりたいと思っています。ライブ映像を使ったミュージックビデオというのも。
Shingo:これから制作していくんで、次のアルバムには間に合わなかったんですけど、この先多分そういう映像が出ることになると思います。
Masaya:動きを見ながら曲を聴くのと、曲だけ聴くのと、またイメージ変わると思うんです。ですし、映像って大事やなと思いますね。