ハイレゾ音源はバンドマンにとって必要か?
「ハイレゾ音源」は近年、アーティストのリリース方法の一つとしても注目されています。
CD音質よりもっとよい音質で音楽を楽しみたいオーディオファンの間でも「ハイレゾ」はここ数年トレンドとなっているようです。
そもそも、「ハイレゾ」とは何か、そしてそれは私達バンドマンの音楽活動にどう影響するのか。
今回はその「ハイレゾ」について考えてみたいと思います。
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ハイレゾ音源を聴くには何が必要か「2. プレイヤー」
ONKYO HF Player
HR Audio Player
ハイレゾ音源の情報量をより体感するには
基本的に「音源」と「プレイヤー」があれば聴くことは可能ですが、せっかくなら
- USB DAC
- ヘッドホン
- アンプ
- スピーカー
- ネットワークプレイヤー
などでも、最近「ハイレゾ対応」をうたうものが多く出回り始めていますので、入手可能なものから広げていくのもありではないでしょうか。
バンドマンにとってハイレゾは
では最後に、バンドマンにとってハイレゾはどう関係してくるかという点です。
過去にも「CDよりも高音質の音源を聴きたい」という声はあり、SACD(スーパーオーディオCD)が規格されたりしますが、普及するには至りませんでした。
ハードが普及しなかったこともあるでしょうし、それよりも当時は、携帯プレイヤー等により多くの楽曲が収められるよう「データ軽量化、圧縮化」に重きがおかれていたように感じます。
しかし時は移り、ストレージデバイスは大量のデータを格納できるようになり、ネットインフラは格段に整備され、「量より質」が求められ、また応え得る環境が整ってきたといえるのかも知れません。
音楽ストリーミングサービスが本格始動した今、私達が「音楽を聴く」環境は大きく変わりつつあります。
お金に余裕のあるバンドマンの方は多くはないと思いますので、これまでより値段のはるハイレゾ環境は、即座に恩恵を受けられるものではないかも知れません。
しかし例えば、普段よく聴くプレイリストはmp3で、ライブも参加したあの空気感も丸ごと楽しみたいライブ音源はハイレゾで、そういう使い分けはできるのではないでしょうか。
私も、すごく感動したライブはやはりできるだけその瞬間をそのままで聴きたいと思いますし、例えば1979年7月14日Johny,Lous & Charの「Free Spirit」ライブ音源がハイレゾ配信されようものなら、速効1クリックしていると思います。
普段の生活には今すぐ大きな影響はないかも知れませんが、ことレコーディングという点では変わってくるかも知れませんね。
圧縮音源で聴かれることを前提としたミックスやマスタリングの方向性というものはあるでしょうし、リスナーがどういう環境で聴くのかを考えると、そのあたりも変わってくるかも知れません。
また、録音している「空気感」まで伝わるとするならば、レコーディング時の環境にもこだわりたい、特に「音色」はかなり変わってくると想像されます。
2000年頃でしたでしょうか、「ローファイ」という一つのジャンルというか、ムーブメントのようなものが隆盛した時期がありました。
自宅のカセットデッキで一発録音したようなチープな音で作られた音源が、いたる所にあふれていました。
ジョン・フルシアンテの1stソロ・アルバムを買ったレッチリファンは、初めて聴いた時「お金返して!」と思わなかった人はいないのではないでしょうか(笑)。
音質の良し悪しと、音楽の良し悪しは必ずしも合致するものではありませんが、かといって全く無関係なものでもなく、振り幅・選択肢が多いことは歓迎するべきことでしょう。
音楽を享受する側としても、提供する側としても、本質は見失わず最適な選択をしていきたいですね♪
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。