スペシャルインタビュー 安達久美|スタジオラグ

スペシャルインタビュー

スペシャルインタビュー 安達久美

〜ストラトはもう体の一部なんです。自分の声として自由に弾けるって感じ〜

こんにちは。今年メジャーデビューし、今や最も熱い視線を浴びるギタリストの一人ですが、ご自身や環境に大分変化があったのでは?
そうですね、皆様はっきり私の音も曲もCDで聴いて頂いた上でライブ会場に脚を運んでいただいてるので、以前より自分の事を意識して「見られている」というのをすごく感じますね。自分自身もオーラとか違ってきているのを感じます。
バンドサウンドにも変化があったのでは?
最初は私の曲をメンバーの皆さんがどうやって演奏しようか?と手探り状態で、ライブの数を重ねていく毎にだんだんアレンジを加えていく感じでした。それがもう今は、それぞれが「こっちの方がいいんじゃないか」って意見を出し合って、みんなで作り上げていくっていう形になってきました。これぞバンド!って感じで、とても嬉しいです。
変化という点では、最近は新しいギターも使ってらっしゃいますね。
そうなんです。ポール・リード・スミス(以下PRS)もエンドースしてくれました。
安達久美さんといえば、Fender ストラトキャスターというイメージが鮮烈ですが。
昔からストラトキャスターしか弾いたことが無かったんで、PRSから使って下さいと言われたのがもう意外も意外。びっくりしてます。
サウンド的にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
PRSの方は木が重いし、音が詰まった感じ。ピックアップもパワーがあるものがついてますし、サスティンがすごい伸びるギターです。ソロイストとしてはすごく気持ち良く弾けるギターだと思います。Fenderは器用なギターなんで、バッキングにしてもとてもバンドの中に溶け込んでいく感じがします。小学5年生からストラトは弾いているので、もう体の一部なんです。自分の声として自由に弾けるって感じ。
Fender社(USA)では数少ない日本人アーティストとして、シグネイチャーモデルも作成中とお伺いしています。
今のメインギターがジェフ・ベック・シグネイチャーなんですけど、91、92年にのみ製作された特殊な形状のネックで、それが私の手にすごくなじんじゃって、それしか私はもう気持ちを表現できない位なんですよ。だから、その形状のネックでオーダーを出しています。また、指版はローズウッドで、今手に入りにくいらしく全米を探しまわってくれています(笑)更に(笑)倍音の多いサウンドにするため、極薄のラッカーフィニッシュのボディを既に選んであります。仕上がりがとても楽しみです。
こだわりの詰まった極上の1本ですね。PRSとFenderは今後どいうった使い分けをする感じでしょう?
言葉では難しいですが、サウンド的にオーケストラサウンドっぽいような曲にはストラトのような上手くキーボードとも馴染んでいくギターがいいんじゃないか、というのはうっすらとあります。メロディからソロから曲のすべてをギターで謳い切るという曲に対してはPRSがあうんじゃないかと。
この冬にはいよいよ2nd Albumのレコーディングも控えていますね。
1stはクラブパンゲアの特徴として曲全部がカラフル、アルバムを通して。その方向性は2ndも変わらないと思います。1stのレコーディングは私にとって生まれて始めての経験だったので、色々音作り面や演奏の環境とかも戸惑うとこがありました。2ndはその経験を通して、もっといいものが出来ると思っています。2ndアルバムでは1stの曲の中から数曲付録でDVDもセットで付きますのでlive映像の私も楽しんで下さい。
今から期待が膨らみますね!ところで、久美さんはスタジオラグで働いていた経験もお持ちですね。
はい、特にお客様にお出ししているコーヒーにはこだわっていました。常においしいコーヒーを出してあげたい、という思いがあったんで、お客様が来られるタイミング、休憩するタイミング、リハーサルが終わるタイミングを見計らって入れたてを用意していました。
そして現在はスタジオラグでギターレッスンを行っていますね。
まず、私のギタースタイルを理解していただいた上で、もっと私に習いたいっていう方を対象にやっています。ニュアンスやサウンドを大事にしていて、右手のスナップや左手の握力も音にこんな風に影響するんだよ、というのを実際に音で聞かせながら、納得して、それぞれカッコいい音を追求していくという、とても実践的な感じです。
最近はギターを弾かれる女性も増えてきています。
女性でも男性よりカッコ良く弾けるんだよというのを、手本としてみせていきたいですね。憧れとなれるよう頑張っていきます!
最後に、今後の抱負等をお聞かせください。
目指すところは「世界一」。それを実現すべく現状に飽き足らず、努力を惜しまず、精進していきます!また、私は京都に住んでいるので、練習するならスタジオラグです。ラグで練習してたら私に会えるかも!スタジオラグを本当に愛しているので、是非ご利用ください!
ありがとうございました。
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