レコーディングレポート Apple | スタジオラグ

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レコーディングレポート Apple

これからトラック・ダウンという段階ですが、今回の録りの段階での満足度はいかがですか?
朴井:楽しみです、今からミックスの方が。荒が段々ちょっとずつなくなっていってると思うんですよ、15回やっているうちに。ミックス前の素の状態で、あまり思い残すことがないというか。ここちょっとやっぱり気になるし録り直しとこうとか、ちょっとニュアンス変えようっていうのを素の段階でしていると思うんですよ。前だったらそれが10カ所残ってたものが今は3カ所しかない、とか。段々少なくなってきて、思い残すことないからミックスお願いします、みたいな段階になってきたんで、すごい楽しみですね。
録りの段階で過去の中でベスト、と。
馬瀬:ベストって聞かれたらそれはまた(笑)
朴井:ベストなのかと言われればベストなのかっていう気はしますけどね。
馬瀬:もの凄い楽しみです。いつも楽しみです。
阪本君の中でもイメージは湧いてきていますか。
阪本:モチーフがまず、サクラというのがあって、それを想起させる曲なので。キーボード録って、ドラム録って、重ねて行く段階で完成形は見えてきたと言うか。割と迷いなくまとめられた感が、この段階であります。後は怒られないことを祈るのみです(笑)
完成を楽しみにしております。appleさんの今後の活動への抱負をお聞かせください。
西村:録りもライブも出来る限り続けて行きたい。回数も出来たら月1とか。あとはロンドンでライブを是非とも、1回は実現したい。
朴井:韓国では2回ライブしたことがあるんですよ。英語圏の音楽に憧れてると思うんですよ、特にだんだん年を重ねている人達は。大体、イギリスかアメリカで、どっちかって言うとイギリスに影響受けてるんで、じゃイギリス、英語圏で僕らのやってる曲が通用するのか喜ばれるのか試してみたいんです。ところがなかなかイギリス行くのは遠いじゃないですか。とりあえず外国でやれるというのがどういうもんかと思って、近かったんで韓国。ライブハウスだけあるっていうのを確認して、何の連絡もなく行って、「今日本から来たからとりあえずやらせてくれ」って。そしたら当日出るバンドさん達が「いいよいいよ、僕らの時間やるよ」って何分かずつくれて30分くらい出来たっていうのが最初なんです。それの流れで英語圏行きたいなと思って。元気なうちにロンドン、英語圏で1回やって、喜ばれるんかけちょんけちょんなのかやってみたいですね。あとこれはもう、これ以上は無理だぞっていう曲ができてそれが録音できたら、1回真剣にこれは売れるのか売れないのか、というのもやってみたいですね。広く世の中の人に喜ばれるのか喜ばれないのか、これが限界だなっていう曲が出来たら、そんな活動もしてみたいです。それが夢ですね。
今後レコーディングを控えている、してみたいというアーティストにメッセージをお願いします。
赤名:僕が3テイクでできる大きな理由の一つに、クリックを聞いていつも練習してるんですよね。恐らくそれをやってるから3つで録れるんやと思うんですよね。練習でクリック使ってやれとは言いませんけども、そういうのを常に意識してやらはったら、比較的スムースに録りは終わるんじゃないでしょうか、ドラムに関しては。あとは細かいこと気にせんと、大らかにやってもらえれば。
西村:今までの活動からすると、事前の準備(笑)レコーディングスタジオで1から録っていくとすごく時間もかかっちゃうし、シーケンサーだけ入れちゃえば、いいんじゃないかな、っていうのと。後はうちのバンドの録る順番というのは通常のバンドじゃなくて最初にキーボード入れちゃいますよね。大体の予測っていうか、実際にやってみてミックスして聞いたら全然駄目やっていう時もありますけど、出来上がり像をある程度予測するっていうのは必要かなという気はします。
馬瀬:ギターはレコーディング前には弦を新しいのに変えた方がええっていうのと。それと立ってギター弾くときには、ヘッドホンのコードをギターのネックに絡ましたらいかん、気イつけんと。それがポイントですか。それと、ヘッドホン落とさんように気をつける。激しい人やったら首振って落ちるかもしれんので、その辺の対策も必要かと。
朴井:僕、録音なんざいつでも出来ると思ってたんですけど、録音しなきゃ見えないことってあるんだってことがまず分かって、録音しないと分からないことがあるっていうのに気づいたっていうのと。録音で思っていたものを超えることもあるし、超えれないものもあるってことが分かって。録音したら、例えば練習とかライブでやってるよりもいいものが、いい何かが見つかったり出来たりということもあるし、ライブ通りに表現できなかったりそれでは通用しなかったりっていうものが見えてくる。最終的には形に残るし、録音っていいなと思いました。いつでも出来るわと思ってたけど、やってみたらやってみたでの難しさがあるなっていうのは実感してます。是非機会があれば録音も重要ないい修行なのではないでしょうか、とは思いました。
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