ホラーの効果音。効果音・恐怖の環境音
物語の中で暗闇に潜む恐怖を最大限に引き出すのが、ホラーの効果音です。
ゆっくりと響く足音、突如鳴り響く悲鳴、古びた屋敷に漂う不気味な残響。
これらの音の一つ一つが、私たちの想像力を刺激し、心拍数を上げていきます。
聴覚を通じて伝わる恐怖は、視覚以上に私たちの脳裏に深く刻まれ、忘れられない記憶となっていくのです。
ホラーの効果音。効果音・恐怖の環境音(1〜20)
古びた宿 :The stale hotel

ホラーゲームでも使われるような美しいメロディーラインの奥底にちらほら浮かぶ不協和音。
聴く者を漠然と不安な気持ちにさせる効果抜群です。
昔は豪奢な洋館であり、今は住む人も訪れる人もなくうつろうまま古びゆく洋館に入ってゆく。
そんなイメージが浮かびます
建物の倒壊:Collapse of a building

とても短い効果音ですが、今まさに出てきた洋館が崩れ落ちて間一髪!
というシーンで使われそうな効果音。
大雨の中ずぶぬれになりながらその様をただ茫然と見つめるだけしかできない、そんな無力な気分にさせてくれます。
忍び寄る恐怖 :cringe in terror

ホラー映画の冒頭のシーンに使われそうな、今からまさにおどろおどろしい場所に向かっているホラー臨場感たっぷりなサウンドです。
所々不規則にちりばめられた反響音と女性の呼び声のような効果音がより恐怖感を煽ります
怪しげな霧 :Doubtful fog

いつの間にか発生した真っ白な霧の中を、方角もわからず当てもなくただ進んでいくしかできない。
そんな恐怖をリアルにとても演出してくれる効果音です。
かすかに聴こえるそのメロディーは迫りくる危機をも予感させてくれます。
怪談のBGM :KAIDAN the ghost story

遠くに小さく聴こえる能のような音、断続的に何か甲高いものが打ち付けられる音。
途中からはまるで深い森の中に迷い出てしまったかのようなリアルな効果音、そのあとに迫りくる赤子の啼き声とお経のような音が恐怖を倍増してくれます
悪魔が現れる :evil spirit

数秒ととても短い効果音の中に、人間にとって恐るべき圧倒的存在である悪魔が降臨した様子が描かれています。
これからの災厄を予感させるようなサウンドはこれだけで今後のストーリーの行く末を暗示しているようです。