「レコーディングお悩み一刀両断」Take.8 |京都の音楽スタジオ|スタジオラグ

レコーディングQ&A「レコーディングお悩み一刀両断」
レコーディングQ&A「レコーディングお悩み一刀両断」 | スタジオラグ

「レコーディングお悩み一刀両断」Take.8

【Q1】ヴォーカル・レコーディングで気をつける事は?
レコーディングに関する身近な疑問をプロのエンジニアが丁寧に解説!これからレコーディングをお考えのあなたの疑問も、レコーディング経験はあるけど今まで聞くことのできなかったあなたの疑問も一気に解決です!

Q&A

ヴォーカル・レコーディングで気をつける事は?

●コンディションの整え方

ヴォーカルは他の楽器と比べると「身体のコンディションに左右されやすい楽器」と言えます。
レコーディングで最高のパフォーマンスを引き出せるよう、具体的な例として以下のような方法があります。

・ヴォーカリストにとって寝不足は一番の敵。レコーディングの前日はしっかり睡眠をとりましょう。
・声が起きるまで五時間はかかると言われてます。早寝早起きを心掛け、最低でも歌う五時間前には起きておきましょう。
・喉周りの筋肉を良くほぐして血行を良くしましょう。頭を回したりマッサージ機で喉周辺を刺激したりすると効果的です。
・発声練習で喉を温める。リップトリル、ハミングなどをすると良いでしょう。
・出来るだけ体を動かしリラックスさせる。自分にあったリラックス方法を探してみてください。
・冷たいものは極力飲まないようにしましょう。
・加湿器、吸入器などで喉の乾燥を防ぎましょう。
・声は精神状態にとても影響を受けます。安定した精神状態を保つようにして下さい。
・歌う前にしっかりとイメージトレーニングをしておくと良いでしょう。

ヴォーカリストは体が資本です。『健康に良いこと=喉に良いこと』という認識で良いと思います。是非実践してみて下さい。


●水分補給について

もう一つ水分補給について書いておきたいと思います。

ヴォーカリストが歌う前に避けたい飲み物は沢山あります。例えばお茶、コーヒー、紅茶などのタンニンが多く含まれているものは喉がイガイガして上手に歌えなくなります。 砂糖が混じっているジュース、スポーツ飲料等もクリッピングノイズ(ピチャピチャいう音)が出やすくなります。
 
 最善の飲み物は「常温水」です。冷水ではなく常温水が良いとされています。

他にも有名なものとしてスロートコートハーブティーという飲み物があります。歌手、アナウンサーなど声を出すプロの方が飲んでいることで有名なお茶です。喉の粘膜をコートして保護する他、呼吸器系をサポートする作用があり、喉の調子を整えてくれます。実際飲んでみたこともありますが、すごく体に良さそうな味ですよ(笑)

是非自分に合った水分補給方法を探してみて下さい。

(スタジオラグ伏見店エンジニア:上田雅人)

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