対談インタビュー
対談インタビュー マーティーブレイシー
今回はスタジオラグのドラムスクール講師としてもおなじみのドラマー、マーティー・ブレイシーさんをお迎えして「マダム」ひかると、アシスタントのHIROCKによる対談の模様をレポートいたします。
それでは、マーティーのこれからしていきたいことなど聞かせてください。 | |
そうだね。これからも日本の音楽業界でやりたいことはたくさんあるね。マーティーというアーティストとして。誰でもいいんじゃなくて、ルックスがかっこいいとかじゃなくて、マーティーのウデを必要としてくれる。それが一番大切で一番生き生きするよ。それと比較的新しい言葉で言うところの「エジュテイメント」かな。エジュケイションとエンターテイメントを合体させた言葉。教える形はエンターテイメントで一つの楽しいゲームみたいになってる。その中で「マーティー・ブレイシー」というアメリカの黒人が日本の中でしかできないようなことを教えていきたい。プログラムも考えてあって、題名は「クリエイティブ・アンサンブル」。自分のルーツが分かった上で、土台を作り、そこから自分の中の新しいもの作ろうと思ってる。より芸術的にね。オリジナルなアイデアを形にして「これがJ-hiphopですよ」とかね。時代はどんどん変わっていくんだけど、でも残っていくものが一番大切ね。「今年の流行はこれですよ、でも来年はもうカッコ悪いからやらない」そういうのじゃなくて。例えば外国人がまねできないことを作りましょうよ、と。 | |
それそれ!!目標なんです。私にとっても。 | |
少しでも多くの人に伝えていきたいね。それが今の僕の、日本の中でのライフワーク! | |
日本の音楽はスゴいと思います。他の国に行ってもそれぞれの音楽があって、絶対他の国の人がしたら、違うと思うんです、日本の音楽は。 | |
僕のソロCDで日本の「与作」という曲を入れたときも、メンバーを説得するのに一ヶ月近くかかったのね。「マーティー!何でそんなダッサいのをやるの?」なんて反対されたんだ。何で自分の国のものをダサいと思ってる?俺はカッコいいと思ってんの!外国の人の感覚でそのものを聴いてんだから。外国のものだけがかっこいいの?、自分達自身はかっこいいと思わないの?日本人として、自分の存在として。 | |
マーティーが、日本にいる外国人の視点から、日本人が見えなくなってる部分、盲目になってるっていうか。そういう日本の音楽の可能性や魅力を導き引き出してもらえると嬉しいですね。 | |
すごく心配することはね、日本の若い方が自分の国に誇りを持っていないということかな。外国のものばかりに憧れて。自分が生まれ育った「日本」に対してもっともっとその存在、歴史、ルーツを探ってみると、自分たちの中でもっといいものが作れるはずよ。 | |
それはマーティーの言葉だからこそ伝わりやすいかもね。同じ言葉で日本人が言っても、「やっぱりだせえもんはだせえ」って感じしかならないのよね。是非そういうことを伝えていっていただければ! | |
よろしくお願いします!! | |
さて、盛り上がってるところで残念なんだけど、そろそろお別れの時間が来たようね。 | |
え〜!!もうですか!もっともっと聞きたい事があるのに・・ | |
マーティーには忙しいところ時間つくってもらったんだから無理言わない!! | |
は〜い。マーティーさん今日はありがとうございました!! | |
うん、楽しかったよ。 | |
マーティー今日はほんとにありがとう!すっごくいい話ができて楽しかったわ。というわけで今日はこれまで。それではみなさん、また会う日までごきげんよう。 今宵のお相手は「マダム」ひかると、 | |
「北白川店番長」こと戦う歌姫、HIROCKでした。さようなら〜。 |
ソーシャルメディア