スペシャルインタビュー
シカゴプードル | スタジオラグ
この6月には最新作「ピアノロマン」をリリースされました。2ヶ月程立ちますが、反響の方はいかがでしょう?
花:去年くらいから、北海道から九州までずっと全国行脚とかしてて、直に意見が聞けるっていうのがいいもんやなって思いますよね。良くも悪くも色んな意見を言ってくださるので。「ピアノロマン」を出して再認識したことは、やっぱ応援してくれてるんやな、津々浦々で、っていうのはすごい思いました。内容とかっていうのは、人それぞれ感じ方が違うと思うんで。
山:1曲に集中するっていうことがあんまりないんです、人気が。
花:僕ら的にはそういうのを目指してたんで。シングルやから聴くとかやなくって、アルバム1曲1曲聴いてもらえるようなアルバムを作りたかったんで、そういう意味では、すごく作って良かったなと。
今作はどういう作品と捉えてらっしゃいますか?
花:色んな音楽、色んなジャンルもやって、シカゴプードルの音って言うのが「ピアノロマン」で、「俺らもうこれやな」っていうのが確立された感がありますね。
辻:今までやってなかったジャンルとかを今回はやったみたいな部分、やれてなかったことをやってみようかという部分、ラテンやレゲエとかもやってみたりとかもあったんで、そういう意味では色んなことに自由にチャレンジできた感じ。結果的には面白い感じのね、今までの作品とはちょっと違う感じになったかな、とは思ってます。
今後はどういった作品をリリースしていきたいですか?
花:まずはやっぱり「いい曲」です。何回も聴ける曲。1回聴いてこれもうあかん、とかじゃなくって、やっぱし1回聴いて入ってくるような感じっていうか。そういうものを目指してまず曲作りをしたいな、っていうのと。ここ何年間で、例えばイオンとかでライブとかすると、この曲って受けるなとかが分かるんですよ、ライブで。このコード進行鉄板やな、とか。そういう経験して来たものであるんで、色んなことを考えながらというか。ターゲット層をしぼる訳ではないんですけど、その中でいかに万人が好きな音楽って何やろ。それは僕らも確実に好きな音楽やし、そこやなぁ、って思いますね、これから作っていく曲は。
どうすればこのような楽曲が生まれるのかとても不思議なのですが。
花:僕はほんまピアノに向かって、デタラメ英語みたいなデモテープをまず作るんですよ。適当にばーっと作って、サビだけ例えば、むっちゃ溜めていって、それをパズルのように組み合わせたりとか、しますね。この響き、この3小節目のこの響きいいなぁ、とか、これに3曲目の4小節目ドッキングさせたらもっとよくなるんじゃないか、とか。基本的に曲作りはパズルのように組み合わせて、組み合わせて。
最初に一本あるメロディが浮かんで、という感じではなく?
花:色んなメロディをいっぱい作って、それらのいいところを組み合わせるっていうか。僕はやっぱりサビが大切やと思うんで、サビはすごく考えますね。けっこう時間はかけます。
作詞担当のお二人としてのポリシー的は?
山:花沢がデタラメ英語みたいなんで作ってくるんですよ。で、ここのこの響きはこれにしてくれ、っていう指定があるんですよ。それにけっこう苦戦しますね。「そこ生かさなあかんねや?!」みたいな。そのまま使ったりしますしね。
シカゴプードル | スタジオラグ
花:今回のピアノロマンのレゲエの曲、5曲目なんですけど、「ママコン、ママコン」って言ってたんですよね。サビで。で、「コンママコン」は残してくれって言う無茶苦茶な指定を(笑)
山:何とか書いたんですけどね。
花:「このままどう、このままどう」って言う響きにして、ああ、これやったらいけるなぁ、と。そういう無茶振りというか。
辻:無茶なんですけど、確かにその響きは、僕らもいいなと思える響きが多いんで、なるべくそれを壊さないというか。そこを最大限に生かす歌詞を書く、のが一番いいかなと思ってやってる感じですね。その中で、自分の入れたい言葉とかを他のところにいれてみたりとか。うちはメロディが第一なんで、そこを生かしていきたいというのは、ブレずに一番においています。
ライブについてお伺いしたいと思います。ライブは3人で、ですか?
花:いえ、一人サポートでギターをつけてやっています。
辻:もともと2年前にギターが抜けるまでは、ギターとピアノ両方前面に出すのでずっとやってきて、ギターが抜けることになったんですけど、それはちょっとやっぱり。花沢もギターの音が好きなんですよ。
花:「バンドってやっぱギターやろ」って思うんですよね。個人的に。ないものねだりじゃないですけど、絶対ピアノよりギター弾きたかったんですよね。ギター弾ける人が羨ましくて。ギターの音って、スタイリッシュなかっこよさがあるじゃないですか。爆音バーン鳴らして、あんなんピアノでできないですよ。ギターのサウンドがやっぱり好きなんですね。
辻:今はライブで全国一緒に付いて来てくれる人が見つかって、その人と一緒にライブは4人で、基本的に。
花:3人でピアノとかやると、、、ミスタッチが目立つじゃないですか。練習せえって話ですけど。ギターでジャーンって鳴らしてたら、ピアノちょっとミスっても、、、
辻:コード感がギターで鳴ってたら、外れてもそれがジャズっぽかったり(笑)
山:やれる音楽が、かなりレンジが狭くなると思うんですよ、ギターの音がないと。元気な曲をやっても、ギターがあった方がパワー感出るというか。アコースティックとかやったら、たまに3人でやる時もあるんですけど、ライブハウスはやっぱりギターが欲しいですね。
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