スペシャルインタビュー ロットングラフティー|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
ロットングラフティー | スタジオラグ

スペシャルインタビュー ロットングラフティー

響く都、京都の雄:ロットングラフティーが約4年の沈黙を破り、待望の3rd Albumを遂にDROP!10年間ステージ衣装だったスーツを脱ぎ捨てた新境地を、サウンドの心臓:KAZUOMIさん(Guitar & Programing)にお伺いしました。

今回は2度目のインタビューということで、ニューアルバムを中心にお話しをお伺い出来ればと思います。
久々のリリースで待ってくれていた人は凄く長かったと思うんですが、俺達も早く出したかったんです。色んなタイミングとかで今までかかってしまったんですけど。でも、その間に得たものは多くあって、作る事の楽しみ苦しみ、伝える事の難しさも喜びも感じ取れたし、俺自身ロットングラフティーを見つめ直す事もできた。何か物作りって人生の経験が凄く影響するんですよね。人に出会ってそれを自分の糧にしてということが出来たんじゃないかな。良い期間だったなと思っています。いいものが出来たと思っています。
4月7日リリースですが、録音自体はどの時期にされていたのですか?
2006年に「マンダーラ」というシングルを1枚出してるんですけど、その後制作はすぐ入っていて。2007年にはある程度出来上がっていた曲が今回はほぼ全てですね。だから、ちょっと変な感じです。大抵のバンドはレコーディング終わってツアーしてまた制作期間に入って、普通1年~2年のスパンで音源を出されると思うんですけど。今回ロットンは、音源にする前にライブでやったりライブで披露してからアレンジを変えたりした部分が多くあって。デビューする前、曲作ってデモテープ作ってそれを1年~2年ライブでやり、自らを磨きながらレコード会社みつける動きをし、その中でどんどん曲も変化しやっと音源として出るっていう、昔のデビュー当時のスパンというか。それだと多分3~4年の期間はかかるんですよね。少なくとも俺らは。そういうバンドやり始めの「ライブで作ってそれを音源にする」という、今回はそういう風な感じで仕上がった部分が多いですね。
シングルとして出された「マンダーラ」も全く違う形になっているのですか?
「マンダーラ」は変わってないです。リテイクしてもシングルのテイクを超える事は100%無いと感じたので。「THIS WORLD」と「響く都」は、音源出してなかった間にずっとライブでやって歌もアレンジも変えていきました。ライブに来てくれてロットンの音源を待っていてくれてた人は、「やっとあれが家で聴ける」って思ってるでしょうね。音源は音源としてライブじゃない良さがありますし。
リリース直前の今の心境としてはどのような感じですか?
本当に嬉しいです。メンバー皆そうでしょうね。HIROSHI、N∀OKI、侑威地は、自らのブログでも自身の気持を文字にしていると思いますが。いろんな事を考え迷い、出したくても出せなかった時期を経て、「やっと世に出せる」だと思います。「やっと聴いてもらえる」だと思います。ライブ以外でのロットングラフティーに触れてもらえるのが本当嬉しいです。
アルバム通してのコンセプト的なものはありますか?
ライブです。音源、アルバムの構想は俺が決めるのですが、今回はライブでやらない曲は入れないと決めていました。ライブのことを常に考え作ってきたので、ロットンのライブスタイルをそのまま音源にしたという感じです。
それぞれの楽曲解説をお願いできますか。まずは1曲目「THIS WORLD」です。
これはそのロットンのライブで昔から持ち続けている攻撃面の曲。アルバムの中で一番攻撃性が強い曲ですね。この曲は作曲をしてる段階から聞く人に伝えたいメッセージ的なものがしっかりあって、そのファーストイメージをヴォーカルと一緒に作り上げた感じです。冒頭「今を超えろ、明日を変えろ」っていう詞から始まるんですが、それは人がセーブしてしまう部分、何にでも言えるのですが、言いたいのに言えないとか、こうしたいのに恥ずかしくてできないとか、超えたいのに超えれないセーブしてしまう自分に「もうええからやってまえ!」「今はもう後の事は考えず行くとこまで行けー!」って気持ちになってほしくて、また俺自身もなりたくて出てきた言葉です。普段生きてる中でのそう言ったフラストレーションってめっちゃあると思うんですけど、「とりあえずいってまえ!」的なことで。自分の気持次第で、制御してるものをコントロール出来るはずなんです。そういうものをライブは取っ払いやすい場所ですから。
2曲目「RAW」これは「ロウ」と読むのですか?
「ラウ」ですね。この曲はN∀OKI作曲で彼もこれ以外にもいろんな曲を作っていて、その中でもこの曲を聴いたときロっトンのライブを強くイメージできる曲でした。アレンジもすぐ形にできたし。日本語パンクを聴いて育ったN∀OKIにこういう表現をさせたら凄くかっこ良くなるんですよ。ロットングラフティーの中でも独特の疾走感のある曲ですね。
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