廃人インタビュー 鳥肌実|スタジオラグ

廃人インタビュー
鳥肌実 | スタジオラグ

廃人インタビュー 鳥肌実

鳥肌実、42歳厄年。孤高の廃人演説家で知られる鳥肌実さんをお迎えし、京都の、そして日本の音楽シーンへの貴重なお話をお伺いしました。

昨晩家に帰ると、自宅の前に聖教新聞がひと月分山積みになっておりました。

鳥肌さんは芸人として、我々はミュージシャンとして、立場は違いますが同じステージに立つものとして、パフォーマーとしての心構えをおきかせください。
芸人たるもの、いつどこでもチ○ポを出す、こういった心づもりがないやつは、もう死んだ方がましである。一切客前に立つ資格はない。私は最前列のお客様に顔射するだけの心づもりはあります。そのためにステージに上がる前は1週間オナニーを控え、性欲と精力を絶倫の状態に持っていき悶々としたフラストレーションを精一杯溜め込みまして、沸点に達してステージに上っておる訳であります。
演説による長尺のソロパフォーマンスという唯一無二の芸を確立していらっしゃいますが、そのオリジナリティはどのように確立されたのでしょうか?
私が演説スタイルを確立したのは1995年、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件と、世の中が激動の時代でありました。オウムの南青山総本部の前に集結しております報道陣の前で、私はマスコミに対し、カメラの眼前で「お前らマスコミの腐れインケツウジ虫どもが!お願いします、私を何とかテレビに出してください」こう言って私はその場で日の丸玉砕ダンスというものを初めて踊ったのです。ところがこれが一切オンエアされることがなく、機動隊に取り押さえられたという事件がありました。その時に何とも言えない世の中に対するストレスを感じ、やっぱりこれは訴えていかなければならないな、と決意した訳です。しかし、正直訴えたいものが何もなかった。せめてメッセージのない演説家として街頭に立つために、国粋主義を全面に押し出し、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」で踊るという、スタイルが確立されていった訳です。これが原宿の街で非常に注目を浴びました。
鳥肌さんは芸人さんとしては珍しく、CDも出されていますね?
学生時代に私はレベッカの影響を非常に受けておりまして、友達が欲しくて「フレンズ」という曲をコピーいたしました。ドラム&ヴォーカルでバンドを結成して、私がヴォーカルだったのですが、ドラムのやつに、練習の最中に「お前とはやってられないんだよ」とぶん殴られるという事件がありました。私は一切音符が読めない、リズムがとれない、音程がとれない、チ○ポは隠さない、こういった経緯で。その後演説家としての活動をするにあたって、過去のトラウマから常にミュージシャンとしての憧れというか、元来ミュージシャン指向が非常に強かったもので、何とか自分もカリスマかっこいい浜田省吾のような、オピニオンリーダーになりたい、と。そこで発表させていただいたのが1stアルバム「鳥肌黙示録」、私自身ミュージシャンデビューを果たさせていただいたという訳でございます。このCDが大変好評を得ておりまして、メッセージ性の強い、「ジャパニーズ国粋ラップ&レゲエ」を開拓致しました。リズム&ブルースに対抗したラップ&レゲエというものを確立した訳です。現在は次の3rdアルバムに向けて着々と録音を開始しておる訳であります。長渕剛氏の「Captain of the ship」という曲に対抗いたしまして、1曲38分の「シャブでポン」という曲を書いております。そして、Loudnessの「Crazy Night」もアカペラで歌わせていただいております。さらには、YMOの「ライディーン」と言う名曲を、私がシンセサイザーを用いて自動演奏しておるというPVも製作中でございます。
鳥肌さんにとってCDとはどういう位置づけのものなのでしょうか?
元来の音源と言うのは家でステレオで聞かれるものと想定して作られておると思いますが、私の場合は大音量の街宣車で街頭で流していただくことを、大前提に音源を作っております。そして私の魂の叫びというものは、ジャンル的にはレゲエであると認識しております。現在3日程前に行きつけの床屋でアイパーをあてさせていただきました。このヘアスタイルこそジャパニーズニグロ、ジャパニーズソウルであると。こういった認識で、私このアイロンパーマにそり込みを入れまして、現在3タックのボンタンを履かせていただいております。このボンタンはヒップホップの流れを受けておると認識しておりますので、来週はこのスタイルで、サウスブロンクスに殴り込みを掛ける予定となっております。だいたい私がここで申し上げておきたいのは、私のCDアルバムが中古CD屋に山積みにしてあったのを目の当たりにした時、憤りのあまり私はそのCDを全部買い占めようとしたところ、気がついたら万引きをしておった訳でございます。私自身、このJ-POPシーンにもう一度、熱い流れを起こしたい。B'zとのコラボレーションを、ここで切望いたします。稲葉先生には英語で犯していただきたいと考えております。そして松本氏のギターを取り上げて、「お前、ヘタクそなんだよ」と、こう罵倒したい訳でございます。私自身、ギター歴に関しては大変乏しい訳でございますが、フォーク1本でやって参りました。このフォークギターで速弾きに取り組んでおります。Night Rangerの「Rock in America」を練習中でございます。
また同じくライブとはどういう位置づけでしょう?
鳥肌実 | スタジオラグ
おかげ様で北は樺太から南は尖閣諸島に至るまで、毎年全国168箇所で演説を行い、野次と怒号に負けず、ライブを行って参りましたが、一体何の意味があるんだろうか、最近になって真剣に考えるようになりました。恐らく私自身が転機にきておるんだと思います。今根本的に自分を見直すために、ダンスの勉強中でございます。基本的にはブレイクダンスを中心とした関節技を生かしたサブミッションスタイルでの動きを中心に、女性のサポートをいただきながら、セックスダンスというジャンルをできないものかと模索しております。現在通っております中野のティップネスのジャズダンスコース、そこで先日出入り禁止になったところでございます。私のコスチュームが、レオタードを用意することができなかったもので、グンゼのブリーフに肌着姿でレッスン会場に顔を出したところ、警備員に取り押さえられまして、中野のティップネスは二度と出入り禁止になった訳でございます。私は新たなパートナーを求めて、現在浅草のストリップ劇場の方に通わせていただいております。基本的に私自身大変体が硬いので、ストレッチも兼ねましたホットヨガにも通っておる訳ですが、そこでもインストラクターの女性に途中で帰ってくださいと屈辱的な態度をとられまして、何とか復讐してやろうと心に誓っておる訳でございます。
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