スペシャルインタビュー SILVER WINGS 登山 正文 ブッキングマネージャー 4/6|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
SILVER WINGS 登山ブッキングマネージャー | スタジオラグ
SILVER WINGSさんにおいて、「こういう方向でいこう」といったブッキング・コンセプトはありますか?
はっきり言いますと、ありません(笑)。ただ、自分が面白いと思ったことを目指してやってますね。自分がかっこいいと思ったバンドやったりとか、自分がこういうことしたら面白いなっていうとこを目指してるんですけど、そういうイベントを組んでもあんまりお客さん来ないんですけど(笑)。自分がやってるバンドもそうなんですけど、あまりジャンルとかそういうのにこだわりたくなくて、ジャンルレスですね、うちの店は。デスメタルばっかり出る日もあるし、DJイベントもやったりしますし、アコースティックもあるし、ホンマにクラシックとかもあったりするんですよ。
ブッキングにおいて一番大変なのはどのような点ですか?
自分がイメージして、予定通り進まない時ですね。結局返事が来なかったりとか、断られたりとか、急遽キャンセルなったりとか。そういうのが大変ですかね。
大体何ヶ月先までが埋まっている感じですか?
(収録は2013年12月)今既に5月とか6月とか考えてはいますね。5月にコケると、この仕事もうコケっぱなしなんですよ。5月は祝日が多いんで。年間スケジュール組んでる人もいますし、いつまでというのも難しいんですけど、とりあえず現段階で3月末くらいまでは、割と声かけて1組2組決まってとかですね。動き出すのが2ヶ月前くらいから声かけていかんと、というのはあるんです。これは僕がロックライダーで働いてた時に、上司にあたる人と相談していた時に言われた言葉で、この業界出演する側もそうなんですけど、「先手必勝」しかないんですよね。早め早めで声かけるっていうのがあります。日々のことに追われて結局遅くなってということもあるんですけど、なるべくは早めにとは思っています。有名な人とかは、割と年間で考えたりして、例えば12月に来た時には、その次はもうすでに決まっていて、さらにその次を12月に来た時に決めるみたいな感じです。
逆にブッキングにおいて最も醍醐味を感じられるのはどのような点ですか?
自分がイメージした通りに出演者が決まって、イメージ通りにブッキングが決まって、その当日に出演者もお客さんも喜んでる時ですね。皆喜んでるけど、一番喜んでんのは俺やぞっていう。自分がこういうイベントを見たいから組んで、それでお客さんもいっぱい来て全員が楽しかったっていう。そういう空気が伝染して、店中がハッピーなオーラに包まれてる時に、「やったな」っていう感じになりますよね。真逆もあるんですけど、これはいいやろと思って組んだ組み合わせが、出演者同士も響き合わずお客さんもあまり来ず、ダメな空気感がずっと店に漂ってて全員気まずいみたいな、そんな時は一番つらいですね。
では一番大変なのはそれでしょうかね?
そっちですかね?こっちはよかれと思って組んでる組み合わせでも、向こうからしたら「何でこんな相手とやらなあかんの?」みたいな雰囲気を漂わす時があるんですよ、やっぱり。そういうとき「外したかな。。」と思って。というのはありますね。僕の場合はあんまり割り切ってできないですよね、そこらへんを。
先だってDEWEY牧野さんにインタビューさせていただいた際、ライブ以外の企画の面白さで競い合っているようなところがあると、お伺いしました。
それは、すごいウチの店の初期の話なんですけどね。牧野さんがどう思ってはるかはまた別なんですけど、こっちはそのつもり全くないんですよ。これは本当強く書いておいてほしいんですけど、DEWEYと一緒にするなと(笑)。うちの店でやってる面白企画と言うんですかね、ライブをしてないイベントって最近少ないですよ。このごろだと、トークのイベントをやったりぐらいですかね。
『トーク』ですか?
インターネットラジオでアクセス数の高い番組をされている人がいて、それの公開収録みたいなことをやってますかね。あと、自分がDJとかする訳じゃないんですが、レコードが好きなんですよすごく。ダメなレコードをね、100円とかで買ってしまうんですよね。「これ誰が買うの?」みたいなレコードを、面白がって家帰って聴いて、「何じゃこりゃ?」ってなるんですけど、レコード好きなやつって結構そういうことするんで。その自分が持ってるダメなレコードを持って来て皆で聴く、みたいな。そういう企画として「クズレコード祭り」というのをやってるんですけど、音楽マニアには反応が良くて。ツィッター上とかでもちょっと噂になったんです。具体的に言うと、例えば鳥の鳴き声だけのレコードとか、催眠術のレコードとか(笑)、今の時代やと企画として絶対通らんとCD化もされないようなレコードが、昔はぽんぽん売られてたんですよね。粗いものが。僕が結構そういうのを買っちゃうんで、そういうの買ってしまいそうなそこそこの人集めて皆で聴くんですけど、あれ結構面白いですね。あと、ライブをやるけど変わってるというのは、「酒豪集合」というイベント。
酒呑みイベントですか?
酒が強いもの順にブッキングするんですよ(笑)。これも苦肉の策なんですけど。あとは人間的にどうしようもないやつとか、音楽的にどうしようもないやつとか、割とそういう人がライブハウスって来るんですけど、そういうのを集めて、これも割とやってるんですけど、「クズ祭り」というイベントやってますね。
クズ祭り(笑)
クズ祭り1回目40人入ったんですよ(笑)。時代はクズを求めてんのかなと(笑)。自分自身も大分クズなんですけど、色んなタイプのクズがいて、まぁ面白いですね。
ステージ上で何かパフォーマンスされるのですか?
大体1人15分ずつくらい歌を歌ってもらうんですけど、奇を衒って来る人とかもいるし、歌っている自体が本当にダメな人もいるし。クズ祭り面白くてね、19:00に集合しろって言って、皆クズなんで、めちゃくちゃ遅れて来るか、逆にめちゃくちゃ早く来るかなんですよ。19:00に集合や言うてんのに、17:30くらいに来る奴もいるし、逆に21:00くらいに来る奴もいて、面白いんですよ。あと、今までやって成功したかどうかは別なんですけど、印象深かったのは「人妻ナイト」というのをやりましたね(笑)。出演者が人妻ばかりというだけなんですけど、風俗店的なチラシを作って配りましたね。確かに企画の面白さというので、どうこうっていうのはあるのかも知れないんですけど。
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